奥野克巳のレビュー一覧

  • 何も持ってないのに、なんで幸せなんですか?

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    幸せってなんだろう?お金をたくさん持っていること?結婚して家族をつくること?権力を持って人の上に立つこと?
    多分今挙げたものは全部正解だし、全部間違っている。つまり、これが幸せ!と決まったものはなにもないのだ。

    だけど、多くの人は自分、ないしは世間一般がイメージする幸せのかたちを追い求め、他人と比較して一喜一憂する。端から見ると自分で自分の幸せがなんなのかわかっていない滑稽な人に思えてまったく幸せそうじゃない。
    でもこの本を読めば、幸せってなんなんだろうと悩んでいることがバカバカしくなることは間違いない。

    私自身は特に目的もなく、会社の同僚に「おもしろかったから読んでみて!」と薦められて読

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    2025年07月26日
  • 何も持ってないのに、なんで幸せなんですか?

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    私たちの常識では届かない幸せ
    社会について色々考えさせられた一冊
    プナンの暮らしは幸せそうだなと羨ましくも思った。
    考え方が自由に気楽になれました。感謝
    (下ネタが多いので、カフェで読みにくかった笑)

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    2025年07月07日
  • ひっくり返す人類学 ――生きづらさの「そもそも」を問う

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    学ぶとは何なのか、貧富の格差や権力の集中はどうして起こるのか、心の病はどうして起きるのか、人の死にどう向き合うべきなのか、人と自然はどう関わるべきなのか.何とも捉えどころのない質問に、ある程度的確な答えを提示する内容の本だ.現代社会でよく見られる問題ばかりだが、著者は狩猟民族のプナンやその他の原始民族へのフィールドワークから答えを導き出そうと思索している.学びという概念がない、ありがとうという言葉がない、権力者が存在しない、死を忘却して関知しない、人間と自然を別のものと捉えない.これらの状況が存在することは本書を読むまで気がつかなかったが、人類の祖先に近い生活を未だに営んでいる狩猟民族にその原

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    2025年03月06日
  • 何も持ってないのに、なんで幸せなんですか?

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    我々は日頃から駆り立てられて無理している。

    我々が決めて作り上げたルールとか制度がまずあって、みんながそれに従うべきだというある種の同調圧力の中で暮らす。日本は地獄か。
    なにか良く無いことが起きれば、彼らはそこから遠ざかろうとするだけ。それは遊動民ノマドならではの性質。

    そもそも誰かになにかをお願いする側に回らなければいい。人に依頼しないで済むポジションを死守したいと思う。
    偉くなってしまうと非常に組織的な軍隊の上官のようにならざるを得なくなって行く。やだ。

    荷が重く感じると丁寧に断る。

    抽象的なことを考え出すとつらくなってくる。

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    2025年03月02日
  • ひっくり返す人類学 ――生きづらさの「そもそも」を問う

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    人類学に学生時代ふんわりとしか触れてこなかった身からすると、とても読みやすく、面白かった!ちくまプリマー新書、やはり良い。
    単純に「同じ地球上でこんなにも異なる文化が育まれているんだ」という驚きと、「いま自分が抱えているモヤモヤはこの社会に特有の文化的葛藤なのか」という気づきとそこから抜け出すきっかけを授けてくれる、そんな側面を持つ学問が人類学なんだなあと勉強になった。
    当たり前を疑う、前提を見つめ直す、という行為は、当たり前や前提が異なる「なにか」をヒントにすると少し難易度が下がるというか、やりやすくなる。そのためにも、未知のものを知る、触れてみる、できるなら体験する、ということは重要なんだ

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    2025年02月17日
  • これからの時代を生き抜くための 文化人類学入門

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    自分の置かれた環境をメタ認知する為の引き出しを増やしたいと思い読書。

    様々な風習を持った人々の営みも面白く読んだが、一番印象に残ったのは「私達」や「人権」という概念の捉え方が場所・時代により異なる事だった。

    私を拡張して私達と呼ぶ時、普段私たちは家族・村・地域・国など人を中心に捉えているが、そこにある動植物なども含めて考える事もできる。
    人新世という、人が環境を変えてしまう時代において持続可能性を考えるには動植物、環境まで拡張して私達の事を考えるパラダイムが必要だと思った。

    また、地域によっては川など自然物に人権を認め、その権利侵害に当たる開発を差し止める例もあるという。マイノリティな

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    2025年02月08日
  • ひっくり返す人類学 ――生きづらさの「そもそも」を問う

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    日本で暮らす中で「当たり前」だと考えられていることが、別の国・地域ではまったく違っている例が示されており、読みながら自分の中の「そもそも」を問い直していける、おもしろい内容でした。

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    2024年12月26日
  • はじめての人類学

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    人類学の基本視点を通じて「生」を捉え直す旅へと誘う。
    マリノフスキーは社会や文化を「生の全体」として捉え人間の行動がいかに相互に結びついているかを明らかにした。
    ストロースは表面の多様性の背後に潜む「生の構造」を探り普遍的な秩序を解き明かした。
    ボアズは多様な文化の中に「生のあり方」を見出しそれぞれの独自性を尊重した。
    そしてインゴルドは固定されたものではなく常に変化し続ける「生の流転」に注目した。
    これらの視点を通じ奥野は私たちに問いかける――「生」とは何か。その問いに向き合うことで、人間の本質や社会の在り方に新たな視点を得られるだろう。
    外部という言葉が使われいる。知らない街に降り立つこと

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    2024年12月24日
  • ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと

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    拡大成長を志向することへの違和感や細かいレイヤーでの他人との比較で存在を確認する暴力性などに対する一つの回答。肥大化した自我を持て余してる現代人には眩しすぎるプナンのありよう。

    人間たらしめる根源的な生存への希求である相互扶助の在り方に希望をみた。
    「熱帯のニーチェ」という原題の通り、各章にニーチェの引用があり、それは少し難しくて今の私には理解が及ばなかったが、文化人類学と哲学の組み合わせに目の前が開けた感覚があった。

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    2024年12月14日
  • はじめての人類学

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    人類学100年の歴史がざっくり掴めます。マリノフスキ、レヴィストロースは聞いた事がありましたが、ボアズ、インゴルドは初めましてな感じでした。狭くなった地球で、どう人類学が発展していくかは興味があります。

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    2024年12月07日
  • ひっくり返す人類学 ――生きづらさの「そもそも」を問う

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    ネタバレ

    人類学は「そもそも論」が得意. 遠く離れた場所では我々と同じ前提を共有することがない他者が存在し, 彼らは異なるアプローチでその問題に対処している. それらを知ることで, 「すでに分かっていると思っていること」の基礎を崩し, より上位の大きな問いにたどり着くことが可能となる.

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    2024年11月16日
  • ひっくり返す人類学 ――生きづらさの「そもそも」を問う

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    【学校について】
    人から教わるという発想がなく、人がやっているのを見て学ぶ社会がある。
    彼らは学校を必要と感じていなくて、授業に参加してもずっと座っているだけだと感じるし、宿題を忘れたら怒られ、いじめに遭うこともあり、次第に学校に行かなくなるが、困らない。

    この話は大人になった今、すごく納得できる。
    どれだけ英語の文法を勉強しても、ネイティブスピーカーと話すことに不慣れで抵抗があると使い物にならないし、逆に文法はめちゃくちゃでも話すことに慣れていて、意思疎通ができている人が周りにいて、「学校の勉強って何だったんだろう…」と思うことが多い。

    社会に出て求められるのは、知識ではなく考え実践

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    2024年10月14日
  • ひっくり返す人類学 ――生きづらさの「そもそも」を問う

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     ちくまプリマー新書であるため、内容は整理整頓され、わかりやすい。
     本書の目的は、世の中に蠢く様々な問題に対して、他民族の視点から見つめ、考え直すことだ。それはある意味マルチバース的な視点なのかもしれない。
     我々に必要な、ありとあらゆるレンズを手に入れる方法を、人類学を通してキッカケをくれる一冊である。

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    2024年10月06日
  • はじめての人類学

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    参与観察
    実際に参加・参与しながら観察をしてデータを収集する調査研究の手法
    構造とは要素と要素間の関係とそれからなる全体であって…一連の変化過程を通じて不変の特性を保持する
    仏教のサマーディの音写の三昧
    徒歩旅行と輸送
    アリとクモ
    人類学の探求の技術、現在生じていることに次々に即応できるように知覚を研ぎ澄ますこと、世界との関係を調整すること
    人間の生と会話する
    普段の思考の外部へと連れ出してくれる

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    2024年07月20日
  • 人類学とは何か

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    難しい。。
    解説にも書いてあるように意見があっちこっちに散らばっていて一貫性を持って読むのがなかなか困難
    また、本書全体を通して主張されている人のある面を切り出してみるのではなく一つのものとして捉えるという考え方もなんなく納得できる気はするものの理解は難しい

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    2024年04月20日
  • マンガ人類学講義 ボルネオの森の民には、なぜ感謝も反省も所有もないのか

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    人類学、面白い!
    自分のバカ狭い世界は、たくさんあるうちのたったひとつの世界だと教えてくれる。
    これがほんとの「多様性」だ!と、思った。
    ボルネオの民の社会では、私は生きてけるかな…。

    本書はマンガで、理解しやすいんだけれど、最後の解説が私には難しかったかな。


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    2024年03月17日
  • ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと

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    立教大学で教鞭を取る文化人類学の著者がプナンという狩猟採集民族について書いた本。

    プナンとは、ボルネオ島(マレーシア、インドネシア、ブルネイの三つの国から成る)に暮らす、人口約一万人の狩猟採集民である。彼らは今日でも、資本主義社会の一端に巻き込まれながらも伝統的な社会を持ち続けている。

    本書で紹介される通り、彼らの生活は我々の生活と何もかもが違う。
    プナンの社会には、「おはよう」もないし、「ありがとう」もない。「ごめんなさい」もなければ、時間という概念もない。ないない尽くしである。

    プナンは常に生活をひとつの共同体で完結させているので、我々が使う交感言語(伝達機能を持たないが、一体感を生

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    2023年12月16日
  • ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと

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    海外で仕事をすると、なんでこんな事がわからないんだ、なぜこうしてしまったんだ、と相手に対して思うことがある。
    自分が育ってきた極小な世界から抜け出して本当に他者のカルチャーを、単純に面白がり、敬意を持って接する大人になりたいものだ、、、と思った。

    そして、それは遠くに行かなくても、親きょうだいでも、直面することなんだな。。。

    大いなる正午。に妙に関心。

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    2023年10月12日
  • ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと

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    現代社会でがんじがらめになっている、そんな人たちが読んだら概念ぶち壊される、そんな本

    国が違えば、価値観は変わる
    時代が違っても、価値観は変わる

    そんなことは知っていたけど、国どころじゃない、民族であっても、価値観は変わる
    そういったことに何故気付けなかったのかと自分の思考回路の狭さに呆れ果てました

    ニーチェも気になる、そんな作品

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    2023年10月09日
  • はじめての人類学

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    本屋で購入

    マリノフスキー
    レヴィストロース
    ボアズ
    インゴルド
    を紹介しています。分かりやすい

    参与観察している研究者の日記って面白くて好きなのですが、マリノフスキーが元祖だったとは

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    2023年10月01日