【感想・ネタバレ】なぜ、認知症の人は家に帰りたがるのか ―脳科学でわかる、ご本人の思いと接し方のレビュー

あらすじ

認知症の人が生活する上で直面しがちな34の困り事を事例としてとりあげ、なぜそのような行動をとるのか、家族や介護職はどうかかわれば良いのかを脳の器質的特徴を踏まえて解き明かす。医学モデルでも生活モデルでもない、脳科学からのアプローチを示したはじめての書。

※本電子書籍は同名出版物(紙版)を底本として作成しました。記載内容は、印刷出版当時のものです。
※紙版とは異なる表記・表現の場合があります。また、電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。

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Posted by ブクログ

タイトルは、臨床現場において、よく遭遇する事象であり、興味を持った。
帰宅願望、とひとことでカルテ記載されるが、その背景にある本人の思いにまで目を向けられているだろうか。
認知症とひとくちにいっても、障害される部位により症状の出方や対応の仕方が異なる。もっと学びを深めて対応力をあげ、やさしいアシスト目指したい。

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2025年04月18日

Posted by ブクログ

恩蔵絢子先生の講演を聞いて、認知症のことをわかりやすく語られていたので
元になった著書を読んでみました。
海馬が傷つく病気なので、認知症になっても感情は残る、言葉で表現できなくても
聞いた言葉は認識できているなど。
脳が傷つく部位から残存している能力などわかりやすく学ぶことができました。
認知症をプラスに考えられるような読み物。

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2025年02月17日

Posted by ブクログ

認知症の人に現れる行動を脳科学の視点からやさしく解説している。
脳のこの部分にダメージがあるから、こういうことができにくくなる。その結果、周りの反応が変わり、BPSDが現れるという展開。
ただの解説に留まらず、どんなふうにアシストしたら、その人が助かるかまで書いてある。
初めて認知症のある人たちと接する人、接したことがある人ともに、一読することで、認知症観がアップデートされるのではないか。

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2025年04月11日

Posted by ブクログ

こんなに認知症の人の気持ちを表している本は初めて読みました。

自分がケアする側になったら、再読したいと思います。

また、自分が認知症になったとしたら、ケアしてくださる人や家族に読んでほしい、認知症の人の気持ちを知ってほしいと思います。

認知症の人とって、こんな気持ちで、こんな情報を持った方がケアしてくださるのは幸せなことだと感じます。

ケアする側、特に認知症の家族の方にとっても救いになる情報がたくさんありました。

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2024年09月27日

Posted by ブクログ

結婚して20数年。未だにおうち帰りたいって思うことがあります。あんなに実家出たかったのに。守られて安心したい思いだったのですね。認知症も心の底の思いが現れているのですね。

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2024年01月10日

Posted by ブクログ

「周りの人が認知症でストレスを感じている」という人はぜひ読むべき。知識として「認知症が理解不能の病気ではない」と知っているだけでもストレスが軽減されるのではと思った。

例えば、大事なものが見当たらない時誰かのせいにして怒ってしまう ケースの解説は面白かった。一見異常な行動のように思えるが、物が見つからないときに誰かのせいにしてしまうのは健常者でもあり得ること。そこに記憶の問題が絡むことで、一見理解不能な言動に思えてしまうのだと分かった。


また、身近な人が認知症になったからといって、焦って対処することは逆効果だという解説が印象に残った。
「デイサービスに 行かせないと」「変なものを食べたら吐き出させないと」などと追い込んでしまうと、高齢者にとってはプレッシャーになってしまう。認知症患者が幻覚を見たり、独り言を喋ったりなどの不気味な言動もきちんと理由を知ると「そこまで異常じゃないこと」に思えてくる。

認知症を「理解不能」と決めつけず、歩み寄ることが大切だと気づかされた。

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2024年01月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

家に帰る、のイメージがなんかうらやましかった。家に帰らなくっちゃ、じゃないんだなあ。ケアされるのが当然な人のほうが多くていいはずなんだがなあ。私は認知症になったとしたらうまくケアをうけることができるだろうか。なんか難しそう。

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2023年09月08日

Posted by ブクログ

認知症の特性に加えて本人の思いまで解説されているのが素晴らしい。認知症者の見方が変わりました。

認知症と聞くと漠然と不安になりますよね?
この本は、その人の思いや接し方の見解を脳科学で解説。認知症でよくある具体的な行動を本人目線で詳しく解説し支援者へのアドバイスも書かれています。

初心者にも分かりやすく解説されています。

仕事で悩んでいる方はもちろん、身近な方の介護をしている方も必見です。

興味のある方は、ぜひ手に取ってみて損はないと思います。

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2023年06月26日

Posted by ブクログ

コンパクトにかつ網羅的に認知症の特徴を捉えた良書.
認知症の本人にも周りの人たちにも,ケアスタッフにも,大変ためになる一冊だと思いました.
「誰にでも優しい世界」への第一歩に,ぜひ

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2023年03月01日

Posted by ブクログ

NHKの「認知症の母と脳科学者の私」 で恩蔵さんの著書に興味が湧き、購入してみたらおもしろくて一気読みしてしまった
▼ 印象に残ったところ
・散歩は「デフォルト・モード・ネットワーク」をうまく働かせる
・「ケア」から「アシスト」へ

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2023年02月12日

Posted by ブクログ

身近に認知症の方がいるわけではないのだが、読んで良かったと思う。
人間はどうなっても人間で、仮に認知症という病気になったとしても、自尊心があって羞恥心があって、心理的安全性を求めるということが知れて良かった。
とはいえ、対処を見るほどに、もしも身近な人が認知症になったらそれだけの時間をかけられるか、冷静になれるかなど、不安も残った。

認知症というものへのイメージが変わった一冊だった。

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2023年01月21日

Posted by ブクログ

タイトルにある、なぜ家にいるのに家に帰りたがるのか?という質問に対する答えが1番知りたかったのだが、そしてその答えはなんとなくわかったようにも思うのだけど、それを知ってじゃあどうすればいいかについてはまだまだわからなく、未だもどかしい思いをしている…
でも、認知症だから仕方ないで片付けてしまうのはやはり良くなく、感情は残るのだということについて、もっともっと向き合わなきゃいけないんだな。
決して人格が変わってしまっているのではなく、伝えたいその思いをなかなか言葉に出来なくなってしまっているから、怒鳴るんだし、言葉も悪くなるんだな。
まぁ正面切って向き合ってくれているのはお袋なんだから、そのお袋にももっとフォローしてあげないといけない。ほんと、呑気に、仕事してるばかりじゃいけないよな。

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2022年08月22日

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