【感想・ネタバレ】知性の未来―脳はいかに進化し、AIは何を変えるのか―のレビュー

あらすじ

40億年前にDNAが誕生し、ニューロンが発生して脳になり、やがて人間の脳が言語を発明する……生命の壮大な歴史を、AIの最新の研究成果と比較しながら辿り直し、5つのブレイクスルーが知性を発展させてきたことを解き明かす。そして今、「第6のブレイクスルー」が目前に迫る――。異能のAI起業家が到達した「必然的ビジョン」。

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Posted by ブクログ

良い意味で期待外れで、最高に面白かった。AIは知性と呼べるのか?みたいなところに興味を持って読み始めたところ、原初の動物の脳の話から始まり怪訝に感じたが、果たしてこの生物の進化の物語がすごく面白く興味深かった。
意識とは何か、感情って何なのか、すごく深遠な問いなのかと思いきや、まさか左右相称動物が自身の体を操縦するためのニューロンの働きが本質だったとは。もちろん一言で言い表せるような単純な話ではないが、ここから脳が始まり、強化学習やシミュレーションなどのブレイクスルーに至るストーリーは強力な納得感があった。
また、本書のいうとおりLLMは他社の感情をシミュレーションする人間の一番の特徴を欠いており、人間と同様の知性にはなりえないという指摘もなるほどで、今後はこれまでの5つのブレイクスルーを元にして超知能が出現するというのはあり得そうだなと思った。
著者が根っからの学者ではなくビジネスマンなのが驚きだが(知識量、勉強量的に)、だからこそ自分のような一般人が分かりやすい本になっており、最近読んだAI関連の本では間違いなくナンバーワンだった。2025年、最高の読書納めとなった。

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2025年12月30日

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