ロバート・ベイリーのレビュー一覧

  • ラスト・トライアル

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    老弁護士トム・マクマートリーのシリーズ。
    「ザ・プロフェッサー」「黒と白のはざま」に続く3作目。

    トムの事務所のパートナー、リックが一時的に仕事を離れることになった。リックの父親が大怪我をしたため。
    ある少女が弁護の依頼に訪れる。
    1作目の事件で服役していた男ジャック・ウィリストーンが仮釈放後に殺され、少女の母親が逮捕された。
    事件の証人となるはずだったウィルマという女性で、ある意味因縁のある相手だったが‥
    トムは、ひっくり返す見込みの少ない事件の弁護に立ち上がった。

    ジャックには莫大な保険金が掛けられていたことがわかり、調べるほどに疑わしい人物は増えていく。
    そして、フィリピン女性らしい

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    2025年09月04日
  • 嘘と聖域

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    ザ・プロフェッサーからシリーズで読み進めてきたが、登場人物の性格にだんだん好感が持てなくなってきた。
    最後のどんでん返しに次ぐどんでん返しは、ドラマのような面白さはあった。このシリーズはここまでにしようと思う。

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    2025年08月27日
  • 最後の審判

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    登場人物が次々に死ぬ。(殺される)
    主人公は癌末期で生死をさまよい中。
    これまでと比べて急激に重苦しい展開。
    そんなわけで前半はこれまでのようには楽しくはなかったが、終盤はさすがに読ませて感動的だった。

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    2025年08月07日
  • リッチ・ブラッド

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    私の頭が悪いせいか
    7/4の犯行の流れがよくわからなかったのですが
    でも面白かった!

    この方の他の作品も
    続編の翻訳出版も楽しみですし
    読んでみたいと思います。

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    2025年07月08日
  • リッチ・ブラッド

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    クソ安心して下さい
    ロバート・ベイリーの新シリーズもクソ面白いです
    と、我が師匠のひまわりめろんさんがおっしゃてましたので、クソ安心して読みました

    クソ安心したとおり面白いです
    なので、これから読む方もクソ安心して読んでください


    さ、新シリーズの主人公はジェイソン・リッチ
    主要幹線道路に自らの顔写真を載せた看板を展開する民事専門の弁護士
    看板は1枚だけでなくまあまあの枚数があります
    (なんかやだーw)

    知名度、実績は充分のすご腕弁護士だが、アル中から始まりプライベートはいろいろと問題ありです
    そんな彼のもとに"毒姉"のジャナから「助けて!」の連絡が入ります
    ジャナは

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    2025年03月30日
  • リッチ・ブラッド

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    あちこち看板を立て宣伝する弁護士ジェイソン。姉が便利屋に金を払って夫を殺させたとして逮捕された。かなり怪しい姉の弁護をするのか。

    裁判シーンが少なめだが面白かった。裁判の行方、判決、そして後の出来事、読み応えあり(「ザ・プロフェッサー」シリーズのような正義VS悪という構図ではない)

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    2025年03月10日
  • リッチ・ブラッド

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    ロバートベイリーの新シリーズ。今回もアメリカ南部が舞台の話。交通事故専門の弁護士リッチが主人公のミステリー。相入れない姉の依頼により彼女の夫ごろしの弁護を引受けた主人公が、、、
    この作者はどれだけMなのって言う位の展開に読むのが辛くなる。こんな姉とか無視って良いのでは?と思う私は読む価値無しなのかな

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    2025年02月09日
  • リッチ・ブラッド

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    アラバマからフロリダまでのハイウェイに看板を掲げ、交通事故案件を専門とし、いわば他人の不幸で財を成してきた通称「ビルボード弁護士」ジェイソン・リッチ。しかし彼は離婚と父親の死、さらに独善的な姉との関係に悩み、アルコール依存症に陥っていた。3か月間のリハビリを終えて退院した直後、突然疎遠だった姉からの電話が鳴る。姉は夫殺害の容疑で逮捕されており、ジェイソンに弁護を依頼したいという。ジェイソンは刑事事件の経験が無く、地域で疎まれていた姉にとっては不利な裁判となることは確定的で、ジェイソンは葛藤しつつも、父母を失った姪たちのために弁護を引き受ける。アルコールの誘惑と闘いながら姉の無罪を裏付ける証拠を

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    2025年01月19日
  • ラスト・トライアル

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    シリーズ3作目。3ヶ月ちょっと前に「ザ・プロフェッサー」「黒と白のはざま」のシリーズ第1・2作を続けて読み、書評でこの2作を続けて読む方がいいと書いたが、前言撤回。全4部作を続けて読む方が良さそうだ。
    この第3作でもドキドキする怖さ、緊張感溢れる法廷シーンなど面白さは引き継がれている。その上、第1作の伏線も回収しており、更に最後の4作目の予告も描かれている。
    勝てそうもない(最後の)裁判に挑む主人公。それを助ける旧友。やむなく愛弟子や旧友と敵対することになってしまう葛藤。迫り来る殺し屋との息詰まる対決。読み出したら止まらない面白さ満載です。
    さて、続けて最後の4作目を読むとするか…。

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    2024年09月13日
  • ザ・プロフェッサー

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    68才の主人公トムは妻と死別し、癌を患い、アラバマ大学の証拠学教授の地位から不当に追い出される。
    学生時代の恋人ルース・アンに夫の交通事故に関する相談を受け、教え子で弁護士のリックに弁護を依頼する。
    若く感情的なリックと法務の権威で冷静なトムとの対照的な性格の二人が、被告側による証人抹消や脅迫などの暴力的な証拠隠滅という不利な状況下で裁判に挑む。
    裁判でのトムの尋問は蓄積された法知識を縦横無尽に操り巧みに被告の弱みを抉り、卑劣な被告弁護士への鬱憤を晴らす姿に快哉を覚える。教え子のボーの恩師を支える姿も頼もしい。78才の老判事が68才のトムを励ます時に言った言葉、"What does

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    2024年08月26日
  • ザ・ロング・サイド

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    プラスキで唯一の黒人弁護士、偉大なボーセフィス(ボー)・ヘインズ

    別名、ケツの穴全開弁護士
    (と言いたくなるはず)


    本作でボーは人生において2つの教訓を教えてくれる

    ひとーつ!
    人生において困難な局面に陥ったとき、重要なのは冷静さを保つことだ
    感情を爆発させることは、自滅以外の何ものでもない
    冷静さを保ち逆境にどう対処し、立ち向かうかが大切だ


    ふたーつ!
    「ケツの穴全開でいくぞ」
    カッコよく言えば、「ワイド・アス・オープン」
    ケツの穴全開でいくというのは、自分のエンジンをフルスロットで回転させること
    100%の努力、自分の持てるすべてを発揮し、そこからもう少しだけスロットをまわすん

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    2024年08月03日
  • 嘘と聖域

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    本作はトーマス(トム)・マクマートリー亡きあと、黒人弁護士ボーセフィス(ボー)・ヘインズを主人公にした新シリーズ


    本作の注目ポイントは「ケツの穴」の開き具合だろう


    ボーは師であるトムと最愛の妻ジャズを失い、さらには子供たちの親権を失って人生のどん底にいた

    この状況下ではボーのケツの穴は完全に閉まっている…
    『ザ・プロフェッサー』シリーズを読んできた読者ならこんなボーは見たくないはずだ…



    そのような状況下である人物からボーの元へ弁護の依頼がやってくる
    ボーは自分自身の人生と子供たちを取り返すため依頼を受けることに

    ここに来てボーのケツの穴が開き始める
    これは良い兆候だ
    全開まで

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    2024年07月13日
  • ザ・ロング・サイド

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    2024.4.29-2024.4.30
    ボーが主人公になって2作目。
    このシリーズの最大の欠点は、前作から緊密に繋がっているということ。思い出さなくては。
    これでシリーズ完結ということもあって、前作からのケリもそれなりについて一区切り。
    ボーが好きだし、事務所のチームやプラスキに暮らす多くの人たちがシリーズの常連になってきたのにこれで終わりは残念。
    次のシリーズにも期待。

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    2024年04月30日
  • ザ・ロング・サイド

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    アメリカンフットボールにスター選手とオデルと将来を約束されてる歌姫のブリタニーのカップル。
    どちらも高校生でアフリカ系アメリカ人。
    で、深夜にバス置き場でブリタニーが頭をビール瓶で殴られ死亡、そこに居合わせていたオデル、指紋からその前の喧嘩から圧倒的に有罪と思われ、そこでボーの登場。
    この流れで絶対、犯人は違うとわかって読み進む。
    検事長のヘレンが若い頃レイプされてできた息子ザニックが
    いかにも怪しい。
    でもそんなすぐわかるような仕掛けにはなってないはず…
    と思ってよみ進めると、やはり最後の最後で真犯人が。
    まさかのバンド仲間のイアンだったとは。
    でもボーが写真でイアンに姉のキャシーの首にブリ

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    2024年04月25日
  • ザ・ロング・サイド

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    テネシー州プラスキ。ジャイルズ・カウンティ高校のアメリカンフットボール・チーム「ボブキャッツ」がライバル校を相手に歴史的な勝利を収め、試合後には地元の人気バンド「フィズ」がそのスタジアムでコンサートを行い町中が熱狂した夜――翌朝、バス置き場で遺体が見つかった。被害者はフィズのカリスマシンガー・ブリタニー。容疑者は、彼女の恋人で「ボブキャッツ」のスター選手オデル。現場に残された証拠はどれもオデルが犯人だと示していたが、彼は無実を主張し、彼が父親のように慕う弁護士ボーセフィスに弁護を依頼する。地元の黒人コミュニティは騒然とし、オデルをブリトニー殺害の犯人と敵視しはじめる。一年前に子どもたちの親権を

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    2024年03月09日
  • ザ・ロング・サイド

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    ネタバレ

    2024年の5作目は、大好きな作家ロバート・ベイリーの新作です。主人公は、哀しみに悲観せずに前を向こうとする熱血正義感な男ボーセフィス(ボー)・ヘインズです。
    衝撃の2連チャンで終わった前作「嘘と聖域」からの流れを大いに受けていますので、前作から読む事をおすすめします。
    舞台は、いつものようにプラスキです。アメリカズ・ゴッド・タレントのファイナリストで、人気バンドのフィズのカリスマシンガー、ブリタニーが町のバス置き場で死体で発見されます。彼女は、ビール瓶で殴られていました。犯人と疑われたのは、彼女の恋人で有り、ハイスクールのフットボールのスター選手、オデルでした。オデルには、逮捕歴と暴力事件で

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    2024年03月03日
  • 嘘と聖域

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    テネシー州プラスキ。無敵の検事長ヘレン・エヴァンジェリン・ルイスは、女子高校生が被害者となった、街の実業家によるレイプ事件の裁判に臨もうとしていた。しかし、裁判の直前にヘレンは元夫の殺人容疑で逮捕されてしまう。ヘレンはかつて、殺人容疑で起訴したことがありながら、最も信頼を寄せている弁護士ボーセフィス・ヘインズに弁護を依頼する。愛する妻ジャズと心の師トムを喪い失意の底にいたボーだが、たった一人で圧倒的不利な裁判に挑むことに。しかし事件の背後には38年間明かされることのなかった禁忌があった……。

    新シリーズ開幕。やや駆け足気味の部分もなくはないが、最後まで読ませるリーガルミステリ。

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    2023年09月30日
  • 嘘と聖域

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    トム亡きあと、最愛の妻ジャスミンも殺害され引きこもっていたボー・ヘインズ。
    検事長ヘレンの元夫ブッチの殺人容疑の弁護を引き受けて見事復活。
    でも、ほんと著者のこれまでにこのシリーズ、絶体絶命の危機で終盤を迎えつつ、大丈夫ヘレンは無罪になるとわかっていても頁をめくる手が止まらない。
    タイトルに”嘘”があったように、ヘレンは何重も嘘をついてたのね。
    中絶もほんとはしてなかったし、ブッチは誤発砲で、その後トドメを撃ってくれと言われ死なせるに至ったらしい。
    カルフォルニアで密かに産んだ子がまさかのレイプ犯のザニックだったとは!(ヘレンがレイプされて出来た息子)
    今後、このふたりの関係どうなっていくのか

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    2023年06月25日
  • 黒と白のはざま

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    前作「ザ・プロフェッサー」に続くロバート・ベイリーの2作目。たまたま続けて読んだがこれは2作続けて読んだ方が良い。単なる2作目ではなく「ザ・プロフェッサー」を前半、これを後半と思って読んでもいいくらいだ。
    今回はミステリ要素とハラハラドキドキのサスペンス要素が両方あり、読みごたえも抜群。KKK、アーミッシュなどアメリカ独特の雰囲気も満載。
    次回作を読むのが楽しみだ。

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    2023年05月28日
  • 嘘と聖域

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    テネシー州を舞台にしたリーガルもの。老弁護士で元ロースクール教授のトムと妻の死に、世捨て人になった敏腕弁護士ボーが自身の子達の親権を取り戻す為と、かつては法廷でも対決した凄腕女性検事の夫殺しの罪の弁護を引受る、と言うストーリー。作者は悪人を本当に憎たらしく描く名人だと、毎作思う。今回も面白かった。

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    2023年03月08日