恩蔵絢子のレビュー一覧

  • 脳科学者の母が、認知症になる 記憶を失うと、その人は“その人”でなくなるのか?

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    認知症の家族を通して脳科学の専門的知見からその症状の学問的紹介と対処方法に加え、自己とは何か?について深く考えさせられた名著。

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    2022年08月07日
  • 脳科学者の母が、認知症になる 記憶を失うと、その人は“その人”でなくなるのか?

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    職業としての脳科学者である著者のお母さまも認知症になる。
    知識も症例も一般人よりずっとあるのに対処対応はその時によるもの。
    認知症についての、学者的なものや医療的なものではなく、その生活者としてのエピソードが綴られほっこりするものもある。

    認知症になると幸せじゃなくなるのか
    認知症になったら殺してくれと言っていた人が発症しても幸せそうにしている
     
    この辺りがとても良かった。

    冷蔵庫を開けてなにを出そうとしたのか
    買い物に行くと何を買うつもりできたのか
    あぁ私もいつかは何もかもわからなくなる
    そう思うと悲観してしまうこともあったけど

    認知症でも幸せに生きれそうだそう思えた
    大丈夫大丈夫。

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    2022年04月06日
  • 脳科学者の母が、認知症になる 記憶を失うと、その人は“その人”でなくなるのか?

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    恩蔵絢子(1979年~)氏は、上智大学理工学部卒、東工大大学院総合理工学研究科知能システム科学専攻博士課程修了の脳科学者。早大、日本女子大学等の非常勤講師。専門は自意識と感情。
    本書は、2018年に出版、2021年に文庫化された。
    本書は、脳科学者である著者の母親が65歳でアルツハイマー型認知症を発症し、その後、著者が、娘として、脳科学者として、葛藤する2年半の日々の記録を綴ったものである。
    これまでも認知症について書かれた本は多数出ているが、本書の特徴はやはり、認知症の進行する母親の言動について、一緒に暮らし、もともとの母親の性格をよく知っている著者が、脳科学の見地から、何が原因なのか、即ち

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    2022年01月14日
  • 知性の未来―脳はいかに進化し、AIは何を変えるのか―

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    ネタバレ

    生理学上の発見、それに基づく哲学的飛躍をベースにしたモデル。信用度はいかほどであろうか。
    人間の脳の振る舞いを観察してなにがしかの挙動を見出したとする。正解など得られるはずもなく、推測にしか過ぎない。今後新たな発見なり発想が生まれれば、本書が典拠としている論説も更新されることだろう。かつて脳には情動を司る機能があるとされていたが、現在の知見では文化的に学習されたものが大半であると、本書が述べているように。

    ポール・マクリーンの人間の脳に対する「三位一体」説は現在信用されなくなっているそうだが、2023年刊行の原著で取り沙汰されるからには50年くらいはそれが根拠ないし権威となっていた時代があっ

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    2026年02月12日
  • ドーパミン中毒(新潮新書)

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    ギャンブル依存、スマホ依存など、やらなければいけないと分かっていても目の前の安易な快楽に流され、やらなければいけないと考えていることに費やす時間が無くなり先延ばしにしてしまう。
    このような自分に何かヒントとなる解決法が書かれていないかと期待して本書を読み始めた。
    自分の想像していたよりも重たい、ドラッグや性的指向など様々な中毒者と呼ぶべき人々の実態が書かれていた。海外の事例でもあり、自分の現実世界とは異なる映画の中のような世界観のように感じるが、同じ人間としてのリアルな実話である。
    将来の自分がそうならないようにしたいと思わせる内容であった。そして、現実世界から逃げた先の一時的な快楽を求めるの

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    2026年02月11日
  • ドーパミン中毒(新潮新書)

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    物質的に豊かになりすぎると、他者と比べて持っていないことが惨めに見える。それ故に惨めならないために、現代社会ではドーパミンという脳内麻薬を使って逃避を繰り返す。過ぎたるは及ばざるが如しという言葉があるように、何事もバランスが重要であると再認識させられた。

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    2026年01月06日
  • ドーパミン中毒(新潮新書)

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    科学的エビデンスを元にした脳内で起こっていることの解説書ではなく、精神科医である著者が臨床で得た解釈や気づきをメインとした本。アメリカのAAやそこで行われている12ステップについて説明が不足していたり、脳内機序の省略がすごいなとか、少し論理が飛躍してるなというところが気になってしまった。でも、著者がロマンス小説依存になってた話とか、快楽と苦痛のシーソーの話などは面白かった。運動は細胞には直接的な意味では毒となるが、適度な運動はもちろん身体には薬となる。またさらりとしか触れられていなかったが、低容量のナルトレキソン(オピオイド受容体遮断薬)が逆に痛みを緩和する話も興味深かった。しかし苦痛も行きす

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    2026年01月06日
  • 感情労働の未来 脳はなぜ他者の“見えない心”を推しはかるのか?

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    感情労働を、職場だけでなくて日常にも広げて考えていたところが面白かった。

    自分の感情に気付く。
    他者の感情に気付き共感する。
    共感だけではなくて、共感の先に他者と自分を切り離すことが「他者理解」になる。

    とはいえ難しい。

    「私たちはchatGPTと話す方が他の人間と付き合うよりも、煩わしくないのかもしれない。しかしそれで他の人間と付き合うことをやめるなら、私たちは人間を理解することを諦めたと言えるのかもしれない」
    と書かれていたけど、ほんとそうだと思う。chatとも、人間とも、付き合っていかなきゃと思ったり。


    以下メモ
    ・感情の特徴
    ①初めてのこと、予想外のことが起こったときに最も動

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    2025年11月20日
  • ドーパミン中毒(新潮新書)

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    ちょしはアメリカの精神科医、依存症医学の第一人者である。

    豊富な事例を基に、なぜ依存症になるのか、そこからどう抜け出すのかが紹介されている。

    だが、印象としてはあまりピンと来ないというか、イメージとは少し違った。結局、何か特効薬(実際の薬だけでなき)がある訳ではなく、周囲を含めて自分の意思で立ち直るしかないということだと理解した。

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    2025年10月08日
  • ドーパミン中毒(新潮新書)

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    ドーパミンが人の脳にどんな影響を与え、行動に現れていくのかをさまざまな事例を通して解説した本。

    最近スマホのショート動画にハマってしまって夜更かしで寝不足の日々が続いているので、きっかけが欲しくて読んだ。結果として、「スマホ脳」の方が私の悩みには適していたかも。

    でも、「強制的に依存の対象物との距離を置く」「無駄になった時間を考える」「現実世界に没頭する」ということは今日から試してみたいと思う。

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    2025年10月01日
  • ドーパミン中毒(新潮新書)

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    外で読むにはちょっとはばかれる言葉も。。
    ドラッグの危険など勉強になる。恥は内向的な性格を生むという記載に日本人の民族性をも垣間見た気がした。

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    2025年03月19日
  • ドーパミン中毒(新潮新書)

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    期待していたよりは解決策の記載が無かった。

    アメリカの精神医学者が患者や自分のケースを元に、依存症から抜け出せない人の心理や行動を説明する内容。

    やめようと思ってもまた始めてしまうことや、やめた方がいいのは内心分かっているのに「必要である」と強弁させてしまうことなど、依存症患者の解像度を高く知ることはできた。

    だが、大麻や医療用麻薬のようなアメリカ特有の依存状況のケースが多いことや、アルコール依存症の解決策もAA(依存症患者の治療コミュニティ)の事例を推していたため直接的な参考にはならない内容も多かった。

    自分の期待したような依存(スマホ、買い物)などやそれへの対処法(治療するほどでは

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    2025年01月21日
  • ドーパミン中毒(新潮新書)

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    ドーパミンを含む脳内物質分泌による影響と付き合い方を説明した本

    現代社会は、食べ物や様々なネットのサービスなど、ドーパミンを分泌させ、依存性を高めるために設計された商品で溢れている。程度の違いはあれど、何かに依存している人は本当に多いと実感する。自分もそんな中の一人なので、少しでも依存してるものから距離を取る一助になればと本書を読んだ。

    答えとしては、簡単には依存している活動をできないように環境整備すべきという至極全うなことが書かれていた。それよりも、興味をひかれたのは、「快楽と苦痛のシーソー」という考え方だ。快楽を経験すると、その後に苦痛の揺り戻しが来る。また、苦痛を経験しても、その後に

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    2025年01月09日
  • ドーパミン中毒(新潮新書)

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    ドーパミンが欠損したマウスは数センチ先にあるエサも食べる気がおきず、死んでしまう。口の中に押し込まれたら食べる。

    快楽の後には苦痛が訪れる。苦痛と快楽は相反過程のメカニズムで処理される。
    シーソーはなるべく水平を保とうとする。長い間どちらか一方に傾いていることを望まない。快楽の側へ傾くために強力な自己調整メカニズムが働いて、快楽の時と同じ分だけ苦痛の側へ偏る。
    ①快楽のあくなき追求は苦痛に導く
    ②回復はそれを断つことから始まる
    ③ドーパミン断ちは脳の報酬回路をリセットする。シンプルな物事に喜びを見出せるようになる。
    ④セルフバインディングで欲求と摂取の間に壁を作る事ができる。メタ認知の余地が

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    2024年12月04日
  • 脳科学者の母が、認知症になる 記憶を失うと、その人は“その人”でなくなるのか?

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    一昔前のアイヌ民族では呆けた老人と言葉が通じなくなったとき神用語を話すようになったと、神様のような存在になったと考えることによって仲良く暮らしたらしい。

    アイヌ民族のようにあれたら認知症介護も随分気が楽になれるでしょうね。

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    2024年01月15日
  • 脳科学者の母が、認知症になる 記憶を失うと、その人は“その人”でなくなるのか?

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    アルツハイマー型認知症の母親と脳科学者の娘、そして父親の三人の生活。
    同居ゆえのたいへんさはさらっと。
    認知症についてプラス思考で書かれている。

    ……同居できる幸せ、見守れる幸せ。もちろんきれいごとじゃすまないのだが、ちくちくと気が咎める。

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    2023年08月18日
  • 脳科学者の母が、認知症になる 記憶を失うと、その人は“その人”でなくなるのか?

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    養老ブックガイドから。脳関係を立て続けに。こうやって読んでいくと、違う立場から見える共通点、みたいなのが浮かび上がってきて興味深い。

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    2023年07月27日
  • 脳科学者の母が、認知症になる 記憶を失うと、その人は“その人”でなくなるのか?

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    母が脳科学者ではなくて、著者が脳科学者である

    認知症になっても、本人が失敗してもいいから、「自分に選択の余地があって責任を持って生活できること」が幸せを感じ、活動的になる秘訣だ、と。
    主体性の感覚が得られている時は幸福感を抱いて安心できると。

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    2023年04月15日
  • なぜ、認知症の人は家に帰りたがるのか ―脳科学でわかる、ご本人の思いと接し方

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    身近に認知症の方がいるわけではないのだが、読んで良かったと思う。
    人間はどうなっても人間で、仮に認知症という病気になったとしても、自尊心があって羞恥心があって、心理的安全性を求めるということが知れて良かった。
    とはいえ、対処を見るほどに、もしも身近な人が認知症になったらそれだけの時間をかけられるか、冷静になれるかなど、不安も残った。

    認知症というものへのイメージが変わった一冊だった。

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    2023年01月21日
  • なぜ、認知症の人は家に帰りたがるのか ―脳科学でわかる、ご本人の思いと接し方

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    タイトルにある、なぜ家にいるのに家に帰りたがるのか?という質問に対する答えが1番知りたかったのだが、そしてその答えはなんとなくわかったようにも思うのだけど、それを知ってじゃあどうすればいいかについてはまだまだわからなく、未だもどかしい思いをしている…
    でも、認知症だから仕方ないで片付けてしまうのはやはり良くなく、感情は残るのだということについて、もっともっと向き合わなきゃいけないんだな。
    決して人格が変わってしまっているのではなく、伝えたいその思いをなかなか言葉に出来なくなってしまっているから、怒鳴るんだし、言葉も悪くなるんだな。
    まぁ正面切って向き合ってくれているのはお袋なんだから、そのお袋

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    2022年08月22日