恩蔵絢子のレビュー一覧

  • 脳科学者の母が、認知症になる 記憶を失うと、その人は“その人”でなくなるのか?

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    妻から、ママが最近認知症っぽい感じだと心配そうに言う事が増えた事から、ふとこの本を手に取ってみた。

    脳科学者としての客観的な分析と実の母への娘の感情とが鮮やかに書かれててこの人しか書けない本。

    アルツハイマーの進行により母が母でなくなる恐怖を感じながら、認知症とは?その人らしさとは?を真剣に考えながら必死で乗り越えていく、まさに血の通った学者の経験談。

    愛情だけで越えられない綺麗事で済まない苦労はあるはずだが、この本の内容を知る事で介護する人される人にとって少しでも助けになるのではと感じた。

    自分の両親も妻の両親もいい歳だから他人事ではない。少しでも心の準備をする為に良い出会いだった。

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    2025年08月05日
  • ドーパミン中毒(新潮新書)

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     実際の患者の事例を交えながらいかに依存症を予防するか、抜け出すかについて書かれている。読んでいると、フォーマットが一定していないというか、なんかバラバラな感じがするが、重要なことは一番最後にまとめられていたのでまあヨシ。

     依存症治療法としてセルフバインディングや薬、苦痛側に力をかけるなど、わりとハウツー的なことを挙げながらも最終的に語られたものは徹底的な正直さと恥を受け入れる、また受け入れてもらうと言った精神論であり若干予想外であった。しかし、依存症が脳で起こっている以上、精神論に帰結するのは確かに妥当なのかも。

     マシュマロの実験でマシュマロを撫で始める子どもは面白いと思った。マシュ

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    2025年06月29日
  • なぜ、認知症の人は家に帰りたがるのか ―脳科学でわかる、ご本人の思いと接し方

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    タイトルは、臨床現場において、よく遭遇する事象であり、興味を持った。
    帰宅願望、とひとことでカルテ記載されるが、その背景にある本人の思いにまで目を向けられているだろうか。
    認知症とひとくちにいっても、障害される部位により症状の出方や対応の仕方が異なる。もっと学びを深めて対応力をあげ、やさしいアシスト目指したい。

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    2025年04月18日
  • なぜ、認知症の人は家に帰りたがるのか ―脳科学でわかる、ご本人の思いと接し方

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    恩蔵絢子先生の講演を聞いて、認知症のことをわかりやすく語られていたので
    元になった著書を読んでみました。
    海馬が傷つく病気なので、認知症になっても感情は残る、言葉で表現できなくても
    聞いた言葉は認識できているなど。
    脳が傷つく部位から残存している能力などわかりやすく学ぶことができました。
    認知症をプラスに考えられるような読み物。

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    2025年02月17日
  • ドーパミン中毒(新潮新書)

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    ネタバレ

    面白かった。色々なケースのストーリーが各章に分断されて記載されているので最初は戸惑ったが慣れると理解がしやすい構成になっている。
    症例があまり私の身近にあるような依存症ではなかったものの、依存するモノが異なるだけで、スマホやネット中毒などとも共通したところが大いにあると思う。
    おそらく違いは、他者、日常生活、健康への悪影響の大きさが、本書で紹介されているようなケースだと段違いに大きいという点だろう。
    スマホやネット中毒だなと思う瞬間もあれど、まぁ大半の人は仕事や家庭に、あまりにも大きな障害が起こらないのではないかな。と、いうか、問題だと自己認識したり、周囲から「おかしい」と言われないため、自覚

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    2025年01月23日
  • 脳科学者の母が、認知症になる 記憶を失うと、その人は“その人”でなくなるのか?

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    ネタバレ

    こういう見方もあるのか。感情の動きもまた個性である。それはそう。思い出もなくなってもその人らしさが残っているのは私も感じた。祖母は私が母になった時も祖母らしかったし、どちらのどなたでしょうかといったときも祖母らしかった。

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    2023年08月30日
  • 脳科学者の母が、認知症になる 記憶を失うと、その人は“その人”でなくなるのか?

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    身近な家族が認知症になることは、本人、そして家族も辛いことだと思う。
    認知症のお母様の行動を脳科学者としての立場から分析されていて興味深い本だった。

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    2023年03月18日
  • 脳科学者の母が、認知症になる 記憶を失うと、その人は“その人”でなくなるのか?

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    人とはまことに多面的な生き物で、いろんな特性を持っていますが、現代の学校教育では読み書きそろばんと記憶力ばかりが重要視され、それ以外の特性はちっとも評価されない。算数や漢字が苦手だと、勉強ができないヤツだと決めつけられる。このことが、私は以前から不満でした。でも、これからの世の中、AIが発達すれば、読み書きそろばん・記憶力なんかはAIには全く歯が立たなくなるでしょう。その後、人をはかる物差しはどうなるでしょう?
    この本を読んで、その物差しは、認知症になった方をはかるのと似ているんじゃないかと思いました。失っていく能力を嘆くのではなく、それでも残る人の心の芯に光をあてて、その人を見る。それができ

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    2022年09月20日
  • 脳科学者の母が、認知症になる 記憶を失うと、その人は“その人”でなくなるのか?

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    父方の祖母に最後に会ったのは十歳くらいの頃、病院でのことだった。
    遠くに住んでいたから、祖父を急に亡くしたあと、認知症になった祖母に会ったのはその一度だけだった。私のことを、私の妹の名前でしか呼ばず(年子で名前も似ているので混同したのか、妹のほうを気に入っていたのか)、息子である父の顔も忘れてしまった祖母は、それまでの印象とは違う、子供のように純粋な笑顔を私に向けた。自分の名前を呼ばれないことや、息子である私の父を覚えていないことで、おそらく私はショックを受けたのだろう。そのあとも父は何度も会いに行っていたが、私自身は再び会うことなく祖母は亡くなり、お葬式へも行ったはずだが思い出せない。
    この

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    2022年06月17日
  • 脳科学者の母が、認知症になる 記憶を失うと、その人は“その人”でなくなるのか?

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    前に読んだ本だが文庫化を機に再読。
    認知症のメカニズムと関連した脳科学・認知科学の知識が、実例を、しかも実感を持って書かれているだけによくわかる。ただ、結論部の”感情”についての議論の後半部分はちょっとまとまっていないと感じた。著者が母の現状について、それでも意味があることを納得したくて、唯一大きく残っている「感情」に重きを置きたい、とも読める。行動に付随するものとしての感情と、その人らしい反応としての感情は、同じものなのだろうか。その人ならではの反応は、やはり”性格”のようなもので、反射的に表れる”感情”とは重なるところもあるけれど、重ならないところもあるのでは。

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    2021年12月13日
  • ドーパミン中毒(新潮新書)

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    SNS依存になりかけ、これはやばいと焦って手に取った本。彼女自身も中毒に陥った経験があるからこそのリアルな中毒症状とそして世の中にはありとあらゆる中毒があるんだと思わされる。そしてそれらには糸も簡単に私たちは落ち着いてしまうと言うこと。そしてそれらに対してセルフバインド力、自分をはなし、どのように距離を取るかについて具体的な対策が書かれている点がかなりありがたい。そしてドパミンと言うのは、不快の感情も多く、天秤のようにドーパミンが消えると深い感情の方が強くなり、快楽を感じる体制がついてしまい、量がどんどん多くなると言うのも納得。本当に困った仕組みだ。、、、

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    2026年04月27日
  • 知性の未来―脳はいかに進化し、AIは何を変えるのか―

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    【1:新皮質の基本構造と共通アルゴリズム】
    ・新皮質はどこを切り取っても「同じ6層構造のカラム」で構成されている。
    ・場所によって「入力(感覚)」か「出力(行動)」かの比重が異なるため、層の厚みに違いが出る。
    ・感覚野:入力層である第4層が発達。
    ・前頭葉:出力がメインのため第4層が縮小しているが、情報の処理回路自体は共通。
    【2:生物の進化と時間差分(TD)予測】
    ・生物は脳内に「行為者(アクター)」と「批評者(クリティック)」を持つことで進化した。
    ・批評者が「将来の報酬(ドーパミン)」を時間差で予測し、行動を修正するモデル。
    ・この仕組みを応用したのが「TDバックギャモン」であり、自己対

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    2026年04月22日
  • 脳科学者の母が、認知症になる 記憶を失うと、その人は“その人”でなくなるのか?

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    母が認知症になったかも、まさに今その状態で、少しでも認知症の事を知りたくて読んでみた。

    さっき口にした物をこれ何かなと聞いたり、どこに何がしまってあるか忘れたりしているけれど、会いに行った日には、今日は来てくれてありがとうね。と言って帰り際握手してくる。この行動がまさにうちの母らしさだな思う。
    これから困る事も多くなるだろうけど、大変な事ばかりじゃないかもと少し気持ちが軽くなった。

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    2026年04月16日
  • 感情労働の未来 脳はなぜ他者の“見えない心”を推しはかるのか?

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    "言語と身体をかつてなく切り離した現代人は、見えにくい人の心を理解するという方向で苦労するかわりに、見えにくい心を誰からも見えやすいように加工するという苦労を選んでいる"

    とてもいい本でした

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    2026年04月11日
  • 感情労働の未来 脳はなぜ他者の“見えない心”を推しはかるのか?

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    ネタバレ

    AIの発達によって知能や肉体を使った労働がAIに取って代わられるようになってきた。一方で感情労働と言われる看護師や介護士、保育士や教員などの働き方に目が向けられてきている。常識や一般論で判断するのではなく、その苦しんでいる本人さえも気付けていない感情に寄り添えるようになりたい。

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    2026年04月09日
  • ドーパミン中毒(新潮新書)

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    息子へ

    PIVOT(YouTube)に著者のインタビュー動画が出ていたので読んでみた。

    ドーパミンが出て、いろんなことにこだわってしまう人間の習性について学べた。

    一番のTake Awayは、快楽と苦痛は、シーソーの関係にある。つまり強い快楽にハマったあとには、強い苦痛がくる。つまりはメンタルが安定しない。

    そこで、著者が勧めるのは、定期的に小さい苦痛を生活に取り込むこと。それにより、程よい幸福感を継続して感じることができる。

    ランニング、筋トレ、冷水シャワーを、その意味で、自分の生活に取り込んでいきたい。

    君もなんだか気持ちが不安定なときは小さい苦痛の習慣を日常に取り込んで欲しい

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    2026年03月22日
  • 感情労働の未来 脳はなぜ他者の“見えない心”を推しはかるのか?

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    ネタバレ

    意外とみんな同じようなことで悩んでいるように見えて、やっぱり個性的で、でもやっぱり似ている。
    人に寄り添い、自分の感情も人の感情も大切にして、よくなる未来を信じて生きていきたい。



    感情は、基本的には、今自分の知らないことが起こっているのを私たちに告げ知らせるものだ。それが今までにないことが起こった「喜び」になっても、起こってほしくないことが起こった「悲しみ」になっても、想定外の物事に対する私たちの反応であることにはかわりなく、それが感情と呼ばれるのである。

    ある状況に対してみんなが同じ反応を示したら、その反応が結局良くないものであった場合、人類自体が滅びてしまうかもしれず、それぞれが別

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    2026年03月08日
  • ドーパミン中毒(新潮新書)

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    正直になることが親密さを深めるきっかけになるということが印象的だった。
    自分を良く見せたり、小さな嘘を付くべきではない。
    間違いをおかしたことを認めて、相手が間違いをおかした不完全な自分を受け入れてくれたと感じた時、関係性がグッと深くなる。

    ※男性の性的な描写が多く具体的なため、少し気分が悪く感じる部分もありました。そういうのが苦手な方にはおすすめしません。

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    2026年02月20日
  • 感情労働の未来 脳はなぜ他者の“見えない心”を推しはかるのか?

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    脳科学の観点から見た感情労働とは何か、AIやSNSが人々にどういう影響をもたらすのか等が書かれている。
    五感や体験を通して感情は動き、記憶される
    感情労働とはそんな記憶、感情体験を通して他者との関わりを円滑に進めるための社会的な脳の働きの一種
    この分野は唯一AIにはできない分野であり未来的に人であることの強みになるかもしれない
    だが、その一方で感情労働は表面上だけの表層演技がいつしか自身の本当の感情と違うものに書き換え、納得させ深層演技になってしまい…
    気づいた時には燃え尽き症候群や鬱になっている人、非常に多いんじゃないだろうか。
    強みでもあり、弱みでもある。
    それをAIがまた補助するなんてこ

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    2026年02月17日
  • 知性の未来―脳はいかに進化し、AIは何を変えるのか―

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    脳がどのように進化し、人やそれ以外の生物でどのような機能でどういう仕組みになっているか説明し、それがAIにどうつながるかについて、広深の知識で解説されていた
    内容を全て理解できたとは思えないほどのボリュームであったが、得るものは多かった

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    2026年02月11日