【感想・ネタバレ】はじめての人類学のレビュー

あらすじ

「人間の生」とは一体何なのか。今から100年前、人類学者たちはその答えを知ろうとしてフィールドワークに飛び出した。マリノフスキ、レヴィ=ストロース、ボアズ、インゴルドという4人の最重要人物から浮かび上がる、人類学者たちの足跡とは。これを読めば人類学の真髄が掴める、いままでなかった新しい入門書!

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Posted by ブクログ

入門書なので当然だが、この本を読んで人類学が俯瞰できるわけでもないし、難しくてわからないまま終わるところもある。
でも、人類学は何を学ぶ学問なのか、なぜ必要とされているのか、著者の熱量がとても伝わってきた。
人類学の基礎知識がなくても、深く学ぶ気がなくても、今の自分の生き方を振り返るきっかけとして、とても良い本だと思う。文量もライトで読みやすい。
個人的にはもっと色々な人類学の本を読んでみようと思わせてくれるきっかけになった。

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2024年10月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

一言要約:人は何故「生きづらさ」を感じるかに「we」で向き合う学問

人としての倫理や道徳こそが社会を構成する我々の「構造の骨格」であり、これらは時代や環境、条件に合わせて組み替えが起こるものと捉える一方で、超マクロに(時間・空間を拡大して)見れば不変である
この骨格構造内で生じるミクロ変化が「理(倫理や道徳)から外れる」ことが起きれば社会の歯車がずれて問題が噴出すること、これが昨今の企業の不祥事などであろう
自分たちの行いがマクロで見た際に根底の倫理や道徳を外していないものであるのかの自戒が必要であり、ここに人類学が示唆を与えてくれると考える

後半のまとめがことごとく刺さったが、人類学の変遷も三現主義を欠いた在り方から現地に赴くエスノグラフィへ、自身の目で確かめる現実主義、そして人を「研究対象」として見るのではなく自分たちと同じweと捉える「現物」化(彼らも自分たちと同じ生きている)、これがインゴルドの主張で信念、人類学を本質的な域へと戻し上げた偉業なのだろうと思慮

人は何故学び、知を探求するのか、全て現状への「不満」つまりは「生きづらさ」を解消し、より良く(楽に)がその答え(本質目的)と捉えた
この答えは結局は自分の中にしかないのだろうが、自分を「I」としてしか捉えていないとおよそ見つけられなく、他者から見た自分、つまり「me」や、他者を含めた自分「we」で捉える、この脳内回路を形成するにも、人類学は多くの示唆を与えてくれると感じた
元来、人は社会的な存在(一人では成り立たない)であって自然の中で生きる生物的な面を分断する二面的な捉え方に異議を唱えた姿勢には強く共感する
まさに自身が人類学に関心を抱いたポイントで、科学的な経済学に心理学が加わって行動経済学となったように、社会学的な「人」と生物学的な「ヒト」を一元的に考えることが多様化する現代に必須な姿勢と確信している

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2025年04月15日

Posted by ブクログ

人類学における4人の巨人を中心にどのような考え方が主流として扱われてきたのかについて述べている。
本質的に人類学とは相対的哲学なのかなと思ったし、大袈裟かもしれないが誰しもが普段の生活の中で「内部」と「外部」を意識することで人類学的な参与観察に似た過ごし方ができるんじゃないかと思った。

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2024年03月09日

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人類学とは、人間について研究する学問で、国により分類が多少異なるということを冒頭で知ることができます。
イギリスでは、「自然人類学」「先史考古学」「社会人類学」の3つで構成されています。アメリカでは、上記3つに加えて「言語人類学」が加わるそうです。
フランスでは、社会人類学を「民族学」と呼ばれてきたそうです。
この人類学を年代別に重要な役割を果たしてきた人物を紹介すると共に、その書籍から何を導き出してきたのかを知ることができます。
クロード・レヴィ=ストロースさんと、ティム・インゴルドさんの名前は聞いたことがありましたが、ブロニスラフ・マリノフスキさんやフランツ・ボアズさんは存じ上げませんでした。それぞれの学者が残してきた書籍は、参考文献として掲載されています。本書を手に取り人類学に興味を持った人への道案内にもなっています。
最高にかっこいい学問の一つ人類学を学びたくなりました。

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2023年09月17日

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人類学の基本視点を通じて「生」を捉え直す旅へと誘う。
マリノフスキーは社会や文化を「生の全体」として捉え人間の行動がいかに相互に結びついているかを明らかにした。
ストロースは表面の多様性の背後に潜む「生の構造」を探り普遍的な秩序を解き明かした。
ボアズは多様な文化の中に「生のあり方」を見出しそれぞれの独自性を尊重した。
そしてインゴルドは固定されたものではなく常に変化し続ける「生の流転」に注目した。
これらの視点を通じ奥野は私たちに問いかける――「生」とは何か。その問いに向き合うことで、人間の本質や社会の在り方に新たな視点を得られるだろう。
外部という言葉が使われいる。知らない街に降り立つことで異なる視点を感じることで今の「生」が見えてくる。観光地巡りでなく寝そべっていて見えてくることがある。

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2024年12月24日

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人類学100年の歴史がざっくり掴めます。マリノフスキ、レヴィストロースは聞いた事がありましたが、ボアズ、インゴルドは初めましてな感じでした。狭くなった地球で、どう人類学が発展していくかは興味があります。

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2024年12月07日

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参与観察
実際に参加・参与しながら観察をしてデータを収集する調査研究の手法
構造とは要素と要素間の関係とそれからなる全体であって…一連の変化過程を通じて不変の特性を保持する
仏教のサマーディの音写の三昧
徒歩旅行と輸送
アリとクモ
人類学の探求の技術、現在生じていることに次々に即応できるように知覚を研ぎ澄ますこと、世界との関係を調整すること
人間の生と会話する
普段の思考の外部へと連れ出してくれる

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2024年07月20日

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本屋で購入

マリノフスキー
レヴィストロース
ボアズ
インゴルド
を紹介しています。分かりやすい

参与観察している研究者の日記って面白くて好きなのですが、マリノフスキーが元祖だったとは

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2023年10月01日

Posted by ブクログ

哲学や思想などリベラルアーツ系の本を読み進めていると、いつのまにか「文化人類学」と呼ばれる分野に手を出していることに気づきました。

レヴィ=ストロース、マルセル・モース、グレゴリー・ベイトソンなど、思想界にその名を残す文化人類学者は数多く存在します。

なぜ私たちは人類学を学ぶのか。

本書はそのヒントを教えてくれます。

本書では、マリノフスキ、レヴィ=ストロース、ボアズ、インゴルドの4名を取り上げて人類学の系譜を辿ります。

彼らの偉大な功績は、未開の部族の中に入り込んで、外部に学び、西洋を中心とする社会を批判的に見つめたこと。

日本の柳田國男も近代社会を憂いて、民俗学を創始したと伝えられています。

先人が持った危機感を受け継いでいくこと。

それが、人類学を学ぶ意義ではないか。

入口としておススメです

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2025年11月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

マリノフスキ、レヴィ=ストロース、ボアス、インドルドの4人を深掘りすることで、人類学の歴史を読み解いた本。
正直個々人の説いた主張など書いてあることの多くを理解することができなかったが、マリノフスキからフィールドワークによる研究が人類学の調査研究の手法の1つとして確立されたこと。
それぞれ、自分たちの慣れ親しんだ「内部」から抜け出し、未開で野蛮な「外部」に身を置くことで、内部と外部の差異を研究したことが共通しており、これこそが人類学というものなのか?と思った。

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2025年10月05日

Posted by ブクログ

文化人類学の流れを知りたくて読んだ。
マリノフスキ、レヴィストロース、ボンズ、インゴルドの四章に分かれており、流れをつかむのにちょうどよい入門書であった。何回か読み返したい。

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2025年09月30日

Posted by ブクログ

人類学という学問は20世紀前半から盛んに研究されるようになった。その考え方の変遷がまとめられた本。
最近の学問だったのか。


・重要人物
ブロニスワフ・マリノフスキ:生の全体
クロード・レヴィ=ストロース:生の構造
フランツ・ボアズ:生のあり方
ティム・インゴルド:生の流転

・変遷
15世紀:大航海時代、海の向こうの世界と出会う、「他者」についての学問が始まる
17、18世紀:人間の本質、人間社会の成立への関心が高まる
19世紀:進化主義的な考え方が広まる
20世紀:フィールドワークによる新しい人類学が始まる


・機能主義:文化の見取り図
制度や慣習の機能を、文化と社会の関連において解明する。様々な「部分」が、「全体」に対してどのように働いているのかを探り、全体がどのように成り立っているのかを理解しようとする。

・参与観察:
現地の人々が働いたり話をしたり、儀礼をおこなったりしているところに実際に参加しながら、他方で観察を行ってデータを収集する調査研究の手法。
参与だけで観察するのが疎かになると十分なデータが得られない。観察ばかりに徹して参与をしないでいると、中途半端な見通しだけで現地の人を理解してしまうことになりかねない。


・構造主義:
私たちが生活している社会や文化の背後には、目に見えない構造があり、人間の活動はその構造によって支えられている。人間の精神は進歩するのではなく、最初から完成してしまっている。
遠く離れた辺境の地に住む人たちを未開人(文明から取り残されている人)と見下してきたが、それぞれの社会に「生の構造」がある。


・クリスマスの起源
古代ローマやケルトなどの異教の祭り。太陽の力が弱まり、秋が深まる時期に、死者が生者を攻め立てるように夜が昼を脅かす。その時期に死霊に贈り物をしてあの世にとどまってもらう。それが、いい子にしていると家の外の闇から贈り物を与えてくれる存在に取って代わるようになった。
人類の普遍的思考:野生の思考

・(ボアズ)文化とは環境との関連や移住の経緯、隣接する文化からの借用など、歴史の積み重ねによって形成されるもの。
文化相対主義:すべての文化には価値があり、そのすべてに経緯が払われるべきである。


・菊と刀
欧米の「罪の文化」:善悪の絶対的な基準を用いて良心の啓発を説く
日本の「恥の文化」:世間の目によって自分の行動を決める

・(フィールドワークのインフォーマント/情報提供者が作り話をしていたことが後々発覚した事件)
フィールドにおける真実というのは、いったいどこにあるのでしょうか。何が真実で何が嘘であるかという判断は、どのようになされるべきなのでしょうか。嘘や冗談を見極めて人類学者が真実に接近するためには、いったいどんなことをしなければならないのでしょうか。


・(インゴルド)人類学とは、世界の真っただ中に分け入って、人々「とともに」考えること。
フィールドの人々は情報提供者としてのみ位置づけられることが多い。調査した人々「について」語る。
ではなく、フィールドで人々「とともに」研究することが生きる方法を探る人類学。


・人類学は、それを真剣に学ぶならば、私たちをふだんの思考の「外部」へと連れ出してくれます。
外部というのは、知らない町や県、これまで行ったことがなかった国や地方、身近にありながら触れることがなかった集会や店。新たに興味を持った昆虫や土や山塊の世界だけでなく、風や宇宙など森羅万象まで開かれています。
実際に出かけてみて体験してみると、当の「外部」は、訪れる前に思い描いていたのとは違っていることに気づくでしょう。そしてそのことを手掛かりとして、自分自身の生の問いをより一層深められるでしょうし、自己を変容させていくこともできるでしょう。

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2025年08月17日

Posted by ブクログ

文化人類学ぐらいしか馴染みがないけど、一体「人類学」って何をしているの?と思って手に取った一冊です。

本書では。人類学における四人の重要な人類学者、マリノフスキー、レヴィ=ストロース、ボアズ、インゴルドの紹介を通じて、人類学とは何なのか、主に20世紀の歩みを辿っています。

それぞれの人物の人生や人類学への歩み、どのようなことを考えたのかなどが順番に紹介されていくだけで、最後まで読み進めていっても、この本を読むきっかけとなる「人類学ってどういう学問なのか?」にはなかなか辿り着かない。と言うよりも全然分からない。
でも、終章の「これからの人類学」で、そこまでの流れを総合して人類学のこれからと今後のがまとめられている。ここで、ようやく少し「人類学って何?」に対する答えが見えてくる。そういう意味では、「はじめに」の次に、終章を読んでから、四人の中から興味のある人を読んでいくような読み方が良いような気がした。

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2024年10月24日

Posted by ブクログ

これまで意識していた、哲学など既存の社会学は、人類学という形に変化していることがわかりました。人は、知らないことを畏怖します。しかし、それを積極的に捉えることはしません。でも、好奇心があるから畏怖する。この矛盾の一つの解かもしれません。

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2024年05月06日

Posted by ブクログ

はじめての人類学 奥野克巳

人類学者の紹介と、彼らが人類学者としてどんな実績を積んできたかが章ごとに説明されている。

ぶっちゃけ難しくてよく分からんかった。笑

最終章に全てまとめられているので、初めに最終章を読んでから、序盤に戻り、掘り下げて読んでいった方が分かりやすいかも…。

人類学とは、自民族以外の民族を研究する学問である。
フランスでは「民族学」と呼ばれている。
日本の「民俗学」とは違う。

序章を読んで気づいたのが、この本を手に取った私の根本的な勘違い。
もっと、精神論的な「人類とは」みたいな研究かと思っていたよ笑
そういったものは、やはり哲学や精神分析論とかになるのですかね。

ですが、手に取った以上は、読みます!!笑

【ブロニスワフ・マリノフスキ】キリリとした丸眼鏡の若干頭の薄いイケおじ。
ポーランドの学者。
彼は、フィールドワークの実践を提唱した。
頭でわかっていても、実際そこに行って住み始めると、現実は違うということです。

【クロード・レヴィ=ストロース】四角い黒縁眼鏡の頭の薄い国会議員とかにいそうなおじさま。
フランスの人類学者。後にアメリカに亡命。
同じく、現地経験を推奨する。
彼は、人間の中に意識されないまま潜んでいる「構造」だけではなく、人間を超えて自然の中にある「構造」にまで踏み込みます。
私たちが「未完」「野蛮」だと思っている社会には、最初から完成されている精神があり、それらもまた同じ人間の精神の所産だと説く。

ふーむ、封建村系の小説を思い出すが、人間の精神の所産だと言われると、食人も正当化されてしまう笑

【フランツ・ボアズ】眼鏡かけたアインシュタインみたい。
ドイツからアメリカに移民。
アメリカの人類学を大きく発展させた方。
ネイティブ・アメリカンと呼ばれる先住民の調査研究を大きく進める。
内部に混在する多様な文化と、遠く離れた外部の文化を比較する中で、文化の概念を練り上げ「文化相対主義」を打ち出す。

はい。なんのことやら。

「文化相対主義」とは、すべての文化には価値があり、敬意が払われるべきであると言う考え方。
未開と文明を問わず、あらゆる文化は対等である。

つまり、文化の差に優劣はない。と。

人類学における「文化」とは、
知識、信念、技術、道徳、法律、慣習など。

戦後のアメリカに強い影響をもたらしたそうです。

アメリカの人類学は、「文化人類学」と想定。
文化の概念は特に重要なものであり、「生のあり方」こそがアメリカの人類学での研究対象らしい。

これじゃん?私が読みたかったのって…^^;

【ティム・インゴルド】良いお父さん風
イギリスの学者。
父が英国菌類学会の会長。
彼は独自の観点から人類学を進める。
人類学とは、人が生きていること、生に関わる学問だったということが見えてきた。
参与観察に基づくフィールドワークをもとに研究することであり、異文化理解を目指す学問ではないと主張している。

データを収集はすれど、語ることではないと。

異文化とともに、哲学すること。と提唱。

ふむふむ。
『人類学とは』に重きを置いた本な気がした。

自国は自国、異文化は異文化。
それぞれ干渉し合うものではない。
共に歩もうではないか!的なのが理想。

異文化で特に興味深かったのは、

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トロブリアンド諸島の母系社会では、人は死ぬと「トウマ」と呼ばれる死者の島へ行き、幸福な生活を送ると考えられています。死者の霊は、トウマでの生活に飽きると、現世に戻るために「霊児」になるとされます。そしてトロブリアンド諸島に戻り、女性の体内へと入っていくのです。つまり、女性が妊娠して子どもを出産するのは、霊児が彼女の身体に宿ったからだと考えていたわけです。血液は子どもの身体をつくるのを助ける働きがあります。だから、妊娠すると月経が止まるのだとトロブリアンド諸島の人々は説明します。(本文より)

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科学がなければ知り得ない事なので当たり前なのだが、それでも人間は本能で繁殖し、独自の解釈を作り出し進化してきた「動物」なのだと実感した。

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2024年02月14日

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