恩蔵絢子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
科学的エビデンスを元にした脳内で起こっていることの解説書ではなく、精神科医である著者が臨床で得た解釈や気づきをメインとした本。アメリカのAAやそこで行われている12ステップについて説明が不足していたり、脳内機序の省略がすごいなとか、少し論理が飛躍してるなというところが気になってしまった。でも、著者がロマンス小説依存になってた話とか、快楽と苦痛のシーソーの話などは面白かった。運動は細胞には直接的な意味では毒となるが、適度な運動はもちろん身体には薬となる。またさらりとしか触れられていなかったが、低容量のナルトレキソン(オピオイド受容体遮断薬)が逆に痛みを緩和する話も興味深かった。しかし苦痛も行きすぎると依存症となる。冷水浴でそんなにたくさんの神経伝達物質が高まると知らなかったし、エクストリームスポーツもまた極限のストレスによりドーパミンどばどば状態になるのだ…。
こうした状態から回復するためには、運動やセルフバインディング、そして「徹底的な正直さ」と、他者とのあたたかい絆や回復のためのコミュニティ、そして高ドーパミン製品に逃避せずに人生や世界と向き合うことだと筆者は説く。むりなセルフバインディング等で依存から脱してもその先が孤独で「欠乏状態のマインドセット」でしか生きられない人生であるなら、結局は同じところに戻ってきてしまうのだ。この「十分状態のマインドセット」をもち、人とのあたたかい繋がりを持つのに必要なのが、「徹底的な正直さ」だというわけだ。 -
Posted by ブクログ
タイトルにある、なぜ家にいるのに家に帰りたがるのか?という質問に対する答えが1番知りたかったのだが、そしてその答えはなんとなくわかったようにも思うのだけど、それを知ってじゃあどうすればいいかについてはまだまだわからなく、未だもどかしい思いをしている…
でも、認知症だから仕方ないで片付けてしまうのはやはり良くなく、感情は残るのだということについて、もっともっと向き合わなきゃいけないんだな。
決して人格が変わってしまっているのではなく、伝えたいその思いをなかなか言葉に出来なくなってしまっているから、怒鳴るんだし、言葉も悪くなるんだな。
まぁ正面切って向き合ってくれているのはお袋なんだから、そのお袋にももっとフォローしてあげないといけない。ほんと、呑気に、仕事してるばかりじゃいけないよな。