恩蔵絢子のレビュー一覧

  • 脳科学者の母が、認知症になる 記憶を失うと、その人は“その人”でなくなるのか?

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    父方の祖母に最後に会ったのは十歳くらいの頃、病院でのことだった。
    遠くに住んでいたから、祖父を急に亡くしたあと、認知症になった祖母に会ったのはその一度だけだった。私のことを、私の妹の名前でしか呼ばず(年子で名前も似ているので混同したのか、妹のほうを気に入っていたのか)、息子である父の顔も忘れてしまった祖母は、それまでの印象とは違う、子供のように純粋な笑顔を私に向けた。自分の名前を呼ばれないことや、息子である私の父を覚えていないことで、おそらく私はショックを受けたのだろう。そのあとも父は何度も会いに行っていたが、私自身は再び会うことなく祖母は亡くなり、お葬式へも行ったはずだが思い出せない。
    この

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    2022年06月17日
  • 脳科学者の母が、認知症になる 記憶を失うと、その人は“その人”でなくなるのか?

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    前に読んだ本だが文庫化を機に再読。
    認知症のメカニズムと関連した脳科学・認知科学の知識が、実例を、しかも実感を持って書かれているだけによくわかる。ただ、結論部の”感情”についての議論の後半部分はちょっとまとまっていないと感じた。著者が母の現状について、それでも意味があることを納得したくて、唯一大きく残っている「感情」に重きを置きたい、とも読める。行動に付随するものとしての感情と、その人らしい反応としての感情は、同じものなのだろうか。その人ならではの反応は、やはり”性格”のようなもので、反射的に表れる”感情”とは重なるところもあるけれど、重ならないところもあるのでは。

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    2021年12月13日
  • 感情労働の未来 脳はなぜ他者の“見えない心”を推しはかるのか?

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    感情労働とは「仕事場の規則で、そのように自分が本当に感じていることとはちがう感情表出を求められる」労働とあり、代表的な職種としてCA、看護師、介護士などが例示されていて、興味を持って読み始めた。これら以外にも、ホテルマン、各種接待業を筆頭に普通の営業員等も、程度の違いはあれ同様の苦労をしている人々は多い筈で、これ等も含めた現場の苦労の実態、対処法、今後の対策と課題、といった内容を想定していた。しかしながら著者は脳科学者であり、その様な事よりも、脳と感情や心、脳とSNSや生成AI、感情表現や感情的知性(EQ)等に関するものであったが、感情や言語の理解における脳の働きを科学的実験を踏まえた学説に基

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    2026年01月21日
  • 感情労働の未来 脳はなぜ他者の“見えない心”を推しはかるのか?

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    タイトルに惹かれ、手に取る。
    感情労働の語源から、今の労働者を取り巻く状況、SNSとの関わりなどと脳について語られる。
    特に知的労働、肉体労働、感情労働、深層演技、表層演技などは気になるワード。
    途中感情労働から話題逸れた気もするが、自分の日々の仕事や仕事との向き合い方でとても参考になって。
    良い本。

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    2025年12月15日
  • 脳科学者の母が、認知症になる 記憶を失うと、その人は“その人”でなくなるのか?

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    職業病、認知症の方にはよく接しますし、認知症の方と接しない日は休日しかありません
    認知症のことは、きっとかなり知っている方だと思います

    確かに、知っていることは多くありました
    それでも改めて考え直すことがあったり、その人らしさってなんだろうって考えることだったりそれはとても大切なことだと思います

    その人らしく生きていく
    それは、認知症になってもならなくても叶えていきたいものでもある
    その人らしさというものを、周りが奪ってはいけないなと思います

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    2025年12月12日
  • ドーパミン中毒(新潮新書)

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    ネタバレ

    これを読んでいる中で、自分がスマホから離れる時に不安を感じていることに気付かされた。これも依存症であり、日常の小さな幸せに気づけなくなっているのならば治したい。

    苦痛と快楽のシーソーのシステムでは、苦痛を受けることで快楽を得ることができるという話が印象的でだった。

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    2025年10月27日
  • ドーパミン中毒(新潮新書)

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    先月、スマホ(SNS)使用を減らす試みをした。結果、読書に耽るようになっただけだった。人は何かに依存せずには生きられないのだろうか。本書には、水風呂依存症ともいえるケースが出てくる。これって「サウナで整う」のサウナなしだ! 水風呂だけでハイになれるんだ。サウナは必要なかったんだ。私、サウナで整ってみたいと思っていたが(コカインレベルの快感と聞いたので)、水風呂が無理すぎてできなかった。でもやってみたい、水風呂でハイになってみたい。そんなことを感じた一冊。
    最初の症例ジェイコブのエピソードはかなりえぐい(マスターベーション依存症)。
    私には公にしていない依存症がある(違法なものではない)。これを

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    2025年09月12日
  • ドーパミン中毒(新潮新書)

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    文字通りドーパミン中毒について。

    訳本なので当然ながら海外の事例だったものの、内容は理解できた。

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    2025年08月30日
  • ドーパミン中毒(新潮新書)

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    これも知人の紹介で読みました。前回は主にポルノ中毒の話でしたが、今回は、ポルノだけでなく、アルコール、覚醒剤依存などの話も出てきました。主人公のカウンセラーが、あらゆる問題を抱えている患者に対して、話を聞き、アドバイスをしていきます。依存症が改善されていく様子が事細かく書かれていて、読んでて飽きない内容でした。

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    2025年07月28日
  • ドーパミン中毒(新潮新書)

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    「快感と不快感はシーソーのよう」という例えが腹落ちした。もっともっとと快を求めることで、いつのまにか中毒となり、逆に身体や精神を蝕んでいる。いくつもある、しかも長年にわたってどうしてもやめることができない自分の悪癖。やめたほうがよいのはわかっていても、いつも一時の快楽を優先してしまう。シーソーのバランスをとりながら自分をメタ認知しながら生活するのが良さそう。

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    2025年07月23日
  • 脳科学者の母が、認知症になる 記憶を失うと、その人は“その人”でなくなるのか?

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    脳科学者である筆者の母がアルツハイマー型認知症になった。
    その様子を観察して詳しくその状況を記述し、その原因を冷静に分析している。
    実際には一緒に暮らしていく中では、かなり感情的な揺れ動きはあったのだろうと思う。

    認知症になってもその人らしさは残っているというのがこの本の結論。

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    2025年07月13日
  • 脳科学者の母が、認知症になる 記憶を失うと、その人は“その人”でなくなるのか?

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    知識で知っていても、実際に身近な人が認知症になるとやっぱり違うもんだなと思う。その人がどうしてそう言うのか、どうしてそんな態度をとったのか、脳科学の観点から発見したことや、認知症に対して実体験を通して語ってくれているので、とても共感しやすかった。

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    2025年07月02日
  • ドーパミン中毒(新潮新書)

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    世界全体の死亡原因の7割は喫煙や運動不足、食事といった修正の利く危険因子で説明可能

    ▷死亡リスクトップ
    高血圧13%
    喫煙9%
    高血糖6%
    運動不足6%
    肥満5%

    〇正直さと親密な人間関係
    真実を語ることは人と人を、近づける。
    自分の弱さを晒す意思がある時には特にである。
    相手の不完全さの中に、人は自分の弱さや人間らしさを見る。自分が抱いている疑い、恐怖、弱さが自分だけのものではないことを知って安心する。

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    2025年06月25日
  • ドーパミン中毒(新潮新書)

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    非常に興味深い内容だった。私も最後の恥の部分、どれだけ正直になるかの部分が、自身の経験や感覚からもとても刺さった箇所だった。両手を挙げて賛同しかねる部分もあるけど、何度も読み返して心に留めたい。

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    2025年04月14日
  • なぜ、認知症の人は家に帰りたがるのか ―脳科学でわかる、ご本人の思いと接し方

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    認知症の人に現れる行動を脳科学の視点からやさしく解説している。
    脳のこの部分にダメージがあるから、こういうことができにくくなる。その結果、周りの反応が変わり、BPSDが現れるという展開。
    ただの解説に留まらず、どんなふうにアシストしたら、その人が助かるかまで書いてある。
    初めて認知症のある人たちと接する人、接したことがある人ともに、一読することで、認知症観がアップデートされるのではないか。

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    2025年04月11日
  • ドーパミン中毒(新潮新書)

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    具体的な患者のケースを使い依存症の恐ろしさや薬物の怖さを知りました。他にもアルコールや性、食べ物など身近にある物ばかりなので気をつけないといけないなと感じました。

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    2025年02月05日
  • ドーパミン中毒(新潮新書)

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    ネタバレ

    競輪記者でドーパミン中毒者を多数生み出してきたことを反省?してた友人から勧められて読んだ本。

    まず感じたのは、依存しがちな行動の大半が自分の意思ではなく、脳の報酬系に大きく左右されてるなぁということだった。現実世界ではマズローの欲求階層が複雑に絡み合ってるため、単純に欲求を手放すのは難しい。ただ、比較的低次の欲求は認識できれば切り捨てられるなと思ったので、そのぶん不必要な遠回りをしなくて済むんじゃないかと気づきがあった。

    けど自己実現欲求に振り切るのはやりすぎな気がしてて、やっぱり人とのつながりや共感をある程度必要としているのが人間だと思う。自己実現だけを追求しようとすると、周りからの刺激

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    2024年12月21日
  • ドーパミン中毒(新潮新書)

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    依存について、臨床内容から学べる、初心者の自分でも理解できるくらいわかりやすかった
    また、最後の訳者の後書きが心にきてよかった

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    2024年10月26日
  • なぜ、認知症の人は家に帰りたがるのか ―脳科学でわかる、ご本人の思いと接し方

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    こんなに認知症の人の気持ちを表している本は初めて読みました。

    自分がケアする側になったら、再読したいと思います。

    また、自分が認知症になったとしたら、ケアしてくださる人や家族に読んでほしい、認知症の人の気持ちを知ってほしいと思います。

    認知症の人とって、こんな気持ちで、こんな情報を持った方がケアしてくださるのは幸せなことだと感じます。

    ケアする側、特に認知症の家族の方にとっても救いになる情報がたくさんありました。

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    2024年09月27日
  • ドーパミン中毒(新潮新書)

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    依存症からの脱出法ということで本書を手に取った。依存症はそれを断つことから始める。運動が効果的など、最終章の結論にまとめられている。依存症に関しては本書が初めてなので参考になった。

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    2024年08月15日