恩蔵絢子のレビュー一覧

  • ドーパミン中毒(新潮新書)

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    ネタバレ

    人間の快楽とはなんなのか。そして資本主義が今後デフォルトだとしたら、身の回りの物とどう付き合っていくかみたいな本でした。
    今後の人間社会が個人主義にどんどん寄っていくことを考えるととても万人に勧められる内容だと感じました。
    でも読んでいて面白いという感覚は最初はしないかも。


    この本に書いてあるDOPDMINは一人では無く精神科医とか、他の誰かが私に訊かないと難しいのではないかなぁ。というのが少し引っ掛かりのポイントです。

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    2025年09月14日
  • ドーパミン中毒(新潮新書)

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    アメリカの事例だからちょっと馴染みないことも多いけど、色々な症例の人たちの過程を読んでいく中でドーパミン中毒になってしまった人の気持ちが少し分かったし、どう治していったかもその人の気持ちになって読めた気がする。

    この本をディズニーシーで読んでいたから、
    「絶叫系怖くて心臓バクバクするのに乗った後なんか快感になるのは、苦痛の後の快楽って感じ?」って思って敢えて絶叫系に乗った

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    2025年09月06日
  • ドーパミン中毒(新潮新書)

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    現代はモノに溢れている。私はこれまで快楽を得るため、買い物、デジタルドラッグ(Twitter、YouTube、電子漫画)、本、FX、お菓子、食べ物、ファッション、メイク、サウナ、スーパー銭湯、ゲーム、音楽、水泳、恋愛、勉強などに頼ってきた。これらは、現実から逃避できる手段であり、自分自身から気を逸らすためにやっていたことに気が付いた。私は、要領が悪く、体力がないため、他の人のように時間を有効に使えないことにコンプレックスをもっている。そのため、常に音楽を聴いたり本を読んだりと何か生産的なことをしていないと落ち着かないことがある。その反面、1人のときは相変わらずスマホをだらだら見て無駄な時間を過

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    2025年08月10日
  • 脳科学者の母が、認知症になる 記憶を失うと、その人は“その人”でなくなるのか?

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    妻から、ママが最近認知症っぽい感じだと心配そうに言う事が増えた事から、ふとこの本を手に取ってみた。

    脳科学者としての客観的な分析と実の母への娘の感情とが鮮やかに書かれててこの人しか書けない本。

    アルツハイマーの進行により母が母でなくなる恐怖を感じながら、認知症とは?その人らしさとは?を真剣に考えながら必死で乗り越えていく、まさに血の通った学者の経験談。

    愛情だけで越えられない綺麗事で済まない苦労はあるはずだが、この本の内容を知る事で介護する人される人にとって少しでも助けになるのではと感じた。

    自分の両親も妻の両親もいい歳だから他人事ではない。少しでも心の準備をする為に良い出会いだった。

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    2025年08月05日
  • ドーパミン中毒(新潮新書)

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     実際の患者の事例を交えながらいかに依存症を予防するか、抜け出すかについて書かれている。読んでいると、フォーマットが一定していないというか、なんかバラバラな感じがするが、重要なことは一番最後にまとめられていたのでまあヨシ。

     依存症治療法としてセルフバインディングや薬、苦痛側に力をかけるなど、わりとハウツー的なことを挙げながらも最終的に語られたものは徹底的な正直さと恥を受け入れる、また受け入れてもらうと言った精神論であり若干予想外であった。しかし、依存症が脳で起こっている以上、精神論に帰結するのは確かに妥当なのかも。

     マシュマロの実験でマシュマロを撫で始める子どもは面白いと思った。マシュ

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    2025年06月29日
  • なぜ、認知症の人は家に帰りたがるのか ―脳科学でわかる、ご本人の思いと接し方

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    タイトルは、臨床現場において、よく遭遇する事象であり、興味を持った。
    帰宅願望、とひとことでカルテ記載されるが、その背景にある本人の思いにまで目を向けられているだろうか。
    認知症とひとくちにいっても、障害される部位により症状の出方や対応の仕方が異なる。もっと学びを深めて対応力をあげ、やさしいアシスト目指したい。

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    2025年04月18日
  • なぜ、認知症の人は家に帰りたがるのか ―脳科学でわかる、ご本人の思いと接し方

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    恩蔵絢子先生の講演を聞いて、認知症のことをわかりやすく語られていたので
    元になった著書を読んでみました。
    海馬が傷つく病気なので、認知症になっても感情は残る、言葉で表現できなくても
    聞いた言葉は認識できているなど。
    脳が傷つく部位から残存している能力などわかりやすく学ぶことができました。
    認知症をプラスに考えられるような読み物。

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    2025年02月17日
  • ドーパミン中毒(新潮新書)

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    面白かった。色々なケースのストーリーが各章に分断されて記載されているので最初は戸惑ったが慣れると理解がしやすい構成になっている。
    症例があまり私の身近にあるような依存症ではなかったものの、依存するモノが異なるだけで、スマホやネット中毒などとも共通したところが大いにあると思う。
    おそらく違いは、他者、日常生活、健康への悪影響の大きさが、本書で紹介されているようなケースだと段違いに大きいという点だろう。
    スマホやネット中毒だなと思う瞬間もあれど、まぁ大半の人は仕事や家庭に、あまりにも大きな障害が起こらないのではないかな。と、いうか、問題だと自己認識したり、周囲から「おかしい」と言われないため、自覚

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    2025年01月23日
  • ドーパミン中毒(新潮新書)

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    これ系の本によくある通り名前を挙げながら著者の患者たちのストーリーが多く語られる。著者自身も経験がある点は意外。
    序盤、性的な依存に苦しむ男性患者のストーリーなどはやや露骨な表現もあり電車の中で読むのに少しためらった。
    依存の先を経験した患者の惨状の具体例を知るという点のみならず、依存の脱却のステップ等もあり、(今現在何かにひどく依存しているわけではないが)参考になる。

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    2024年11月23日
  • ドーパミン中毒(新潮新書)

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    アメリカの依存症医学の第一人者である筆者が、依存症のメカニズム、すなわち脳内物質のドーパミンが起こす快楽と苦痛の関係性を記した1冊。

    特に快楽と苦痛を感じる脳内の部位は同じでありまさにシーソーの関係性である、という点は現代の容易に快楽にアクセス出来る環境では自戒の念を込めて常に意識しておくべきことだろう。

    逆に苦痛をすべて取り除くことはせずにうまく苦痛を活用すること、正直に生きることの2点は大きな学びとなった。

    本書では精神科医として臨床で出会った依存症患者が依存症に対する自責の念や前向きなマインドセット、治療法などがストーリーとして書いてあり、感情的に理解しやすい。

    脳の仕組みを理解

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    2024年09月21日
  • ドーパミン中毒(新潮新書)

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    自分を不完全な人間であることをみとめて正直に嘘をつかずにいること 自分の人生や世界から逃げずにちゃんと正面から向き合うこと そうすれば人生は生きやすくなる

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    2024年04月30日
  • 脳科学者の母が、認知症になる 記憶を失うと、その人は“その人”でなくなるのか?

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    こういう見方もあるのか。感情の動きもまた個性である。それはそう。思い出もなくなってもその人らしさが残っているのは私も感じた。祖母は私が母になった時も祖母らしかったし、どちらのどなたでしょうかといったときも祖母らしかった。

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    2023年08月30日
  • 脳科学者の母が、認知症になる 記憶を失うと、その人は“その人”でなくなるのか?

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    身近な家族が認知症になることは、本人、そして家族も辛いことだと思う。
    認知症のお母様の行動を脳科学者としての立場から分析されていて興味深い本だった。

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    2023年03月18日
  • 脳科学者の母が、認知症になる 記憶を失うと、その人は“その人”でなくなるのか?

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    人とはまことに多面的な生き物で、いろんな特性を持っていますが、現代の学校教育では読み書きそろばんと記憶力ばかりが重要視され、それ以外の特性はちっとも評価されない。算数や漢字が苦手だと、勉強ができないヤツだと決めつけられる。このことが、私は以前から不満でした。でも、これからの世の中、AIが発達すれば、読み書きそろばん・記憶力なんかはAIには全く歯が立たなくなるでしょう。その後、人をはかる物差しはどうなるでしょう?
    この本を読んで、その物差しは、認知症になった方をはかるのと似ているんじゃないかと思いました。失っていく能力を嘆くのではなく、それでも残る人の心の芯に光をあてて、その人を見る。それができ

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    2022年09月20日
  • 脳科学者の母が、認知症になる 記憶を失うと、その人は“その人”でなくなるのか?

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    父方の祖母に最後に会ったのは十歳くらいの頃、病院でのことだった。
    遠くに住んでいたから、祖父を急に亡くしたあと、認知症になった祖母に会ったのはその一度だけだった。私のことを、私の妹の名前でしか呼ばず(年子で名前も似ているので混同したのか、妹のほうを気に入っていたのか)、息子である父の顔も忘れてしまった祖母は、それまでの印象とは違う、子供のように純粋な笑顔を私に向けた。自分の名前を呼ばれないことや、息子である私の父を覚えていないことで、おそらく私はショックを受けたのだろう。そのあとも父は何度も会いに行っていたが、私自身は再び会うことなく祖母は亡くなり、お葬式へも行ったはずだが思い出せない。
    この

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    2022年06月17日
  • 脳科学者の母が、認知症になる 記憶を失うと、その人は“その人”でなくなるのか?

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    前に読んだ本だが文庫化を機に再読。
    認知症のメカニズムと関連した脳科学・認知科学の知識が、実例を、しかも実感を持って書かれているだけによくわかる。ただ、結論部の”感情”についての議論の後半部分はちょっとまとまっていないと感じた。著者が母の現状について、それでも意味があることを納得したくて、唯一大きく残っている「感情」に重きを置きたい、とも読める。行動に付随するものとしての感情と、その人らしい反応としての感情は、同じものなのだろうか。その人ならではの反応は、やはり”性格”のようなもので、反射的に表れる”感情”とは重なるところもあるけれど、重ならないところもあるのでは。

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    2021年12月13日
  • ドーパミン中毒(新潮新書)

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    ネタバレ

    これを読んでいる中で、自分がスマホから離れる時に不安を感じていることに気付かされた。これも依存症であり、日常の小さな幸せに気づけなくなっているのならば治したい。

    苦痛と快楽のシーソーのシステムでは、苦痛を受けることで快楽を得ることができるという話が印象的でだった。

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    2025年10月27日
  • ドーパミン中毒(新潮新書)

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    先月、スマホ(SNS)使用を減らす試みをした。結果、読書に耽るようになっただけだった。人は何かに依存せずには生きられないのだろうか。本書には、水風呂依存症ともいえるケースが出てくる。これって「サウナで整う」のサウナなしだ! 水風呂だけでハイになれるんだ。サウナは必要なかったんだ。私、サウナで整ってみたいと思っていたが(コカインレベルの快感と聞いたので)、水風呂が無理すぎてできなかった。でもやってみたい、水風呂でハイになってみたい。そんなことを感じた一冊。
    最初の症例ジェイコブのエピソードはかなりえぐい(マスターベーション依存症)。
    私には公にしていない依存症がある(違法なものではない)。これを

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    2025年09月12日
  • ドーパミン中毒(新潮新書)

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    文字通りドーパミン中毒について。

    訳本なので当然ながら海外の事例だったものの、内容は理解できた。

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    2025年08月30日
  • ドーパミン中毒(新潮新書)

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    これも知人の紹介で読みました。前回は主にポルノ中毒の話でしたが、今回は、ポルノだけでなく、アルコール、覚醒剤依存などの話も出てきました。主人公のカウンセラーが、あらゆる問題を抱えている患者に対して、話を聞き、アドバイスをしていきます。依存症が改善されていく様子が事細かく書かれていて、読んでて飽きない内容でした。

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    2025年07月28日