ソン・ウォンピョンのレビュー一覧

  • アーモンド

    ネタバレ 購入済み

    話題のヤングアダルト……ということで読むのを後回しにしていたが読み出すと止まらず、遅読な私には珍しくあっという間に読了。感情を理解出来ないという主人公の語り口が淡々としており、不必要な描写がなく、結果的にかなり読みやすく仕上がっている。

    いやあ……海外文学を読んでいると度々遭遇する理不尽な暴力に、誰も彼もがぶち当たって、そのたびに涙が溢れて止まらなかった。主人公は愛が理解出来ないというが、母や祖母の愛でもってよほど人間らしく育っていると思う。
    偶々愛情と疎遠になってしまったゴニが周囲の人々によって怪物になろうとするのはどうにも痛々しく、悲しい。よくある事なんだけど、本来はとても素直な子供が環

    #切ない #ドキドキハラハラ #感動する

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    2024年08月13日
  • 三十の反撃

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    主人公ジヘの行動力が変わっていく姿が印象的で、
    読んでいくにつれ面白くなり、結末も素敵で圧倒的だった。
    印象的なセリフが多く、心に残る素敵な物語に出会えて良かった。

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    2024年08月04日
  • 三十の反撃

    購入済み

    面白かったのです。時間をおいて読んでみると、いろいろと感想が変わりそうな作品。
    タイトルから感じるような痛快さはそれほどないけれど、考えさせられる内容でした。

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    2024年07月03日
  • 他人の家

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    ネタバレ

    非常に良かった。
    「正確な文章を書きたいんです。辞書的な意味ではなく、あくまでも主観的な正確性という意味での。独創的でありながらぴたりと合うような。」
    『アリアドネの庭園』は未来の日本を見ているようで怖かった。

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    2024年04月04日
  • プリズム

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    かかえた過去
    すれ違い
    プライド
    素直になれない
    そんな20代30代4人の男女の恋の物語。
    とてももどかしくなるけれど、4人の思いや心情が順番につづられ、それぞれの思いに共感してしまう。

    ソン・ウォンピョンさんの透明感のあるすっきりした文章がとても素敵で、好きです。

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    2024年03月18日
  • 他人の家

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    ソン•ウォンピョンさん3冊目。毛色の違う短編たちで、どれも面白かった。「zip」「箱の中の男」「他人の家」「アリアドネの庭園」が好み。「zip」は自分の話かと思うくらい共感。「箱の中の男」はユンジェが出てきて嬉しかった。話の内容も、考えさせられるものだった。韓国って、日本と似たところが沢山あり、でも違うとこともあって面白い

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    2023年04月29日
  • プリズム

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    【この恋が永遠では無いからこそ、出逢いと別れを繰り返せ】

    ソウルで暮らす四人の男女の一年間の出逢いと別れを、四者四様の愛の形の物語。

    愛は始まるのと同時に終わりをじっと見つめなければならない。
    偶然、始まった出逢いからの恋愛は、その刹那さ故に思いがけぬきっかけで脆く壊れてしまう。
    その結果、残るのは心の傷と痛み。
    そして有り余る後悔。
    だが、そんなに傷ついても尚、人はいつの間にか別の恋愛を始めてしまう。
    その繰り返しの中で、繋がって断ち切って、人は誰かと関わって生きていく。

    そのサイクルの中に恋愛の本質が隠れているのだ。

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    2023年04月20日
  • アーモンド

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    他者との関わり合うこと、共感するとは、人を愛するとはどういうことなのか、どうあるべきなのか、主人公と一緒になって深く考えさせられました。
    本の中で起こる出来事は、私の頭をガンガン殴られるような感覚で辛い気持ちになったけど、最後には希望に繋がる素敵な作品でした。
    また時間を空けて再読したいと思います。

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    2026年07月11日
  • アーモンド

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    文章からとても映像が見える。
    作者の方が元々映画監督だと知って納得。

    これ映画化したらとても面白いなと思ったけれど、小説だからこその余地も美しいなとも思う。

    登場人物たちの仕草や行動、表情などとても映像的。
    だからこそ、失感情症の主人公の独白も映える。

    最初は感情を感じない主人公だったが、少しずつ、様々な人と出会い、感情と出会っていく。

    受動的だった主人公がだんだんと能動的になっていく。
    やり方を真似てきた主人公が、自身で選び取っていく。

    感情というものについて、ずっと考えてきた主人公が、感情と向き合い、時に感情に振り回されながらも、自分を愛して、他者を愛していく姿はよかった。

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    2026年07月01日
  • アーモンド

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    感情がうまく出せないから、強い ブレのない気持ちがあるってカッコいい
    ユンジェがゴニと出会えて本当に良かった…

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    2026年06月24日
  • アーモンド

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    著者があとがきで、人間が人間にするのも怪物にするのも愛だ、と書いていて正にそうゆう物語だと思った。愛を注ぐ対象は他人だけでなく、自分もあるし、情熱を持って取り組む何かもあるだろう。愛があるのと無いのとでは見える世界も全く異なるし、売っているものでもなければ、買えるものでもない。本当は一番に尊く大切なものなのであることに気付かされたシンプルで深いストーリーだった。

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    2026年06月21日
  • 三十の反撃

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    『三十の反撃』って、反撃の手段が三十ある話だと思ったら、三十歳の主人公たちの反撃の話だった。
    何に対する反撃かというと、格差の固定化やそれに伴う様々な搾取、そして日常を覆う閉塞感などに対する反撃。

    正直言って、反撃というほど大きなものではない。
    ちょっとしたうっぷん晴らしを、正義感というお題目付きで行う。
    そんなことで世の中は変わらないけれど、一人一人が小さな不満を腹の中で発酵させて膨らませていくのではなく、きちんと言葉や態度で表明していけば、そういう人が増えたら、世の中少しは変わるかも。
    少なくとも、自分のことを卑下して小さくなっていることはなくなるかも。

    という話なんだと思う。
    が、「

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    2026年06月20日
  • アーモンド

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    女性三代、もしくは親子二代のお話と思いきや、主人公はすぐにひとりぼっちになり、でも悪ガキのゴニが現れて、異性のドラも登場して別フェーズに、そして大団円、映画一本みた気分でした。

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    2026年06月07日
  • アーモンド

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    通り魔のシーン、頭の中で想像出来るくらいリアルで、不謹慎ながらも面白いと感じてしまった。
    ユンジェ目線で書かれているから、感情を書き分けられないが故の生々しさがリアルに綴られていて、読書で初めて興奮に近い感覚を味わいました。

    ニュアンスですが
    ''人間は、感じても行動せず、共感するといいながら簡単に忘れる''
    この一節、図星をつかれた。

    確かに、SNS時代で「感じる」ことがほんの一瞬のイベントになってしまっている。
    感じたことを共有したり書き残して、自分のものにして、忘れないようにするっていうのは、人間である以上やるべきことなんだなあ。と感じました。

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    2026年05月29日
  • プリズム

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    好きな作家さんです。

    友情とか愛情とかいろいろありますが
    それに捕まえられてしまうのではなく
    自分自身で選んで流れていく人達の物語。
    恋愛小説というほどの濃さはない、さらっと
    終わる物語です。

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    2026年05月26日
  • アーモンド

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    主人公が特別なわけでもない、誰もがの愛と成長物語。また、過去にも海外作家による小説を読んだことがあるが、こんなにも原文で読みたい(読めたらな)と思ったのは初めてです。

    今後、〝本〟というものについて問われたら、引用させてもらいたい。
    『本は、僕が行くことなできない場所に一瞬のうちに僕を連れて行ってくれた。会うことのできない人の告白を聞かせてくれ、見ることのできない人の人生を見せてくれた。……本は空間だらけだ。文字と文字の間も空いているし、行と行の間にも隙間がある。僕はその中に入っていって、座ったり、歩いたり、自分の思ったことを書くこともできる。……』

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    2026年05月13日
  • アーモンド

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    ────遠ければ遠いでできることはないと言って背を向け、近ければ近いで恐怖と不安があまりにも大きいと言って誰も立ち上がらなかった。ほとんどの人が、感じても行動せず、共感すると言いながら簡単に忘れた。
    感じる、共感すると言うけれど、僕が思うに、それは本物ではなかった。

    この言葉を見て考えさせられる部分がありました。
    誰だって口では何とでも言える。でもそれを純粋な心で思い、行動にできる者はどれくらいいるのだろう。
    「いつでも力になるからなんでも言ってね」だとか「あなたに何かあったらどんな時でもかけつけるよ」だとかこんな言葉を耳にすることもありますが、でももしその時がきて本当に助けようと行動に起こ

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    2026年05月03日
  • アーモンド

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    感情がないのを想像して小説を書くのは容易なことではなかっただろうな…。
    社会にはこんな人もいるのかと思うとむずむずした。怖いような…可哀想なような。
    主人公が少しずつ感じることができるようになっていくのを見て、感じることって幸せなんだなと思った。

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    2026年05月02日
  • アーモンド

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    韓国人の描くストーリーの特徴なのか、残酷な展開が多かった。失感情症というものをこの本で初めて知った。非行少年に対して偏見を持つことなく深く接することで、様々な感情を知っていく新しいストーリーでおもしろかった。

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    2026年03月22日
  • アーモンド

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    自分が今まで誰に何を思ってどう生きてきたのか考えさせられた
    子供ながらの繊細さ不器用さがすごく読み取れて、素敵な友情と簡単に言いきれない2人の関係性が良かった

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    2026年03月22日