韓国のライターによる、女性としての生き方について。もしこの本を日本中の女性が読んだら、社会は大きく変わっていくかもしれない。
韓国の社会があまりにも日本と酷似していて(隣の国なのだからある程度は理解できるとしても)、ビックリした。夫の実家のキムチ漬けを手伝わなきゃいけないとか…名節には夫の実家に帰っ
...続きを読むて台所仕事をするとか。日本の盆正月と変わらない。
フェミニストというと反発をくらうけれど、誰も女性優位の社会を作ろうと言っているのではなく(言っている過激派フェミニストもいるけど)、男女がそれぞれ性別の違いで差別されることなく、抑圧されることなく暮らしていける社会をつくりたいと言っているだけなのだ、という部分には本当に同感だった。そして、1番の敵は自分の中にある「女としての、嫁としての義務感」だというのも。
バージンロードは「父親の所有物としての娘が新郎の所有物として引き渡される儀式」というところが目から鱗だった。慣習になっているから深く考えずにやっている人が大半なんだろうけど、その無意識こそが社会を形作っていく。私はもし今後結婚式をするとしても「白無垢」や「純白のウェディングドレス」は着ないしバージンロードを父と歩いたりも絶対しない、と決めた。