ロバート・ベイリーのレビュー一覧
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正義のために戦うトーマス・ジャクソン・マクマートリーの胸アツリーガル小説の第三弾
本作も凄い!
毎回トムは大変な目に遭うがもちろん今回も…!?
アラバマ州タスカルーサ、ブラック・ウォリアー・リバーの川岸で男が殺される
物語はそこから始まる
その殺人事件の被害者はトムの宿敵
容疑者としてトムに弁護の依頼をするのは因縁の人物
法廷で闘う相手は無二の友人たち…
(なんじゃコリャ?どういうこと?)
そんなややこしい状況下でも
「わたしは彼女を信じている」
「それが正しいことだから」と、正義のために弁護を引き受けるトムがカッコイイー!
で、過去の因縁や恩讐、友情が複雑に難しく絡み合う闘いの最 -
Posted by ブクログ
ネタバレ死んじゃったよ。(癌で享年72歳)トーマス・マクマトリ−、通称トム。
最後の最後にすべての力を出し切って脱獄してきたあのサイコパスな殺人鬼ジムボーンから、仲間(相棒のリック、親友のボー、検事長のヘレン、ジムボーンに殺されかけて瀕死の重症を負ったパウエル)の協力を得て誘拐された孫のジャクソンを取り返せた!
どうか、トム、リック、ジャクソンが殺されませんようにと祈るような気持ちで読んだよ。
普通は主役だし、予定調和的な展開になるだろうと思うけど、このジムボーンはヒール中のヒールでサイボーグみたいに強い。
これまでにもバンバン、トムのまわりの人たちを殺してきたから、更にフィリピン人のマニーという凄腕 -
Posted by ブクログ
年が明け、最初に読んだのがこの本。昨年の最後に読んだのが同じ作家のトム・マクマートリー四部作シリーズ完結編。そちらはスポ根と胸アツとリーガルミステリーが一緒になったような作品だったが、こちらはスポーツ小説とホームドラマとファンタジーが一緒になったようなノンジャンル小説。まさにジャンルの垣根を飛び越えても書きたい物語が胸の中に燃え上がっているような作家なのだろう。どの作品にも作家のどうしても書きたいものとそこへの情熱が込められていて、好ましいのだ。
作家とて商売。しかしそれによって生活しなければならない人生の資源であろう。才能を熟練の武器のように使いこなせる作家もいれば、どうしても書きたい -
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ネタバレ私にとっては、まさにパスタ小説(パスタをゆでてる間も読みたい小説by春樹)
読みだしたら止まらない。
このタイトルからしたら、(トムも膀胱がんを患っていたし)トムが死んじゃって終わりになるのかと思った。
けど、あと1作でいよいよラストになるみたいだ。
あー、ボーがあのブリー・カルホーンの”始末屋”マニー(フィオイピン人の女性)に殺されなくて良かった。
(間一髪でリックが来てくれて)
リックの父親の交通事故も、マニーが絡んでいたとは。
でも、トムがかかわる弁護に波及して死者がでるのは、どうなの。今回も友人のレル(私立探偵)の弟アルヴィンがマニーに殺されるし、裏でブリー・カルホーンと組んでいた弁護 -
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ネタバレ読書備忘録587号。
★★★★。
ザ・プロフェッサーの続編です。
リーガルサスペンスかも知れませんが、今回はサスペンス食も強いです。
前作で、癌を患って引退しようとしていたトムのケツを蹴っ飛ばして法廷に立たせた立役者、アラバマ大ロースクールでトムの教え子の黒人弁護士ボーセフェス・ヘインズが主人公。愛称はボー。
前作で、暗い過去があると匂わせていましたが、それは45年前に父親ルーズベルトをクー・クラックス・クラン、俗にいうKKK団に殺された過去。しかも5歳だったボーはその一部始終を見ていた。当時は、5歳児の証言は相手にされず、犯人は捕まらなかったが、ボーには誰が犯人か分かっていた。父親が働く農場 -
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クー・クラックス・クラン誕生の地、テネシー州プラスキ。幼い日、目の前で彼らに父親を殺された黒人弁護士ボーは、四十五年後の命日に復讐殺人を犯したとして逮捕された。親友の冤罪を晴らすべく、七十歳のロースクールの元教授トムと熱血漢の教え子リックの老若弁護士が、地元で負け知らずの女性検事を相手に矜持を賭けて法廷に立つ。胸アツ法廷エンタテインメント『ザ・プロフェッサー』の続編がついに登場!
シリーズ第2作は、前作でいい味を出していたボーの危機を救うべく、トムとリックが奔走する。いやあ、リーガル好きにはたまりません。小学館文庫さん、応援してますよ! -
Posted by ブクログ
ネタバレ翻訳ものでこんなに涙するなんて…年齢的に涙もろくなっただけなのか。ただ、久しぶりに感動したのは事実。主人公は68歳の大学教授。妻に先立たれ、教え子とのトラブルや捏造された学生との不適切な関係を理由に大学教授の座も追われ、自らも癌に侵されていることが発覚、と徹底的に追い込まれている。一方、敵方は圧倒的財力とギャングとの繋がりなど地方都市を牛耳る運送会社のオーナー。過密スケジュールによって発生した自社の交通事故を隠蔽しようとする彼との訴訟が始まる… ややステレオタイプの悪役描写や被害者家族の苦悩といったイントロに辟易せずに読み進むと大逆転の第5部、法廷シーンが始まります。それからは感動のつるべ落と