ソン・ウォンピョンのレビュー一覧

  • アーモンド

    Posted by ブクログ

    感動した!星5!
    映画の脚本演出を手掛けている韓国人ソン・ウォンピョンさんの作家としてのデビュー作。生まれながらに感情を持たないユンジェが主人公で、彼の視点から(感情がないゆえに)淡々と物語が語られるため、非常に読みやすく、まるで映画のようにシーンが頭の中に流れていった。文章の中にはあまり余白はなく、物語の内容や背景にそれがたっぷりある。

    感情がないために親しい人の死を悲しむこともできないのは周りから見たら可哀想であり、辛いことだと言える。しかし、その可哀想も理解できないのが彼なのである。幼くして凄惨な事件で身内を失ったユンジェはそれまでに母から習ったことを頼りに、できるだけ普通に溶け込める

    0
    2026年02月07日
  • アーモンド

    Posted by ブクログ

    人間は生まれた瞬間からさまざまな可能性を孕みながら成長していくが、人間を人間にするにも怪物にするにも愛が影響するのだなと感じた。
    読みやすい文調でストーリーもとても面白かったです

    0
    2026年02月06日
  • アーモンド

    Posted by ブクログ

    主人公は生まれつき偏桃体が小さく、怒りや恐怖を感じることができない16歳の男子高校生ユンジェ。通りがかりに袋叩きにあっている少年を見ても、無差別通り魔事件に巻き込まれ、目の前で祖母を殺されても、何も感じることがなく、自分自身が殴られ蹴られた時でさえ、痛みこそ覚えどそれ以上の感情はない。そんなユンジェを周りは異常者扱いする。母は、ユンジェの障がいを他人に知られないための独自教育をユンジェにするが、通り魔事件で植物状態となってしまう。唯一、祖母だけが「可愛い怪物」と呼んでユンジェのそのままを受け入れてくれていた。
    通り魔事件によって独りぼっちとなってしまったユンジェだったが、母が営んでいた古書店の

    0
    2026年01月29日
  • アーモンド

    Posted by ブクログ

    引き込まれるように読んだ。感情のない少年が、他人の感情を、その人の言葉や表情、行動から理解しようとしていく。

    0
    2026年01月26日
  • アーモンド

    Posted by ブクログ

    少年の成長の物語と言ってしまうにはあまりにもつらくて、時折「もう見てられない」と思うんだけど、やっぱり先が気になって、このひどい現状の先に奇跡や幸せが待っているのではないかと思ってしまって、ページをめくる手がとまらなかった。
    感情のない少年が、ゴニ、ドラ、博士、それぞれ全く異なる立場の周りの人と触れあうことによって、どうなっていくのか、是非読んで欲しい。

    0
    2026年01月13日
  • 三十の反撃

    Posted by ブクログ

    平凡、普通。だから、読みたくなる話
    ほとんどの人がそうだから

    アーモンドも、本作も読みやすかったです。

    0
    2026年01月05日
  • アーモンド

    Posted by ブクログ

    感情のない少年が、さまざまな人間と出会って成長していくストーリーにワクワクしました。周りで大なり小なり事件が起こるたびに、心臓をキュッとつかまれ、この後の展開はどうなるのかとハラハラしましたが、ハッピーエンドに終わって安心しました。海外文学も良いものですね。

    0
    2026年01月04日
  • アーモンド

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    非常に面白い作品でした。
    主人公の暗い展開から、ゴニが登場して、ゴニによる胸糞悪い展開が続いたが、2人の関係性の変化が非常に興味深かった。感情は言語化できるものが限られていると思っていますが、感情による社会形成は大きなものであるからこそ、難しいのだと感じた。

    個人的には、バッドエンドのまま持っていっても良かったのかなと思いました。(否定しているわけではありません!)

    0
    2025年12月08日
  • アーモンド

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    感受性が乏しいが愛を受けて育ったユンジェと、感受性豊かだが環境に恵まれなかったゴニ。友情を通してゴニは愛を、ユンジェは感情を獲得していく構図が美しい。
    作中に登場したフロム『愛の技術』とサリンジャー『ライ麦畑でつかまえて』が象徴的だ。

    0
    2025年11月26日
  • プリズム

    Posted by ブクログ

    不器用な4人の男女の恋愛模様。思い通りにならない人生を色々な視点から描いていてよかったです。映像化されたら、ホゲの絵がどうなるのか楽しみ。

    0
    2025年11月05日
  • アーモンド

    匿名

    購入済み

    何度も目に触れる機会があり、気になっていました。
    すごい衝撃を受けました。すごく力強い文章だと思いました。女性の作家さんだと知り驚きました。ほんと話に引き込まれていきます。

    #泣ける #アツい #感動する

    0
    2025年09月27日
  • 三十の反撃

    Posted by ブクログ

    不条理な社会の中で、なんとか辻褄を合わせて頑張ろうとする普通の人々。その想いが、三十歳の女性の視点から描かれている。世の中ますますおかしくなりつつあるが、希望を捨てずに頑張りたいし、若者たちにも前向きに頑張ってほしいと思えた。

    0
    2025年09月18日
  • アーモンド

    Posted by ブクログ

    生まれつき”感情を持たない少年”が
    沢山の人と出会い、感情を取り戻そうとする物語

    作中の多くの場面で、少年の優しさが伝わってきて、
    色んなことを経験して、徐々に感情を知っていく過程を応援するような気持ちで読み進めました。

    人の感情がわからなくて、不自由に感じることも多いはずなのに、諦めずに”相手の気持ちを理解しようとする姿”に少年の強さと自分を変えようとする勇気が伝わってきます。

    「どんな人も変わることができる」と教えてくれた作品でした!!

    0
    2025年09月17日
  • アーモンド

    Posted by ブクログ

    ずっと積読にしていて読めていなかった本。

    主人公は感情が感じられないけど主観が入らない分物事を公平に考えて人と接せられるし、喜怒哀楽が結びつかないからこそ感情が少しずつ増えるたびに形容詞が言語化されているのがすごくよかった。

    沢山の愛情を受け取ってきた一方で感情がわからない主人公に対して、愛情を受けられなかった一方で感情豊かな友人のゴニ。主人公がゴニに出会え、ゴニが主人公に出会えて本当に良かった。最後号泣しながら読んだ。

    0
    2025年09月12日
  • 三十の反撃

    Posted by ブクログ

    平凡な30歳の一人の女性が、歪んだ社会に小さな反逆を起こしていく中で自分自身を見つめ直し、主体的に生きられるようになっていく姿に共感した。

    0
    2025年04月16日
  • 三十の反撃

    Posted by ブクログ

    「世の中に変化を引き起こすために必要なのは、いたずら、あるいは遊びだ。遊ぶように、不当なところに一針を刺す。そうすればいつかは何かが変わり、だんだん広がっていくだろう。」と、自分たちを傷つけた人に、ささやかな反撃をしていく主人公たち。
    最終的に韓国社会は変わらないし、主人公たちの境遇も激変はしない。それでも「多少なりとも世の中を変えたい」と動くのっていいな、と思える読後感。
    ゴンユンとのエピソードは特に辛かったが、主人公が「心の中を隠さずにただ表に出すだけでも、何かを変化させることができる」と思えたことに勇気をもらった。
    挿入歌のように作中に登場する、明るく時に切ないジャズスタンダードと共に、

    0
    2025年03月16日
  • 他人の家

    Posted by ブクログ

    韓国の作家、ソン・ウォンピョンの短編集。短編なので、細切れ時間に読んで... なんて気楽に考えていたのですが、凄みのある内容で、「このテーマはどうですか、このテーマは....」と突きつけられる感じで、ページをめくる手が止まりませんでした。一気読みでした。この作家はすごい!不思議な世界に引き込まれました。非日常性、サスペンス的要素、底知れぬ深さも感じました。と同時に、ほんのりと希望や優しさも伝わってきます。

    家、家庭がモチーフとなっています。人間の本質に迫る部分、現代社会が抱える問題への提言もあります。

    タイトルにあるように「他人の家」をはたから見て読み進めているのに、読み終えると自分ごとと

    0
    2025年03月16日
  • プリズム

    Posted by ブクログ

    面白い!ソンさんの本は大好き!一度読んだ本はなかなか読み直さないけど、これは購入してコレクションしようか迷うほど...

    0
    2025年03月01日
  • TUBE(チューブ)

    Posted by ブクログ

    ソンウォンピョン3作目となりました。
    格差社会など現代の課題を個人の視点から、リアルに、そして繊細に描かれていて、非常に興味深かったです。

    0
    2025年01月02日
  • 三十の反撃

    Posted by ブクログ

    凪いだ海を眺めているような文章。春の冷たくもほんのり暖かい風を受けているような気分になります。もがき苦しむ30歳の女性が少しずつ、少しずつ成長していく物語。嫌なことを言われ、意地悪されても次の一歩がなかなか出ないもどかしさと、出合いによって殻を破っていくたくましさが良いバランスで表現されていました。最初はちょっと苦手な感じかなあと思っていましたが、小さな出来事と小さな反撃にのめり込みました。独特の構成でしたが、しっかり繋がっていて、最後はふわっと温まるお話で面白かった。大好き度❤️❤️

    0
    2024年11月14日