ロバート・ベイリーのレビュー一覧

  • ラスト・トライアル

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    今回はボーを始め、トムを慕う人たちとの友情にぐっときた。
    トムの背中はいよいよ心配で、背中の描写が挟まれる度にやめて〜!と思った。
    だいぶ1作目からの内容が入り込んでくるので、知っているから読みやすかったけど、本書から読んだ人にはわかりにくいだろうなと思う。
    弁護側が不利な展開が続くので、残りのページで解決するのだろうかと不安なまま読み進め、収束の仕方はちょっぴり物足りなさを感じた。
    後書きにあった、著者の父親が言ったアドバイスが素敵だなと思った。

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    2026年03月26日
  • 黒と白のはざま

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    レベチなおもしろさだった!
    前作『ザ・プロフェッサー』はエンタメ感の強いおもしろさだったけど、こちらはよりストーリー性があり感情が揺さぶられて泣けた。
    ちょいちょい前作の話が入り込んでくるので、順番に読めてより楽しめたと思う。
    ジムボーンは怖すぎるし、アンディの葬儀のあと密談していた最後の1人がわかった時は衝撃だった。
    ドキドキする展開でサクサク話も進むからストレスなく読める。

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    2026年03月11日
  • リッチ・ウォーターズ

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     やっぱりこの作家、ただ者じゃない! デビュー作『ザ・プロフェッサー』に始まるトム・マクマートリーの4作の後、その教え子である黒人弁護ポーセフィス・ヘインズ2作と、胸アツ作品ばかり叩き出してきたが、久々の新シリーズである看板弁護士ジェイソン・リッチの最新シリーズが1作目は少し世界が変わったかなと危惧していたところ、今年邦訳された第2作『リッチ・ウォーターズ』が半端じゃなく面白い。リーガル・サスペンスという枠の中でここまで、様々なバリエーションを連発してくれる作家はいないと思う。新シリーズ第一作で登場したアル中ヒーローの弁護士ジェイソン・リッチが、第一作で立ち直り、第二作は厚みも深みも増幅して、凄いベージターナーぶりを発揮してくれているのだ。
     明日、上京してその2日後には、初めて赤道を南側に渡る。その旅で読もうという目論見だったがあまりの面白さに、今夜中に読破してしまいそうな勢いのストーリーに、改めて震えている。読書の快感ですな。
     ☆ちなみにこの作家のシリーズは繋がりがあるので途中から読むのは禁じ手です。本書も、1作目から読まないと損です。1作目はシリーズのイントロダクション的な雰囲気だし、アル中から脱し切れていない主人公ジェイソンが社会復帰するまでのイントロ的ストーリーで、キャラクターたちの運命の凄まじい変遷を原因と結果としてちゃんと味わうには、どのシリーズも最初から読んで100%の味わいとなるもの、であることをお伝えしておきます。
    #ロバートベイリー #リッチブラッド #リッチウォーターズ #リーガルサスペンス #ジェイソンリッチ

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    2026年02月27日
  • リッチ・ウォーターズ

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    〜「おれたちはおまえのためにやってるんじゃない。自分たちのためにやってるんだ。そして二度とー絶対にだーおれに手を引けなんていうな。おれがだれなのか、わすれるな」
    「イエッサー、大佐」〜

    はい、胸アツ法廷サスペンスのロバート・ベイリーです!
    うん、まさに胸アツ!
    小学館の編集者をまず誉めたい
    「胸アツ」以上に、この法廷サスペンスを表現する言葉があるだろうか
    いやない

    もう、いちいちアツい
    ウオーーーーーーーーッ!なる
    アツいところはもう何回も読み直しちゃう
    だってアツいから

    そしてそしてもう一人のアツい男も登場!

    〜「彼は今も、プラスキで最も優秀な弁護士なのよね?」
    彼女は鼻で笑った「彼は世界でも最も優秀な弁護士のひとりよ」〜

    ケツの穴全開で行くぜ!( ̄ー ̄)ニヤリ

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    2026年02月24日
  • ザ・プロフェッサー

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    2014年ビバリーヒルズ・ブック・アワード

    悪者が徹底的に悪く、原告側が窮地に落とされる
    けど諦めずにたち向かうところや、絶妙なタイミングでキーパーソンが登場するところがエンタメ感抜群でわくわくする。
    外国の名前が苦手すぎて最後まで人物紹介のページ確認しながら読んだけど、前半からこの本はおもしろいと確信できた。
    映画を観終わったような満足感。
    作中、随所に作者のアラバマ大学フットボールへの愛を感じる。
    あとがきはフットボールのことしか書いてなくて笑った。

    購入本

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    2026年01月21日
  • ラスト・トライアル

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    前作も前々作も良かったが、これは特に読みごたえがあった。
    最後の残り少ないページ数で果たして解決するのか心配になったほどw

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    2025年07月20日
  • リッチ・ブラッド

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    新シリーズ 今までとは異なるタイプに主人公 この辺の登場人物が完璧では無いところなどリアリティがあり特徴的 アクションも多くハラハラもさせられる

    満足するシリーズ展開 続編楽しみ

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    2025年03月14日
  • 黒と白のはざま

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    ひま師匠や一休さんやみんみんさんやシンタローさんのおすすめ本ですm(_ _)m
    ↑ちょっと学習しました。

    『ザ・プロフェッサー』の続編になります。

    2月の雪の降る中、枚方パークへ行った日、絶対待ち時間長いから、読むのに時間のかかる本を持っていこうと思いました。
    私は兎に角翻訳本を読むのに時間がかかるので、この本は最適なのではないかと♪
    あの日、屋外で待っている時間、時間はいくらでもあるのですが、寒過ぎて手がかじかみ、本を支えていられなくなり、読書は断念しました(-。-;

    やっと読み終わりましたー。何日かかっているんだか。。。

    一作目に続き、これまためっちゃ面白い!
    今回はケツの穴全開のボーが主役ですね!!

    ボーの過去が明らかになっていきます。

    幼い頃、目の前で父を殺されたボーが、復讐殺人の疑いで逮捕されてしまう。
    そこでボーが頼るのが、我らがトムさんとリックペアでございます♪

    状況証拠は、全てボーが犯人てあると物語っていたのだが、ここからひっくり返せるのか!?


    一作目の快感がまだ記憶に残っていたので、この本も安心して読んでいました。
    絶対一発大逆転が起こる筈って!!


    まぁ、もう一発大逆転じゃ終わりませんね!
    最後畳み掛けてきますね。びっくりですわ。
    もっと裁判でガッツンガッツンくるのかと思ったら、いい意味で期待は裏切られ、えーーー!?
    真相はそっち((((;゚Д゚)))))))

    もう酔っ払いなのにページを捲る手が止まりませんでしたよ。


    で、酔っ払い過ぎてて、あんなにびっくりした真相を朝には忘れており、朝イチで読み返して、えーーー!?そんな真相が!?
    と2度楽しめました(笑)


    2度美味しい♪
    酔っ払い万歳o(^▽^)o

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    2025年02月28日
  • リッチ・ブラッド

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    クソ安心して下さい

    ロバート・ベイリーの新シリーズもクソ面白いです

    新たな主人公の名前は、ジェイソン・リッチ
    主要幹線道路に自らの顔写真を載せた看板を展開する凄腕の民事専門弁護士で看板(ビルボード)弁護士と呼ばれている
    しかし家族との間に問題を抱えアルコール依存症に陥り、法曹協会から入院を命じられたリハビリ施設を退院したところから物語は始まります

    えー!このクソ情けない奴が新しい主人公?そ、そんなはずないわー
    ロバート・ベイリーの主人公と言えば強い正義感と鋼の勇気を持ったヒーローやん!

    いやいや心配ご無用!リッチもなかなかやってくれますよ!
    脇を固める仲間たちもクソ魅力的な奴らばっかりの大興奮のリーガルサスペンスが展開し、最後の最後は涙、涙、涙ー!と思わせといて大どんで〜いやいやこれ以上は言えません(ほぼ言い切っとるがな!)

    トーマス・マクマートリーシリーズからの読者も思わずにんまりのおまけもありやす

    最後にもう一回言います

    クソ安心して下さい
    これまでの作品にも負けないくらいクソ面白いですよ!

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    2025年02月23日
  • ザ・ロング・サイド

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    人気エンタメシリーズの完結編 シリーズの一貫した南部アメリカを舞台とした犯罪 アメフト 人種差別  裁判を題材にしたエンタメシリーズ

    前の作品を受け継ぎつつ新たなエピソード単体で面白く読んでるうちに前作のエピソードがジワジワと効いてきる おもしろーい

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    2025年02月15日
  • ザ・プロフェッサー

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    確か土瓶さんがおすすめして下さったような、、、
    すみません。あまりにも長く積んでおいたので、どなたがおすすめ下さったのかわからなくなってしまいましたm(_ _)m


    おすすめ頂き直ぐに購入したのですが、翻訳モノは苦手意識があって、なかなか読めずにおり、やっとページをめくることが出来ました。


    これは、めっちゃ面白かった!!o(^▽^)o


    まず面白いのが、敵側が徹底的に悪い奴!
    これでもかってくらい憎らしい。
    ここまで悪い奴がいるのかってくらいの悪役。
    トラック運送会社の経営者も、トムを陥れた弁護士も、どちらもめっちゃ憎たらしい。
    何とかこいつらをギャフンと言わせたい!
    ギッタンギッタンにしてやりたい!!

    そして、味方側はトムと確執があったとされるリック弁護士。トムと不適切な関係だとでっちあげられたトムの生徒、美人のドーンの助けも入り、捜査は順調に思えたのだが、証拠を掴んでも直ぐに邪魔が入る。
    これがもどかしいのだが、さらに敵に怒りが湧いてきて、リックたちを応援したくなる。
    えげつない攻撃が続く中、私もリックの仲間になったような気持ちで読み進めていった。

    裁判の一進一退もかなり臨場感があって面白かったし、愛犬ムッソの活躍も本当に良かった!
    自分からは絶対購入することのない本なので、おすすめ頂き、本当にありがとうございましたm(_ _)m
    めっちゃ良かったです!!




    アラバマ大学を卒業後、弁護士になるが、フットボール部の恩師の導きでこの大学のロースクールで教鞭をとっていた教授のトム。
    しかし、友人に陥れられ、職を追われる。
    そして、追い打ちをかけるように、自身に癌の宣告がなされる。

    そんな時、かつての恋人が
    娘夫婦と孫を交通事故で失ったことを聞く。
    相手は大手の運送会社のトラックだった。
    法廷で事故の真相を知りたいとお願いされる。
    トムは自分と確執のあった教え子を彼女に紹介し、自身は一匹の老犬と故郷で引き篭もるのだが、、、

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    2025年01月26日
  • リッチ・ブラッド

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    プロフェッサーシリーズは未読なのでちょうどいいやと思って、この新シリーズに挑戦。
    めっちゃ面白い!
    表紙がもういいですよね。
    ソウルっぽい雰囲気を感じて、期待して読んだけど悪徳弁護士ではなかった。
    主人公リッチの評判と実像が結構違うし、人間的に未熟で家族関係も最悪、部下には慕われていて今後彼らの活躍がもっと描かれたらいいな。

    姉を助けることになるが作中ではとんでもないクズ人間だし、言動もひどいです。こんなやつ助けなくていいよ!って思うけど、姪たちの命のため立ち上がる。カッコイイです。

    三部作ですでに本国では完結してるので
    早く次が読みたいです。プロフェッサーシリーズのキャラも出てるらしいけど読んでないから分かんなかった( ˊᵕˋ ;)

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    2025年01月12日
  • ザ・プロフェッサー

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    作者初初読み。法廷ものが好きなので読んで見た。加害弁護士、被害弁護士共に自分の元教え子娘夫婦と孫を事故でなくした被害者が、事故を起こしたトレーラーの経営者から賠償金を取るための訴訟。相手の社長は人を殺してまでも裁判に勝とうとする極悪非道ぶり。白熱ぶりはなかったけど十分楽しめた。

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    2024年11月09日
  • ザ・ロング・サイド

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    弁護士ボー。地元の高校フットボールスターが、メジャーデビューしようとしてる同級生歌姫を殺害したかもしれない件で弁護。

    法廷のシーン少なめ。それ以前のプロセス多め。面白かった。シリーズこれで終わりとは残念

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    2024年06月09日
  • ザ・ロング・サイド

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    「ケツの穴全開でいくわよ」

    闘いの始まりを告げる鬨の声はいつだってこの言葉だ
    今回ゴングを鳴らすのは、かつての麻薬中毒者で売春婦、現在はボーのアシスタントを務めるロナだ

    うまいなぁって思う
    のせられてるなぁって思う
    だけど「血」は正直だ
    カーっと熱くなる
    さぁ、行こうぜボー!
    こっちの準備はできてるぜ

    主人公のボーセフィズ・ヘインズかつての背番号41は、いつだって怒りに満ちている
    差別への怒り、不公平への怒り、そして不正への怒りだ
    彼を突き動かすこの怒りは、もちろん作者であるロバート・ヘイリーの怒りであり、この世界を生きる俺たちの怒りでもある

    だから熱くなる
    だから涙が溢れる

    「解決するといいな、ボー」
    ボーは肩越しに声をかけた。「何を解決するんだ?」
    「おまえの心の中にあるものすべてを」

    正義をあきらめない人たちがいるかぎり、世界はきっと変えられる

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    2024年03月24日
  • ザ・ロング・サイド

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    テネシー州プラスキの弁護士ボーを主人公にしたリーガル物。今作がシリーズ最後と言う事でもしかしてボーに何かあるのでは、とハラハラしながら読んだ。プラスキの町の閉塞感や差別感がとても良く表れていて、どのページを捲っても胸が痛んだ。特に被告人オデルとボーの関係性が辛かった。

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    2024年03月06日
  • ザ・ロング・サイド

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     マクマートリー教授シリーズ4部作の後、ボーのその後を描く二部作の後半部が本書である。新たな事件でありながら前作を引きずるかたちの展開で、マクマートリーとボーによる<けつの穴全開>シリーズ全作? の完結編であることで、本シリーズはとうとう幕を閉じる。「胸アツ」の強烈形容詞を携えて一気に読者の胸倉を引っ張ってきた感のあるスポ根リーガル・ミステリーの最終の一幕をまたもしっかりと味わってしまった。

     舞台は、KKK誕生の地のプレートが遺る曰くつきの街、テネシー州プラスキ。主人公は元アラバマ大フットボールチーム花形選手だった黒人弁護士ボーセフィス・ヘインズことボー。スタートは、ジャイルズ・カウンティ高校のアメフト・ゲームで始まる。試合後には、ロックバンド“フィズ“によるライブ・コンサートが予定されており、プラスキの夜は沸騰して見える。

     試合で予想通りの活躍を見せたオデル、試合後のコンサートでボーカルを務め会場の注目を浴びたブリタニー。エキサイティングな夜の後に遺されたものは、人気のない深夜のバス置場で殺害されたブリタニーと、酔って保護されたオデルだった。何が起こったのかわからない夜。オデルがブリタニー殺害犯として立件される道筋が見えてくる。われらがボーは、この事件に、またこの事件を待つ法廷でどのような役割を果たすのか? 本作の見どころは、ボーの体験してきたこれまでの運命が、彼をどこへ導いてゆくのか? 数作前で妻を失ったボーの再生の道はどこへ向かうのか?

     というわけで本シリーズの完結編ともなる本作。満員のフットボール会場。とことんジャイルズ郡プラスキがその舞台。前作でどこか遺恨の残りそうな結末を共にした検事ヘレンの意味深げなプロローグも気になる。シリーズ作品としての連続性を背景にしながら、単独作品としての練度もしっかりした法廷ミステリー、胸アツ主人公ボーとその子供たち。また彼の法律事務所を支える秘書と探偵のトライアングルによる連携プレイ。エンターテインメントのパーツをそこかしこに仕掛けた状態で迎えるシリーズ、クライマックスが本書である。

     過去の様々な出来事が追想されながら本書という結末に収斂してゆく大団円的ストーリーだが、何分真相が見えにくい。幾重にも視野を歪ませる仕掛けが用意されており、そこに絡む怪しげな人物なども複数配置。読めるようで読めない真相。予期不能の結末。シリーズがスタートとなった『ザ・プロフェッサー』からずっと熱い血で読者を引き込んできたシリーズ6作目にして最終作の本書。単独でも愉しめるが、やはり一作目から時間軸を辿って読んでここに辿り着く方が、読者としてはパーフェクトな味わいが得られると思う。ストーリーは同じ地平で繋がっているからである。過去作があって今がある。未読の方は是非、順序だててトライして頂きたい。既読者はさて次なるシリーズの邦訳を心待ちにしようではないか。

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    2024年03月05日
  • ザ・プロフェッサー

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    ジョン・ベイリーは、初めて読む米国の作家。
    アラバマ大学の法学教授、60代後半のトムは、元大学フットボールの全米王者。順風満帆に過ごしてきたが、妻を癌で亡くし、濡れ衣により教授職を追われ、自身も癌に冒される。娘一家を交通事故で亡くした昔の恋人から、法的な助言を求められるが、教え子に弁護を頼み、自身は身を引く。昔の恋人は、交通事故の相手の運送会社を相手取り訴訟を起こす。全く勝ち目がなさそうな闘いであるが、教え子とトムは、力を合わせて裁判を戦うことに。
    それが合っているかどうかは分からないが、自分自身のイメージとしては、アメリカ人が好きなタイプのストーリーではないかと思った。
    ■勧善懲悪、最後は悪は滅びる
    ■勝ち目は薄いが正義のために、自分が大切にしていることのために、決してあきらめずに戦う
    ■伝説的人物(レジェンド)への敬愛
    そのような要素が一杯に詰まった法廷を舞台にした小説。プロットも単純であり、私のこの説明だけを聞くと、つまらなそうであるが、何とこれがとても面白い小説だった。特に後半部分は、ノンストップで読んだ。「アメリカ人が好きなタイプ」と書いたが、こういう設定が好きなのは万国共通なのだろう。
    この話はシリーズになっているとのこと。面白いシリーズを知ることが出来てハッピーだ。シリーズを続けて読んでみようと思う。

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    2024年02月26日
  • ザ・プロフェッサー

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    ネタバレ

    法廷物。アラバマ大学の教授のトムは学長の陰謀で退職に追い込まれ、膀胱癌ということもあって田舎に引きこもる。
    かっての恋人からトレーラー事故で死んだ娘達の訴訟を頼まれ教え子だったリックに紹介する。相手は殺人恐喝なんでもやる卑怯な経営者。リックは不利になりトムに協力を依頼。
    そしてトム&リックの反撃が始まる。畳み掛けるような裁判の攻防、面白かった。
    トムを助ける教え子のポーが魅力的。スーパーマンのよう。

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    2023年08月13日
  • 最後の審判

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    読書備忘録746号。
    ★★★★★。

    マクマートリー&ドレイクのリーガルスリラーシリーズの第4作で完結作です。期待を裏切りませんでした。
    そして、悲しいけど、やり切った感満載の結末。
    勧善懲悪100%のストーリーでした。

    プロローグ。
    第2作で捕まり死刑を待つのみとなったジムボーン(ボーン)・ウィラーとマクマートリー(トム)が刑務所で面会している場面。ボーンは、近いうちにお前を最後の審判に掛けてやると脅す。
    そして第1章で、脱獄する・・・。
    脱獄を幇助したのは、冷酷な殺し屋マヘリア(マニー)・レイエス。

    ボーンは、とある依頼人からトムとトムのパートナーであるリック・ドレイクの殺人を請け負っていた。
    そして、ボーンは自分を刑務所に送り込んだトムとリックと友人弁護士のボーセフェス(ボー)・ヘインズを憎んでおり、彼らの家族を含めた大切な仲間たちの復讐殺人も企んでいた。請負殺人の報酬と自身の復讐を兼ねようとしていた訳ですね。

    そしてトム。末期ガンに侵されており余命数ヶ月。歩くことすらままならないトム。しかし、ボーンはトムがガンで死ぬ前に自分が殺すことを最終目的にしていた。

    警察はトム、リック、ボーの家族も含めて厳重に警護するが、それをあざ笑うかのように、仲間たち、家族がボーンとマニーの凶弾に倒れていく。

    そして、トムの最愛の孫がボーンに連れ去られた!トムをおびき出す為に。
    死の淵にいるトムに最後のスイッチが入る。
    人にはエネルギーの予備タンクがある。そのスイッチを入れるのは愛である。燃料は愛する人たちを奪おうとする者に対する激しい怒りだ!
    どんな状態だろうが決してあきらめない!
    シリーズを通して、作者が常に読者に伝えようとしてきたテーマである。
    トムは、異常な量のステロイドを射ちボーンのもとに赴く。
    果たしてトムはボーンに勝てるのか!
    そうです!勧善懲悪です!笑
    一応補足しておきますと、今作はほぼリーガルサスペンス要素は無いです。
    ほぼ戦いです。
    そしてエピローグ。当然ですが墓地ですね。

    いやはや面白いシリーズでした。

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    2023年07月07日