ロバート・ベイリーのレビュー一覧
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次のプレイだ 四十九番
おれたちならできる
トーマス・ジャクソン・マクマートリーと彼の愛する人たちとの物語も遂に最終巻
読みたい!でも読んだら終わっちゃう!という思春期の乙女状態で手を付けられずにいましたが、とうとう読みました!読んでしまいました!
そしてやっぱり「トム〜〜〜〜〜!」となりました!(どんな状態やねん)
今回はほとんど法廷シーンはなし
因縁の殺し屋ボーンが刑務所から脱走し、『最後の審判』を下すため、女殺し屋マニーと共にトムと仲間たちを狙う
トムは愛する人たちを守りきり殺人鬼を捕えることができるのか!?
そして末期癌に侵されたトムの運命は!?
ってな感じの今作、そりゃあもうい -
Posted by ブクログ
「悲しみもまた人生の一部である。」
もしあなたの人生の一部に本作の主人公トーマス・ジャクソン・マクマートリーが存在しないのであれば、それこそが悲しみと言ってしまってよいのではないかと思う
ロバート・ベイリーによって生み出された彼と彼の仲間たちの闘いはあなたがあなたの人生を生きる上で、必ず助けとなってくれるでしょう
四部作の第三作である本書は第三作にして「ラスト・トライアル(最後の審判)」と銘打たれ、トムの最後となる法廷劇を追います
なんと今回はかつてトムを苦しめた証言者の弁護を引き受け、幾度となく彼を助けた元教え子と友人が検察側となって闘うことになります
敵が味方で、味方が敵で
うーん -
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ついに最終巻ですよ(。-_-。)
トムの命懸けの闘いが始まりました!
前巻でラスト裁判って言ってたし癌再発だしもう
ボロボロのトム。゚(゚´ω`゚)゚。
最強最悪の殺し屋ボーンが女殺し屋マニーと共に
トムを襲います!
もうボーンは邪魔する者はためらいなく殺します
ボーンのトムに対する異常な執着、トムを苦しめる為だけに大切な家族、仲間たちとその家族、皆殺しの勢いでヤバい!
頼むから全員生き残りますように…と祈りっぱなし。
「おれたちならできる」
トムの父親の教えに涙。゚(゚´ω`゚)゚。
トムのシリーズは完結してしまったけど次があるらしいです〜主役は誰かな〜ってあとがきにヒントが笑
わ -
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「裁判長、わたしはトーマス・ジャクソン・マクマートリーです」
来たーーーーッ!!
本作最高のクライマックスシーンです!(すっごいネタバレ)
このセリフを読むためだけにこの本を読み始めてもいいくらいです
めちゃくちゃかっこいいのよ!
なんか最近みんみんが高評価の作品を読んで面白い!って思うと口惜しい気持ちになります(天邪鬼か!)
自分は横溝正史が描くような複雑に絡み合った人間関係や一概に悪と断罪できない動機を持った殺人者たちが出てくるような人間の持つ二面性や葛藤を照らすような物語が大好きなんですが
一方で本作のような分かりやすい善と悪の対決も大好きなんです
はい、この線からこっちは良い人 -
Posted by ブクログ
凄い…一作目でなんて面白い作品と出会ったんだと感激したが二作目がそれを超えてくるとは(°_°)
一作目のラストでトムが教え子熱血リックの事務所に入る所で終わった。
トムを親父と呼び危機を救った巨漢のナイスガイ弁護士ボーが今作で殺人犯となり起訴される事に!
KKK(クー・クラックス・クラン)
最初に知ったのはいつだったのか…映像を見たのはたぶん子どもの頃のはず。
ボーの過去はそれは辛いです。
トム&リックが最後に無実を証明してハッピーエンドとなるのはわかってます!
もうずっとハラハラですよ!
証人見つけるのも必死、その証人殺されるんじゃないかと読む方も必死。゚(゚´ω`゚)゚。
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Posted by ブクログ
スラスラ読めるリーガルもの。裁判、弁護士、法廷に関して全く知識もない私でしたが、評価が高かったので試しに読んでみたら当たりでした。
あまり知識がなくてもそれなりに理解はできるし、内容自体はわかりやすかったのですが、いかんせん登場人物たちの名前を覚えるのが大変…(笑)
あとやっぱり男って(一部除いて)クズだなと。ちょっと女性目線からだと辛くなる表現もあったし、人が死にすぎて相手(トラック運送会社)のやり方の汚さに絶望しかけました。
だけどそういう見ていてムカムカする部分も含めて、最後スッキリする終わり方をしてくれたので読み応えがありました。
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Posted by ブクログ
胸アツ四部作の掉尾を飾る力作の登場である。前作が三作目なのにタイトルが『ラスト・トライアル』。そこまでを読んでいない方には、このレビューは前作含めてのネタばれなのでご注意。しかし……。
そもそも第一作『ザ・プロフェッサー』から癌を患ってしまった老主人公なので、第三作目で再発し、第四作目での確実な死が予告されている物語である。読み側としての覚悟はネタばれでなくてもある程度求められるのが本シリーズを通しての「時は過ぎゆく」という大テーマであるかに見えてくる。
こうした哲学的テーマの重低音の上に展開するのが今回は、血の匂いが絶えないような最大の敵手ジムボーン・ウィーラーである。まるで全身武 -
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ネタバレ読書備忘録602号。
オリンピックなどのお陰で読書が進まなかった8月。やっと4冊目。笑
★★★★★。
老弁護士が活躍するリーガル・スリラーシリーズ第三作。
どうやら四部作のようです。
第一作から第二作を飛び越えて繋がっています。完璧です。面白過ぎました。笑
第一作でトムが弁護士として復活するきっかけとなった事件。ある交差点での交通事故。輸送トラックと家族の乗った乗用車。トラックの運転手と乗用車の家族3人、合計4人が死亡。家族の親族がトラックを運行していた運送会社を相手取って裁判を起こす。トムに原告側弁護を依頼。
結果は、スピード超過を繰り返していた運送業者と、運送業者の経営者ジャック・ウィリス -
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「ザ・プロフェッサー」に続く2作目。
アラバマ大ロースクールの名物教授だったトムと、その教え子たちが活躍します。
前作で、恩師トムのために駆け付け、男気を見せたボーセフィス・ヘインズ(ボー)。
テネシー州プラスキという、KKK(クークラックスクラン)誕生の地で生まれ、幼い日に彼らに父を殺された過去がありました。
5歳の子の証言は相手にされなかったが、ボーは成長して弁護士になり、故郷で開業。資産家のアンディ・ウォルトンが犯人だと公然と言明していた。
ところがそのアンディが殺され、証拠はボーが犯人だと示していた…
しかも検察側は負け知らずと評判高い女性検事が担当。
若いリックが弁護に当たり、体 -
Posted by ブクログ
老教授が同僚に窮地に立たされ、引退するが…
教え子と共に、逆転の法廷劇へ。
トム・マクマートリーは、アラバマ大学ロースクールの教授。
学生時代は全米チャンピオンとなったフットボール・チームの一員で、卒業後は母校で40年教えてきた名物教授。
ところが、同僚の裏切りで、汚名を着せられて追放の身になってしまう。
愛する妻を亡くして3年、自らも病身のトムは田舎で隠遁生活をすることに。
かつての恋人ルースが娘夫妻と孫をトラック事故で失い、大手運送会社を訴え、真相を突き止めたいと願う。トムはこの仕事を、教え子だが確執のある新米弁護士リックが適任と認めて、任せるが。
運送会社の隠蔽工作が激しくなり、トム -
Posted by ブクログ
ネタバレ読書備忘録585号。
★★★★★。
これは面白かった!
O社長ありがとうございます!6月にコロナ感染落ち着いたら名古屋行きます。笑
素晴らしいリーガルサスペンス。
リーガルサスペンスというと、証拠が!とか、証人が!とか、どんでん返し!とか、隅々まで神経集中して読まないといけない印象がありますが、この作品は単純明快。
交差点での乗用車と輸送トラック事故の陪審員裁判。乗用車側は家族3人全員死亡。トラック運転手も死亡。乗用車家族の妻の母親が旧知の友人に原告側弁護を依頼する。被告はトラック運送会社。テーマは証拠。証拠を並べたい原告側と、証拠を消し去りたい被告側。勧善懲悪である!笑
主人公トムはアラバマ