ソン・ウォンピョンのレビュー一覧

  • アーモンド

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    ────遠ければ遠いでできることはないと言って背を向け、近ければ近いで恐怖と不安があまりにも大きいと言って誰も立ち上がらなかった。ほとんどの人が、感じても行動せず、共感すると言いながら簡単に忘れた。
    感じる、共感すると言うけれど、僕が思うに、それは本物ではなかった。

    この言葉を見て考えさせられる部分がありました。
    誰だって口では何とでも言える。でもそれを純粋な心で思い、行動にできる者はどれくらいいるのだろう。
    「いつでも力になるからなんでも言ってね」だとか「あなたに何かあったらどんな時でもかけつけるよ」だとかこんな言葉を耳にすることもありますが、でももしその時がきて本当に助けようと行動に起こ

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    2026年05月03日
  • アーモンド

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    感情がないのを想像して小説を書くのは容易なことではなかっただろうな…。
    社会にはこんな人もいるのかと思うとむずむずした。怖いような…可哀想なような。
    主人公が少しずつ感じることができるようになっていくのを見て、感じることって幸せなんだなと思った。

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    2026年05月02日
  • アーモンド

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    韓国人の描くストーリーの特徴なのか、残酷な展開が多かった。失感情症というものをこの本で初めて知った。非行少年に対して偏見を持つことなく深く接することで、様々な感情を知っていく新しいストーリーでおもしろかった。

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    2026年03月22日
  • アーモンド

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    自分が今まで誰に何を思ってどう生きてきたのか考えさせられた
    子供ながらの繊細さ不器用さがすごく読み取れて、素敵な友情と簡単に言いきれない2人の関係性が良かった

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    2026年03月22日
  • 三十の反撃

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    注!
    ネタバレ設定にはしていないですけど、ところどころ内容に触れているので。
    気になる方は読まない方がいいかもしれません。





    生きることに疎外されてきた……、というより、自らを生きることから疎外されていたと思い込んでいる……、ていうかーw、ずっと生きることから阻害されてきたと思うことで、自らの不甲斐ない日常を「社会が悪いんだから仕方がない」とやり過ごしてきたが故に、自分しか見えなくなってしまった主人公の一歩前進二歩後退的な成長物語。
    ……と言ったら、怒られるんだろうか?(^^ゞ


    一歩前進二歩後退の成長だから、読んでいていろいろ苦い。
    でも、そういうエピソードは、読んでいるて意外にわ

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    2026年03月14日
  • プリズム

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    ずっと途中まで失敗のはなしかなと思って読んでいたけど最後に良かったな、になった なんか登場人物みんな前向きな意味で地に足がついてなくて良い

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    2026年02月15日
  • 他人の家

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    正確な文章を書きたいとおっしゃる作者。
    ずっと静かで落ち着いた、冬景色のような文章書く人だなと思った

    ●4月の雪
    なんの解決にもいたってないが、ここで終わるの?とは思ったが、ほのかに優しい

    ●怪物たち
    ほーん
    不妊の話読んでたら気分悪くなるナイーブさを兼ね備えたことに驚く

    ●zip
    題名センスがいい

    ●アリアドネの庭園
    若者と老人。見え方の違いが皮肉。

    ●他人の家
    ライトに読めて好きだった。現状に甘んじず、自分の絶対的な居場所、生涯過ごすことのできる場所の確保が大切であるように思えた。
    涼しいようで寒い、乾いたそよ風みたいな読み心地。

    ●箱のなかの男
    1番いいかも!

    ●文学とは何

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    2025年11月10日
  • 他人の家

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    離婚を決意した夫婦の家に民泊アプリで知り合った人が泊まりにやってくる『四月の雪』、働けなくなった夫を、双子の息子たちが殺すのではないかと妻が気を揉む『怪物たち』など、短編八編。どの主人公も、現在の暮らしに不足や不満を抱えていて、そうなった過去の出来事を憎んでいる。どうにか変えたいと思っている。けれど、変えられないのだから、折り合いをつけて、いや、折り合いをつけられなくても、生きていくしかないのだとわかっている。

    「そう言った瞬間、ヨンファは、今を後悔したり、引き返したりすることはできないのだと悟った。すべてのことを元に戻し、起こらなかったことにするのは不可能だった。だったら可能なほうを選び、

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    2025年07月26日
  • 他人の家

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    文化の違いというのでしょうか、登場人物の生活感、こだわりなど、何か違和感を感じながら読みました。
    韓国の小説は初めて読んだかも、です。外国(ヨーロッパ、アメリカなど)の小説を読んでも違和感はないのに、韓国は外国でない同じアジア圏と思うからでしょうか。かといって、自国ではないといった感じです。ストーリーの題材や展開が、新鮮で、私に偏見があったのかもと思いました。もっと国民性を知りたいと思わせてくれました

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    2025年05月17日
  • TUBE(チューブ)

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    失敗を繰り返し自死を試みたおじさんが人生を取り戻そうとする話

    下手な自己啓発本よりよっぽど自分を変えたくなる

    ぴったりはまるパートナーとの出会いは大きいんだろうな

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    2025年05月09日
  • プリズム

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    ある出会いをきっかけに、各人の心の中に愛と孤独と後悔が吹き荒れる。自身の不甲斐なさに打ちひしがれつつも、向き合えず目を背けてきたことに仕舞いをつけて少しずつ進んでいく様子が丁寧に描かれている。移ろう季節の描写もまた美しい。

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    2025年04月04日
  • 三十の反撃

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    まずは小さな反撃でいい。
    何も変えられないと思うのではなく、声を上げるところから始めなければ何も変わらない。
    特に日本人は多くの人が(私を含めて)、違うと思っても嫌だと思っても何も言い返せないように思う。

    周りが変わらなくても、世界を変えられなくても、小さな反撃をすることで「本当の自分」を守ってあげることは出来るかもしれないし、もしかしたら何かを変えるきっかけになることもあるかもしれない。
    何だってやってみないと分からない。

    ついいつも我慢しがちで耐えることしか出来ない私は、小さく声を上げることから頑張りたいと思うことができた。

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    2025年03月27日
  • プリズム

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    ネタバレ

    愛や恋の気付きに触れられる作品。
    この作者の季節の表現はとても繊細で好きです。
    まるで登場人物たちと一緒の空間にいるような気持ちで読めるくらい。

    人を好きになることやそれを伝えて結ばれやがて終わりを迎えてしまう恋愛の儚さがそれぞれの視点で読める点が面白い
    大人同士の恋愛ならではのすれ違う男女がリアルに描かれていて、少女漫画のようなキラキラとは違うけどなぜか憧れてしまうもどかしい恋愛模様だった。ホゲとイェジンの今後が気になる。
    アーモンドや30の反撃とはまた違う柔らかいストーリーだった

    あとがきにあるコロナ禍のことをあえて描かないという選択は大正解
    マスクがないからこそ輝く物語。
    コロナ禍か

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    2025年03月06日
  • TUBE(チューブ)

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    この本は、アーモンドの作者からの中年男性への贈り物。失敗してもまた始めればいい…。事業に失敗ばかりして、とうとう家族にも見放され、漢江に飛び込んで死のうと思ったキム・ソンゴン・アンドレアは、自殺の名所の大橋の上に立っていた。そして今回の自殺からからくも現世に後戻りをしたのは、あまりにも寒い漢江に吹く風だった。

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    2025年01月19日
  • プリズム

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    大人の恋愛、って紹介があったけど、確かに好きって気持ちだけでは前に進めない、それ以外の理由を作らないと関係構築できない不自由さが、大人というか歳を重ねた人たちの恋愛、という感じがした。

    空気感がすきな作品。

    2025.1.11
    9

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    2025年01月11日
  • 三十の反撃

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    アーモンドに続き、2作目のソンウォンピョン作品。

    アーモンドは成長譚であり、ワクワク感があったが、本作は平凡な人生をどう生きるかという少し哲学的な物語となっています。
    主人公の理不尽な社会への不満に対する機微に触れることができ、物語に引き込まれました。

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    2024年12月23日
  • 三十の反撃

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    普通の人にスポットを当てたものだからこそ主人公ジヘを身近に感じました。ジヘがこうありたいと理想を追求して行動を起こしたように、自分はどんな大人になりたいのか、そんな大人になるために今するべきことはなんなのか考えるきっかけになりました。
    ジヘのように私も1人になりたいと思う瞬間はあるけどなった瞬間、これでいいはずなのにこれを望んでいたはずなのに憤りを感じたり寂しいと感じたり。結局私も1人じゃないよと誰かに手を差し伸べてもらうのを待っているんだろうなと納得しました。

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    2024年12月18日
  • 三十の反撃

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    最後の「作者の言葉」まで読んで、この小説が実は、最初「普通の人」というタイトルだったことを知った。この作品のなかで「普通の人」とは、どういう人たちのことを言うのだろう。
    さぁっと読んだだけでは、主人公とその仲間たちは「普通の人」たち以下、或いは未満のように思えた。
    半地下、或いは子供と暮らすには絶対適さないような場所でしか住めない人たち。他人にいいように使われたり、調子のいい奴に騙されたり、盗まれたり、それでも黙って何事も無かったように働き、でも陰では泣き、愚痴や陰口を言い、そして自分自身を諦め否定しながら生きていく人たち。
    この小説の中で「普通の人」とは、例えばユ・チーム長、キム部長のような

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    2024年11月29日
  • TUBE(チューブ)

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    ネタバレ

    人生を意味づけることはできない。もし意味づけられるとすれば、一時的なものでしか無い。長期的な人生では誰にもどうなるのか分からない。
    だから、今日も明日も頑張ろうと思う

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    2024年10月13日
  • TUBE(チューブ)

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    冴えない中年男性のキム・ソンゴンは何もかも上手くいかず命を絶とうとするがそれすらも失敗。そんな彼がある日、過去の自分の写真を見て小さなことから自分を変えていこうと奮闘が始まる。

    藁プロジェクトという発想は面白かった。
    タイトルの意味は読んでいると分かって気持ちが高まるが、盛り上がりがったところでまた落としてくるところや登場人物の人物像にリアリティがある。
    帯文に書いてある心温まる物語ではないと思ったが、失敗と成功、喜びと挫折を繰り返すのが人生で一筋縄ではいかないけど僅かな希望も感じ、著者は世知辛さをユーモアを交えて書くのが上手いから軽やかに楽しく読めた。

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    2024年09月10日