恩蔵絢子のレビュー一覧

  • ドーパミン中毒(新潮新書)

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    これ系の本によくある通り名前を挙げながら著者の患者たちのストーリーが多く語られる。著者自身も経験がある点は意外。
    序盤、性的な依存に苦しむ男性患者のストーリーなどはやや露骨な表現もあり電車の中で読むのに少しためらった。
    依存の先を経験した患者の惨状の具体例を知るという点のみならず、依存の脱却のステップ等もあり、(今現在何かにひどく依存しているわけではないが)参考になる。

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    2024年11月23日
  • 脳科学者の母が、認知症になる 記憶を失うと、その人は“その人”でなくなるのか?

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    こういう見方もあるのか。感情の動きもまた個性である。それはそう。思い出もなくなってもその人らしさが残っているのは私も感じた。祖母は私が母になった時も祖母らしかったし、どちらのどなたでしょうかといったときも祖母らしかった。

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    2023年08月30日
  • 脳科学者の母が、認知症になる 記憶を失うと、その人は“その人”でなくなるのか?

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    身近な家族が認知症になることは、本人、そして家族も辛いことだと思う。
    認知症のお母様の行動を脳科学者としての立場から分析されていて興味深い本だった。

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    2023年03月18日
  • 脳科学者の母が、認知症になる 記憶を失うと、その人は“その人”でなくなるのか?

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    人とはまことに多面的な生き物で、いろんな特性を持っていますが、現代の学校教育では読み書きそろばんと記憶力ばかりが重要視され、それ以外の特性はちっとも評価されない。算数や漢字が苦手だと、勉強ができないヤツだと決めつけられる。このことが、私は以前から不満でした。でも、これからの世の中、AIが発達すれば、読み書きそろばん・記憶力なんかはAIには全く歯が立たなくなるでしょう。その後、人をはかる物差しはどうなるでしょう?
    この本を読んで、その物差しは、認知症になった方をはかるのと似ているんじゃないかと思いました。失っていく能力を嘆くのではなく、それでも残る人の心の芯に光をあてて、その人を見る。それができ

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    2022年09月20日
  • 脳科学者の母が、認知症になる 記憶を失うと、その人は“その人”でなくなるのか?

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    父方の祖母に最後に会ったのは十歳くらいの頃、病院でのことだった。
    遠くに住んでいたから、祖父を急に亡くしたあと、認知症になった祖母に会ったのはその一度だけだった。私のことを、私の妹の名前でしか呼ばず(年子で名前も似ているので混同したのか、妹のほうを気に入っていたのか)、息子である父の顔も忘れてしまった祖母は、それまでの印象とは違う、子供のように純粋な笑顔を私に向けた。自分の名前を呼ばれないことや、息子である私の父を覚えていないことで、おそらく私はショックを受けたのだろう。そのあとも父は何度も会いに行っていたが、私自身は再び会うことなく祖母は亡くなり、お葬式へも行ったはずだが思い出せない。
    この

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    2022年06月17日
  • 脳科学者の母が、認知症になる 記憶を失うと、その人は“その人”でなくなるのか?

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    前に読んだ本だが文庫化を機に再読。
    認知症のメカニズムと関連した脳科学・認知科学の知識が、実例を、しかも実感を持って書かれているだけによくわかる。ただ、結論部の”感情”についての議論の後半部分はちょっとまとまっていないと感じた。著者が母の現状について、それでも意味があることを納得したくて、唯一大きく残っている「感情」に重きを置きたい、とも読める。行動に付随するものとしての感情と、その人らしい反応としての感情は、同じものなのだろうか。その人ならではの反応は、やはり”性格”のようなもので、反射的に表れる”感情”とは重なるところもあるけれど、重ならないところもあるのでは。

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    2021年12月13日
  • ドーパミン中毒(新潮新書)

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    正直になることが親密さを深めるきっかけになるということが印象的だった。
    自分を良く見せたり、小さな嘘を付くべきではない。
    間違いをおかしたことを認めて、相手が間違いをおかした不完全な自分を受け入れてくれたと感じた時、関係性がグッと深くなる。

    ※男性の性的な描写が多く具体的なため、少し気分が悪く感じる部分もありました。そういうのが苦手な方にはおすすめしません。

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    2026年02月20日
  • 感情労働の未来 脳はなぜ他者の“見えない心”を推しはかるのか?

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    脳科学の観点から見た感情労働とは何か、AIやSNSが人々にどういう影響をもたらすのか等が書かれている。
    五感や体験を通して感情は動き、記憶される
    感情労働とはそんな記憶、感情体験を通して他者との関わりを円滑に進めるための社会的な脳の働きの一種
    この分野は唯一AIにはできない分野であり未来的に人であることの強みになるかもしれない
    だが、その一方で感情労働は表面上だけの表層演技がいつしか自身の本当の感情と違うものに書き換え、納得させ深層演技になってしまい…
    気づいた時には燃え尽き症候群や鬱になっている人、非常に多いんじゃないだろうか。
    強みでもあり、弱みでもある。
    それをAIがまた補助するなんてこ

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    2026年02月17日
  • 知性の未来―脳はいかに進化し、AIは何を変えるのか―

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    脳がどのように進化し、人やそれ以外の生物でどのような機能でどういう仕組みになっているか説明し、それがAIにどうつながるかについて、広深の知識で解説されていた
    内容を全て理解できたとは思えないほどのボリュームであったが、得るものは多かった

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    2026年02月11日
  • ドーパミン中毒(新潮新書)

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    この本は科学的なエビデンスに基づいて語られた「ドーパミン」や「依存症」の本ではない。依存症の精神科医が臨床の経験から得た個人的な気づきを元に、「中毒・依存症治療」と「現代社会で社会で生きること」を書いた本である。

    この本には重大な欠点がある。それは著者の持論を補強するために出てくる科学的エビデンスに信用がおけないところだ。とても古い事例や賛否両論で受け入れられていない学説も出てくる(ホルミシスにおける原爆の説は日本人として受け入れられない。wikipeidaを読むとチェリーピッキングだという反論がある)。著者は自分なりの経験則があり、それを補強するために学説を持ち出している。順番が逆だから、

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    2026年02月09日
  • なぜ、認知症の人は家に帰りたがるのか ―脳科学でわかる、ご本人の思いと接し方

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    難しい科学的な認知症のメカニズムについて、比較的分かりやすく、優しい語り口で説明されている。どんな症状になろうとも、その人の本質的なその人らしさは変わらないというスタンスに共鳴できた。しかし頭で分かっていても、実際にそのように対応できるかというとなかなか簡単にはいかない。対応する側も試行錯誤しながらではあるが、どんな時にも人と人との関係性であることを忘れずに対応していきたい。

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    2026年02月07日
  • 感情労働の未来 脳はなぜ他者の“見えない心”を推しはかるのか?

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    感情労働とは「仕事場の規則で、そのように自分が本当に感じていることとはちがう感情表出を求められる」労働とあり、代表的な職種としてCA、看護師、介護士などが例示されていて、興味を持って読み始めた。これら以外にも、ホテルマン、各種接待業を筆頭に普通の営業員等も、程度の違いはあれ同様の苦労をしている人々は多い筈で、これ等も含めた現場の苦労の実態、対処法、今後の対策と課題、といった内容を想定していた。しかしながら著者は脳科学者であり、その様な事よりも、脳と感情や心、脳とSNSや生成AI、感情表現や感情的知性(EQ)等に関するものであったが、感情や言語の理解における脳の働きを科学的実験を踏まえた学説に基

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    2026年01月21日
  • 感情労働の未来 脳はなぜ他者の“見えない心”を推しはかるのか?

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    タイトルに惹かれ、手に取る。
    感情労働の語源から、今の労働者を取り巻く状況、SNSとの関わりなどと脳について語られる。
    特に知的労働、肉体労働、感情労働、深層演技、表層演技などは気になるワード。
    途中感情労働から話題逸れた気もするが、自分の日々の仕事や仕事との向き合い方でとても参考になって。
    良い本。

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    2025年12月15日
  • 脳科学者の母が、認知症になる 記憶を失うと、その人は“その人”でなくなるのか?

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    職業病、認知症の方にはよく接しますし、認知症の方と接しない日は休日しかありません
    認知症のことは、きっとかなり知っている方だと思います

    確かに、知っていることは多くありました
    それでも改めて考え直すことがあったり、その人らしさってなんだろうって考えることだったりそれはとても大切なことだと思います

    その人らしく生きていく
    それは、認知症になってもならなくても叶えていきたいものでもある
    その人らしさというものを、周りが奪ってはいけないなと思います

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    2025年12月12日
  • ドーパミン中毒(新潮新書)

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    これを読んでいる中で、自分がスマホから離れる時に不安を感じていることに気付かされた。これも依存症であり、日常の小さな幸せに気づけなくなっているのならば治したい。

    苦痛と快楽のシーソーのシステムでは、苦痛を受けることで快楽を得ることができるという話が印象的でだった。

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    2025年10月27日
  • ドーパミン中毒(新潮新書)

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    先月、スマホ(SNS)使用を減らす試みをした。結果、読書に耽るようになっただけだった。人は何かに依存せずには生きられないのだろうか。本書には、水風呂依存症ともいえるケースが出てくる。これって「サウナで整う」のサウナなしだ! 水風呂だけでハイになれるんだ。サウナは必要なかったんだ。私、サウナで整ってみたいと思っていたが(コカインレベルの快感と聞いたので)、水風呂が無理すぎてできなかった。でもやってみたい、水風呂でハイになってみたい。そんなことを感じた一冊。
    最初の症例ジェイコブのエピソードはかなりえぐい(マスターベーション依存症)。
    私には公にしていない依存症がある(違法なものではない)。これを

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    2025年09月12日
  • ドーパミン中毒(新潮新書)

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    文字通りドーパミン中毒について。

    訳本なので当然ながら海外の事例だったものの、内容は理解できた。

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    2025年08月30日
  • ドーパミン中毒(新潮新書)

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    これも知人の紹介で読みました。前回は主にポルノ中毒の話でしたが、今回は、ポルノだけでなく、アルコール、覚醒剤依存などの話も出てきました。主人公のカウンセラーが、あらゆる問題を抱えている患者に対して、話を聞き、アドバイスをしていきます。依存症が改善されていく様子が事細かく書かれていて、読んでて飽きない内容でした。

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    2025年07月28日
  • ドーパミン中毒(新潮新書)

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    「快感と不快感はシーソーのよう」という例えが腹落ちした。もっともっとと快を求めることで、いつのまにか中毒となり、逆に身体や精神を蝕んでいる。いくつもある、しかも長年にわたってどうしてもやめることができない自分の悪癖。やめたほうがよいのはわかっていても、いつも一時の快楽を優先してしまう。シーソーのバランスをとりながら自分をメタ認知しながら生活するのが良さそう。

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    2025年07月23日
  • 脳科学者の母が、認知症になる 記憶を失うと、その人は“その人”でなくなるのか?

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    脳科学者である筆者の母がアルツハイマー型認知症になった。
    その様子を観察して詳しくその状況を記述し、その原因を冷静に分析している。
    実際には一緒に暮らしていく中では、かなり感情的な揺れ動きはあったのだろうと思う。

    認知症になってもその人らしさは残っているというのがこの本の結論。

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    2025年07月13日