恩蔵絢子のレビュー一覧

  • なぜ、認知症の人は家に帰りたがるのか ―脳科学でわかる、ご本人の思いと接し方

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    コンパクトにかつ網羅的に認知症の特徴を捉えた良書.
    認知症の本人にも周りの人たちにも,ケアスタッフにも,大変ためになる一冊だと思いました.
    「誰にでも優しい世界」への第一歩に,ぜひ

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    2023年03月01日
  • なぜ、認知症の人は家に帰りたがるのか ―脳科学でわかる、ご本人の思いと接し方

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    NHKの「認知症の母と脳科学者の私」 で恩蔵さんの著書に興味が湧き、購入してみたらおもしろくて一気読みしてしまった
    ▼ 印象に残ったところ
    ・散歩は「デフォルト・モード・ネットワーク」をうまく働かせる
    ・「ケア」から「アシスト」へ

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    2023年02月12日
  • 脳科学者の母が、認知症になる 記憶を失うと、その人は“その人”でなくなるのか?

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    認知症に関する本を何冊か読んできたが、この本は今まで読んだ本とは視点が違い、興味深く読んだ。
    著者が脳科学者であり、自身の母親が認知症になった事がきっかけとなり、認知症について脳科学の知識と照らし合わせて考察している。

    「能力」は無くなっても「感情」は残る。

    文庫版あとがき、を読むと、著者も母親の事を理解しつつも実際一緒に生活するのは大変なんだな、としみじみ思った。

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    2023年02月11日
  • 脳科学者の母が、認知症になる 記憶を失うと、その人は“その人”でなくなるのか?

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    認知症のこと知らないから
    こわいこわいイメージで
    手にとり、読み進めました。
    自分と他者の境界が曖昧になる、
    とか読んだらこわいこわい。
    家族の顔がわからなくなる、
    こわいこわい。


    (以下ネタバレ)










    でも、その人でなくなるわけではない。
    感情の記憶、感情に見られる個性は
    強く残るようですよ、と
    教えてくれた。



    ありがとう。

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    2023年01月04日
  • ドーパミン中毒(新潮新書)

    購入済み

    もやもやがなくなる

    なぜ依存するのか、依存の対処法が書かれていたため心のモヤモヤが取れた気がする。

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    2022年11月30日
  • 脳科学者の母が、認知症になる 記憶を失うと、その人は“その人”でなくなるのか?

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    認知症の家族を通して脳科学の専門的知見からその症状の学問的紹介と対処方法に加え、自己とは何か?について深く考えさせられた名著。

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    2022年08月07日
  • 脳科学者の母が、認知症になる 記憶を失うと、その人は“その人”でなくなるのか?

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    職業としての脳科学者である著者のお母さまも認知症になる。
    知識も症例も一般人よりずっとあるのに対処対応はその時によるもの。
    認知症についての、学者的なものや医療的なものではなく、その生活者としてのエピソードが綴られほっこりするものもある。

    認知症になると幸せじゃなくなるのか
    認知症になったら殺してくれと言っていた人が発症しても幸せそうにしている
     
    この辺りがとても良かった。

    冷蔵庫を開けてなにを出そうとしたのか
    買い物に行くと何を買うつもりできたのか
    あぁ私もいつかは何もかもわからなくなる
    そう思うと悲観してしまうこともあったけど

    認知症でも幸せに生きれそうだそう思えた
    大丈夫大丈夫。

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    2022年04月06日
  • 脳科学者の母が、認知症になる 記憶を失うと、その人は“その人”でなくなるのか?

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    恩蔵絢子(1979年~)氏は、上智大学理工学部卒、東工大大学院総合理工学研究科知能システム科学専攻博士課程修了の脳科学者。早大、日本女子大学等の非常勤講師。専門は自意識と感情。
    本書は、2018年に出版、2021年に文庫化された。
    本書は、脳科学者である著者の母親が65歳でアルツハイマー型認知症を発症し、その後、著者が、娘として、脳科学者として、葛藤する2年半の日々の記録を綴ったものである。
    これまでも認知症について書かれた本は多数出ているが、本書の特徴はやはり、認知症の進行する母親の言動について、一緒に暮らし、もともとの母親の性格をよく知っている著者が、脳科学の見地から、何が原因なのか、即ち

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    2022年01月14日
  • 感情労働の未来 脳はなぜ他者の“見えない心”を推しはかるのか?

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    感情労働を、職場だけでなくて日常にも広げて考えていたところが面白かった。

    自分の感情に気付く。
    他者の感情に気付き共感する。
    共感だけではなくて、共感の先に他者と自分を切り離すことが「他者理解」になる。

    とはいえ難しい。

    「私たちはchatGPTと話す方が他の人間と付き合うよりも、煩わしくないのかもしれない。しかしそれで他の人間と付き合うことをやめるなら、私たちは人間を理解することを諦めたと言えるのかもしれない」
    と書かれていたけど、ほんとそうだと思う。chatとも、人間とも、付き合っていかなきゃと思ったり。


    以下メモ
    ・感情の特徴
    ①初めてのこと、予想外のことが起こったときに最も動

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    2025年11月20日
  • ドーパミン中毒(新潮新書)

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    ちょしはアメリカの精神科医、依存症医学の第一人者である。

    豊富な事例を基に、なぜ依存症になるのか、そこからどう抜け出すのかが紹介されている。

    だが、印象としてはあまりピンと来ないというか、イメージとは少し違った。結局、何か特効薬(実際の薬だけでなき)がある訳ではなく、周囲を含めて自分の意思で立ち直るしかないということだと理解した。

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    2025年10月08日
  • ドーパミン中毒(新潮新書)

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    ドーパミンが人の脳にどんな影響を与え、行動に現れていくのかをさまざまな事例を通して解説した本。

    最近スマホのショート動画にハマってしまって夜更かしで寝不足の日々が続いているので、きっかけが欲しくて読んだ。結果として、「スマホ脳」の方が私の悩みには適していたかも。

    でも、「強制的に依存の対象物との距離を置く」「無駄になった時間を考える」「現実世界に没頭する」ということは今日から試してみたいと思う。

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    2025年10月01日
  • ドーパミン中毒(新潮新書)

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    外で読むにはちょっとはばかれる言葉も。。
    ドラッグの危険など勉強になる。恥は内向的な性格を生むという記載に日本人の民族性をも垣間見た気がした。

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    2025年03月19日
  • ドーパミン中毒(新潮新書)

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    期待していたよりは解決策の記載が無かった。

    アメリカの精神医学者が患者や自分のケースを元に、依存症から抜け出せない人の心理や行動を説明する内容。

    やめようと思ってもまた始めてしまうことや、やめた方がいいのは内心分かっているのに「必要である」と強弁させてしまうことなど、依存症患者の解像度を高く知ることはできた。

    だが、大麻や医療用麻薬のようなアメリカ特有の依存状況のケースが多いことや、アルコール依存症の解決策もAA(依存症患者の治療コミュニティ)の事例を推していたため直接的な参考にはならない内容も多かった。

    自分の期待したような依存(スマホ、買い物)などやそれへの対処法(治療するほどでは

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    2025年01月21日
  • ドーパミン中毒(新潮新書)

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    ドーパミンを含む脳内物質分泌による影響と付き合い方を説明した本

    現代社会は、食べ物や様々なネットのサービスなど、ドーパミンを分泌させ、依存性を高めるために設計された商品で溢れている。程度の違いはあれど、何かに依存している人は本当に多いと実感する。自分もそんな中の一人なので、少しでも依存してるものから距離を取る一助になればと本書を読んだ。

    答えとしては、簡単には依存している活動をできないように環境整備すべきという至極全うなことが書かれていた。それよりも、興味をひかれたのは、「快楽と苦痛のシーソー」という考え方だ。快楽を経験すると、その後に苦痛の揺り戻しが来る。また、苦痛を経験しても、その後に

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    2025年01月09日
  • ドーパミン中毒(新潮新書)

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    ドーパミンが欠損したマウスは数センチ先にあるエサも食べる気がおきず、死んでしまう。口の中に押し込まれたら食べる。

    快楽の後には苦痛が訪れる。苦痛と快楽は相反過程のメカニズムで処理される。
    シーソーはなるべく水平を保とうとする。長い間どちらか一方に傾いていることを望まない。快楽の側へ傾くために強力な自己調整メカニズムが働いて、快楽の時と同じ分だけ苦痛の側へ偏る。
    ①快楽のあくなき追求は苦痛に導く
    ②回復はそれを断つことから始まる
    ③ドーパミン断ちは脳の報酬回路をリセットする。シンプルな物事に喜びを見出せるようになる。
    ④セルフバインディングで欲求と摂取の間に壁を作る事ができる。メタ認知の余地が

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    2024年12月04日
  • ドーパミン中毒(新潮新書)

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    現代的なSNS中毒よりも、ドラッグとセックスの記述がメイン。読み物としては興味深いが実生活には役に立つ場面は少なそう。
    勉強になったところ要約→快楽と苦痛はシーソーの関係。薬物などで快楽を得ると揺り返しの苦痛が訪れる。逆に仏教における苦行と法悦のように意図的に苦痛を得ることで揺り返しの快楽を求めることもできる。

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    2024年06月11日
  • ドーパミン中毒(新潮新書)

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    快楽と苦痛は脳の同じ場所で処理されている。苦痛を和らげるために薬を使い快楽を求めても根本的な解決にはならない。根本的な解決のためにはそれをはっきりやめなければならない。また、正直になることも大切だ。

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    2024年06月09日
  • ドーパミン中毒(新潮新書)

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    快楽は苦痛とのシーソーのような関係である。
    快楽を求めている行動も実は苦痛から逃げるために繰り返してる行動かもしれない。

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    2024年06月08日
  • 脳科学者の母が、認知症になる 記憶を失うと、その人は“その人”でなくなるのか?

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    一昔前のアイヌ民族では呆けた老人と言葉が通じなくなったとき神用語を話すようになったと、神様のような存在になったと考えることによって仲良く暮らしたらしい。

    アイヌ民族のようにあれたら認知症介護も随分気が楽になれるでしょうね。

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    2024年01月15日
  • 脳科学者の母が、認知症になる 記憶を失うと、その人は“その人”でなくなるのか?

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    アルツハイマー型認知症の母親と脳科学者の娘、そして父親の三人の生活。
    同居ゆえのたいへんさはさらっと。
    認知症についてプラス思考で書かれている。

    ……同居できる幸せ、見守れる幸せ。もちろんきれいごとじゃすまないのだが、ちくちくと気が咎める。

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    2023年08月18日