峯村利哉のレビュー一覧
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成功の定義とは
「愛されたいと望む相手から愛されること」
製品の不変性は収益の不変性に等しい。変える必要のない製品を保有する会社は利益を全て刈り取ることができる。
投資する価値のある会社は
予測可能な未来を持つ既存の優良企業のうち、何とか修正が効く経営上のミスによって一時的に株価が下落している会社や、産業全体を覆う不況あるいは弱気相場によって株価が下落している会社。
強欲の僕となるのではなく、強欲の主人となれるのなら、強欲は素晴らしいものである。強欲の欠片くらい持っていなければ金持ちになどなれないからだ。しかし過剰な強欲は嫉妬を芽生えさせる。嫉妬は決して満たされる事のない渇望です。
他人が強欲な時に臆病になり、他人が臆病な時に強欲になればいい。株価が天高く上がった時は株式市場とは距離を置く。一方、弱気相場になった時は、強欲になって常々自分の物にしたいと夢見ていた優良ビジネスを買いまくる。
穴にはまっていると気付いた時、1番大切なのは、掘るのをやめる事だ。
リスクは自分の行動に対する無知から生じる。株の買い入れを実行する前に必ず購入理由を紙に箇条書きする。少なくとも「なぜ自分は今日コカコーラに320億ドルを投資するのか?」という質問の答えを知る事はできる。答えを見つけられないなら、株を買うべきではない。ちゃんと答えを見つけられたら、そして同じ様な投資先を何社か見つけられたら、きっと君は大金持ちになれる。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ日本が過小評価されているし、翻訳ものなので読みづらいという点もあるし、星を3つにしようか4つにしようか迷ったが、日本のマスコミが取り上げない視点で書かれていることが多いという点で、やはり参考になる本だと思う。
日本のマスコミが取り上げないのは、この本の考え方が的外れだからだ・・・という反論は十分に成り立つと思う。が、日本の中にいれば、この本は日本のことを過小評価しすぎていると思えることであっても、やはり欧米からは、さらには新興国勢力からでさえも、日本の存在感がそのように見えてしまう、というのはあるのだと思う。そしてそのことを肝に銘じて、これからの日本のあるべき姿を考えていくことが大事だし、それができれば、この本の最後に書いてあったように「日本が没落していくという予測は外れる」のだと思う。
また、日本とは経済的、政治的関係が希薄なためにやはり日本のニュースなどではあまり取り上げられないような国や地域も、これから2050年までに存在感を増して、日本を凌駕するような国際的地位を確立する、という可能性を意識させられたという意味でもやはり有益だったと思う。
とにかく、2050年、そしてその先も、今までの常識に基づいて行動していれば安泰という世界ではなくなっている、特に日本はまさにそうなのだ、ということを肝に銘じておきたいと思った。そのためにも、P476の、高齢化問題のスペシャリスト、ポール・ウォレス氏の言葉を常に意識しておきたいと思う。
「今後、世界に先駆けて高齢化社会に突入していく日本にとっては教育が最重要課題となるはずです。何も若い人ばかりではありません。この世の中が変化していく限り、どの年齢であっても、教育を受け続けられ、社会の変化に対応し続けられる社会を作るべきです」 -
Posted by ブクログ
ネタバレわれわれは市場や金利や景気の一年後について意見を持ったことはない。現在も持っていないし、将来も持つつもりはない
会計はビジネスの言語だ
ビジネスが好調なら、やがて株価もついてくる
成長に大量の資本を必要とするビジネスと、成長に資本を必要としないビジネスでは、天と地ほどの差が存在する
変える必要のない製品を保有する会社は、利益をすべて刈り取ることができる
ウォーレンは狙った株が割安になることを待つこともしない
経営者によるコストの把握が徹底されていない会社を、あなたはどう思うだろう
愛と敬意を与えよ、さすれば、愛と敬意を与えられん。これは人生を成功へ導く第一歩である
あなたは動かないことでお金が転がりこんでくる
正しい質問に対して正しい答えが返されたかどうかを見極める力
投資は合理的であらねばならない。理解できないならば金をだすな
価格とはあなたが支払うものであり、価値とはあなたが受け取るものである -
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「永続的な競争優位性をもつ優良企業に長期にわたって投資する」ことがバフェットの投資術。
そのような企業を見つけるための財務諸表を読み方、という視点から書かれています。
損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書の読み方について、永続的な競争優位性をもつ優良企業を発見するためにどういう項目をどういう視点でチェックすべきか、について書かれています。
会計学はとっつきにくいものですが、投資する、しないに関わらず、ビジネスマンは、基礎知識程度は押えておかねばなりません。。この本は投資の視点から書かれていますが、ともすれば無味乾燥で面白くない決算書を問題意識を持って読むことができるようになりそうです。
非公開日記
(秘密日記は記入されていません)
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あるコンテナ船(自走する船ではなくて、引っ張ってもらう船)の一生を追った本。
ある「人」の一生を追ったノンフィクションはあるけれど、「船」の一生を追っているのは珍しいかも。
この船は「何かを運ぶ」ものではなく「海上に浮かんでとどまるもの」として使われてきた。
ある時は、石油採掘の作業員の宿舎、自動車工場の作業員の宿舎、水上刑務所など。
住居を建設するよりも、一時的な寝泊り場所としてこの船を海上におく方が効率的。土地の問題も解決できるし、その土地の住居に関する法律(防火基準など)が海上だと届かない。
なるほど、居住地として船を使うことにはそんなメリットがあるのかぁと納得の反面、実際に住んでいる人たちにとっては過酷だったという。
ただそれも、刑務所として使われたときには、受刑者には喜ばれていたというのがなんとも皮肉。
また、そもそもこの船が作られた理由は税金対策だったり、税金の安い国にペーパーカンパニーを作ったりと世界的な税金対策に使われているところも面白かった。
以下メモ
割れ窓理論
軽微な犯罪も徹底的に取り締まることで、凶悪犯罪を含めた犯罪を抑止できるとする環境犯罪学上の理論。
1980年代中盤のアメリカでは、この理論に基づきとにかく逮捕、収監していたため刑務所が足りなかった。 -
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原著2014年発表。
「キングひさびさの正統派ホラー」との売り出し文句だが、最後の部分以外はあまりホラーっぽくなかった。ホラーらしさは無いものの話はやはり面白く、ストーリーテリングは抜群である。
ただし、いつものキングの文体にある「地口丸出し」感はあまりなく、割とすっきりとした語り口。
書き手として設定されている「ぼく」がひと桁の年齢から50代、60代へと至る長大な時間遍歴の物語なのだが、50代になって実家に戻り兄弟や旧友と再会する場面はなにかじーんと来るものがあった。私にはそのような「再会して感動する」兄弟などないので、羨ましいような気もした。
ホラーらしさがあまりないというのは、もと牧師の操る電気による「治療術」の患者らの後遺症の出現確率が低いからだ。そんな低確率なら治療の著しい成功例の比率に対して問題にならない、というもと牧師の主張に対抗し得ない。なぜキングはこんな風に書いたのだろう? もっと切羽詰まった危機が明らかであれば、物語は緊張感あふれるものになったろうに・・・。
がそのぶん、物語は老いてゆく語り手の、幼い-若い頃の思い出を生き生きと愛おしく描いてゆく叙述が輝いてゆくのかもしれない。このノスタルジーのあたたかさは、ある時期以降のキングに顕著な情感だ。
気晴らしにと読んでみたスティーヴン・キングは、やはり語り口が上手く、情感の喚起力が素晴らしくて、印象に残るものがある。