恩蔵絢子のレビュー一覧
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ネタバレ生理学上の発見、それに基づく哲学的飛躍をベースにしたモデル。信用度はいかほどであろうか。
人間の脳の振る舞いを観察してなにがしかの挙動を見出したとする。正解など得られるはずもなく、推測にしか過ぎない。今後新たな発見なり発想が生まれれば、本書が典拠としている論説も更新されることだろう。かつて脳には情動を司る機能があるとされていたが、現在の知見では文化的に学習されたものが大半であると、本書が述べているように。
ポール・マクリーンの人間の脳に対する「三位一体」説は現在信用されなくなっているそうだが、2023年刊行の原著で取り沙汰されるからには50年くらいはそれが根拠ないし権威となっていた時代があっ -
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ギャンブル依存、スマホ依存など、やらなければいけないと分かっていても目の前の安易な快楽に流され、やらなければいけないと考えていることに費やす時間が無くなり先延ばしにしてしまう。
このような自分に何かヒントとなる解決法が書かれていないかと期待して本書を読み始めた。
自分の想像していたよりも重たい、ドラッグや性的指向など様々な中毒者と呼ぶべき人々の実態が書かれていた。海外の事例でもあり、自分の現実世界とは異なる映画の中のような世界観のように感じるが、同じ人間としてのリアルな実話である。
将来の自分がそうならないようにしたいと思わせる内容であった。そして、現実世界から逃げた先の一時的な快楽を求めるの -
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科学的エビデンスを元にした脳内で起こっていることの解説書ではなく、精神科医である著者が臨床で得た解釈や気づきをメインとした本。アメリカのAAやそこで行われている12ステップについて説明が不足していたり、脳内機序の省略がすごいなとか、少し論理が飛躍してるなというところが気になってしまった。でも、著者がロマンス小説依存になってた話とか、快楽と苦痛のシーソーの話などは面白かった。運動は細胞には直接的な意味では毒となるが、適度な運動はもちろん身体には薬となる。またさらりとしか触れられていなかったが、低容量のナルトレキソン(オピオイド受容体遮断薬)が逆に痛みを緩和する話も興味深かった。しかし苦痛も行きす
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感情労働を、職場だけでなくて日常にも広げて考えていたところが面白かった。
自分の感情に気付く。
他者の感情に気付き共感する。
共感だけではなくて、共感の先に他者と自分を切り離すことが「他者理解」になる。
とはいえ難しい。
「私たちはchatGPTと話す方が他の人間と付き合うよりも、煩わしくないのかもしれない。しかしそれで他の人間と付き合うことをやめるなら、私たちは人間を理解することを諦めたと言えるのかもしれない」
と書かれていたけど、ほんとそうだと思う。chatとも、人間とも、付き合っていかなきゃと思ったり。
以下メモ
・感情の特徴
①初めてのこと、予想外のことが起こったときに最も動 -
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期待していたよりは解決策の記載が無かった。
アメリカの精神医学者が患者や自分のケースを元に、依存症から抜け出せない人の心理や行動を説明する内容。
やめようと思ってもまた始めてしまうことや、やめた方がいいのは内心分かっているのに「必要である」と強弁させてしまうことなど、依存症患者の解像度を高く知ることはできた。
だが、大麻や医療用麻薬のようなアメリカ特有の依存状況のケースが多いことや、アルコール依存症の解決策もAA(依存症患者の治療コミュニティ)の事例を推していたため直接的な参考にはならない内容も多かった。
自分の期待したような依存(スマホ、買い物)などやそれへの対処法(治療するほどでは -
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タイトルにある、なぜ家にいるのに家に帰りたがるのか?という質問に対する答えが1番知りたかったのだが、そしてその答えはなんとなくわかったようにも思うのだけど、それを知ってじゃあどうすればいいかについてはまだまだわからなく、未だもどかしい思いをしている…
でも、認知症だから仕方ないで片付けてしまうのはやはり良くなく、感情は残るのだということについて、もっともっと向き合わなきゃいけないんだな。
決して人格が変わってしまっているのではなく、伝えたいその思いをなかなか言葉に出来なくなってしまっているから、怒鳴るんだし、言葉も悪くなるんだな。
まぁ正面切って向き合ってくれているのはお袋なんだから、そのお袋