篠田英雄のレビュー一覧
-
カントは『純粋理性批判』で、人間の理論的認識は感性に与えられた現象にのみ関わるものであり、「物自体」を認識することはできないとした。したがって人間の理論的認識能力には限界があり、「神、自由、魂の不死」といった超越的理念を純粋理論理性が扱うのは理性の越権行為であるとした。
しかしひるがえって『実践理性...続きを読むPosted by ブクログ -
今年は桂離宮に行く!
高松の達磨寺と洗心亭は訪れました。あのこじんまりとした家屋から見下ろした高松の街を想像しながら、家屋のわきにある石碑に刻まれたich liebe die Japaneche Cultureの言葉の意味を思いました。Posted by ブクログ -
カントの三批判書のうち、道徳における実践理性の機能を解き明かした著作。純粋理性の批判において、消極的に捉えられた自由、心の不死、神という3つの理念が、今度は客観的道徳法則の条件として捉えられる。特に可想界に属する存在としての人間にとって、自由の理念こそが道徳の基礎にあるとするカントの教説は、中世的な...続きを読むPosted by ブクログ
-
感想
刹那と永遠。消えゆく美を固定し体現する建築。一見矛盾する要素を呑み込む。本で知識を得た後は実際に足を運んでみたい。まずは近所の神社から。Posted by ブクログ -
やはり岩波新書はいい仕事する。
明治時代、ネットはもちろん、交通の便は今よりもはるかに劣り、カメラも手軽に使えない時代、ヨーロッパからはるか離れた日本を訪れ、日本の美しさを素晴らしい文書で残してくれている。
ただ感謝しての言葉ってしか浮かばない。、Posted by ブクログ -
新潟市は日本中で最悪な都会。
何ひとつ興味をそそるものがない、街を貫く運河は悪臭粉々、
しかも全市を通じて住居の出入り口に便所があり恐るべき臭気が漂う。
こんな家造りではいけいないと、新潟市に「建築家」という職業が「発明」されねばならないと嘆いたブルーノ・タウト。
あまりの評価にガックリ。
21世紀...続きを読むPosted by ブクログ -
桂離宮がすばらしいものだということがわかった。日光東照宮はいろいろな技術を取り入れているものの、日本本来のものではなく、桂離宮は簡素ではあるが、日本独特の様式を備えている。Posted by ブクログ
-
建築物が大地と直接決どうしている仕方は、日本建築の美を構成する最も重要な要素の一つであると思う。
日本人は畳の上に坐るので、その結果、瞑想的な境地を体得し、それが芸術的にきわめて洗練された形で、地面の上に表現されたものに違いない。
畳の上に坐る文化は欧米と比べても日本の特徴だと思う!
現代建築の...続きを読むPosted by ブクログ -
いかもの 確かにそういったものがあふれる世の中になってしまったように感じる。自然とともに生きていくことがやはり大切。
秋田に対する評価が高いところは嬉しい。Posted by ブクログ