くっかのレビュー一覧

  • アオハル・ミステリカ

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    2019年36冊目。良くも悪くも平均的なジュブナイルといったところ。持ち味が出し切れないのが痛いけど、幅が広がったことを喜ぼう。

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    2019年07月20日
  • 七まちの刃~堺庖丁ものがたり~

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    包丁を研ぐ、ということを通してトラウマ持ち引きこもりだった主人公が人と関わり成長していくお話。
    堺というまちの歴史や魅力も上手いこと練りこまれている。あまり馴染みがないので興味深く読めた。
    一冊読み終わってとりあえずひと段落って感じだけどまだパパとの関係とか消化したい話題がある感じはする。
    後半は一気に読めたけど、エピソードひと段落すると読むのやめちゃう癖があるので、読み切るのに時間がかかりました。ひとつひとつは良いお話だった。

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    2019年05月28日
  • 恋に至る病 1

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    割と序盤は主人公とヒロインの関係性をじっくり追っていたので、ヒロインは最後まで主人公にとって理想の人間であり続けるのかなと思いきや…?
    だんだんとシリアスな雰囲気でじわじわと追い詰められていくような見せ方になっていたのがよかった。
    ただ最大の見せ場まではちょっと間延びしてる感じも否めない。

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    2025年11月16日
  • 夏へのトンネル、さよならの出口

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    2019年、「僕がウラシマトンネルを抜ける時」というタイトルで、第13回小学館ライトノベル大賞にてガガガ大賞と審査員特別賞を同時受賞。
    改題・改稿を経て、八目迷さんのデビュー作です。

    主人公は田舎の高校生男子と、美少女転校生。
    それぞれの過去への思いが「トンネル」というモチーフに映えていました。

    作者さんはあとがきで「良い小説を書きたい」「夢中になって時間を忘れるウラシマ効果を小説で起こしたい」と語っています。
    その真っ直ぐな想いをデビュー作に込めたのだなあと、おばさんとしては微笑ましく感じました。

    デビュー作らしい拙さや甘さもあります(これは私の年齢差ゆえかもしれません)。
    それでも、

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    2025年10月05日
  • 夏へのトンネル、さよならの出口

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    ネタバレ

    自分で決めた事を最後まで貫く。そうすれば最初は生きづらさを感じるかもしれないけど理想の自分に近づけるんじゃないかな。
    何が正しいのかなんて誰にもわからないんだから自分が選んだ道を全力で駆け抜けるしかないんだよ。


    塔野くんはなくしてしまった自分のために今を生きることを取り戻した。
    花城はなくしてしまった夢を追い求めること、普通の女の子であることを塔野くんと、過去の自分の言葉を通して取り戻した。
    やっと会えたね。
    もうちょっと会えなくなってからの年月を、ようやく出逢えた感じが欲しかったかなぁ。

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    2025年09月22日
  • 夏へのトンネル、さよならの出口

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    ウラシマトンネルというトンネル内の時間に対して外の時間がとても早く過ぎてしまう都市伝説(本の内容を借りると「逆精神と時の部屋」)を通じて書かれる塔野カオルと花城あんずの関係性を変化が斬新だった。
    ただ、ウラシマトンネルを調査する動機に不透明さを感じたり、冗長なところがあったりしたので星3つ(映画はそれらがなくなっていたので星4つ)。

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    2025年06月16日
  • 夏へのトンネル、さよならの出口

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    ★3.4
    夏休みの自由研究は、トンネルに通うこと。
    欲しいものを手に入れるたび、
    なぜか少しずつ、さよならに近づいていた。


    妹を亡くした少年と、家庭に居場所のない少女。
    ふたりは、願いを叶える代わりに時間を奪われる“ウラシマトンネル”という都市伝説にすがる。
    その舞台構造が、あまりに切なく、そして夏という季節の儚さに、よく馴染んでいた。

    序盤は、どこか不穏で、透明感のあふれる青春譚。
    ぎこちない関係、胸の奥にしまい込んだ過去、そして“ひと夏の実験”という胸の高鳴り。
    けれど読み手は気づいている。
    この願いには、何かを“置いていかなきゃいけない”ことを。

    展開に派手さはない。が、二人の心

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    2025年06月14日
  • 夏へのトンネル、さよならの出口

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    ウラシマトンネルの設定からして、亡くなった妹の
    カレンに会えるのかどうか、というのは何となく
    分かっていたような気がする。
    でも、最後のあたりでウラシマ効果がどう出るか、
    というのは予想外でもあったので、そこは面白かった。
    こういう終わり方もありかな、と思う。

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    2025年01月22日
  • 琥珀の秋、0秒の旅

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    修学旅行先で時間が止まってしまった男の子が女の子と出会って旅をする話。

    時間が止まり、静かになってしまった世界の中で、たった二人で日本を旅するというのは、とても良い世界観だった。そして、二人が抱える切実さや、絶望は、結局、解決はしないのだけれど、かけがえのない相手を見つけることで、ほんの少しだけ、前を向き、希望を持って明日を迎えられるようになるというのも、とても良い。

    もったりした作家の文体と合わさってとても良い話だった。こんな修学旅行いいなあ、と思った。

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    2024年04月14日
  • 夏へのトンネル、さよならの出口

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    ネタバレ

    表紙を見て気になっていたけど、先に見たのは映画だった。
    映画はトンネルを出たところで終わっていたので、本を読んでその後が補完出来て良かった。

    浦島太郎は一人でおじいさんになったけど、カオルにはあんずがいて、二人には川崎や加賀もいる。
    でもやっぱり、都合が良いけれど、もっと早く戻れててたら良かったなと残念な気持ちもある。
    二人なら乗り越えていくんだろうけど。

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    2024年08月22日
  • ミモザの告白

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    久しぶりにラノベを読んだ。1日で読み終えたけど、内容は決してライトではなかった。
    もしもこの作品がアニメ化されても、たぶん私は見ない。表情、声色、雰囲気、おそらく映像で見ると、めちゃくちゃしんどくなってしまうと思う。それだけ、感情が動かされる内容だったし、重みがあった。

    こういう個々の意見と正解がない状態の話を読むと、つくづく私は西園とか世良みたいなタイプが好きなんだよなあと改めて気付かされた。(西園がやったことは完全にアウトだけど。)
    自分が思ったことを素直にやったり、ある意味で筋が通ってるタイプ、好きなんだわ。

    多分、私は続きを読むことができない。汐が自分らしくいられる様になると良いな

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    2023年07月04日
  • きのうの春で、君を待つ

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    終わり方はすっきりグッドエンドという感じで良かったのですが、ヒロインの境遇が可哀想過ぎるのと、ヒロインのお兄さんのキャラクターが分かりやすく悪いためスッキリしない部分がありました。
    確かに主人公の決断は間違ってはいないと思いますし、フォローもしていますが。もう少しヒロインそして、ヒロインの兄との関係性の改善が見たかったです。
    またこの物語のギミックについて、結局なぜ起こったのか最後までわからなかったのももう少し何か欲しかったなと個人的には思いました。
    作品自体の構成は上手く徐々に明らかになっていく展開とこのギミックの相性はいいと思いました。

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    2023年06月11日
  • きのうの春で、君を待つ

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    ネタバレ

    タイムスリップをして、色々なことを知っていくうちに、大切なものに気づいていくような物語で、とても面白く、読みやすかった。

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    2022年06月11日
  • きのうの春で、君を待つ

    ネタバレ 購入済み

    前作より良い

    どうせ似たり寄ったりの話だろうなと思ったら、タイムリープの仕方がすごく新鮮。二日戻って、二日体験し、また二日戻る。作中でロールバックと呼ばれるタイムリープの仕方と、それによって主人公が体験するの出来事や謎が、独特。

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    2022年06月03日
  • やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。アンソロジー 3 結衣side

    購入済み

    3巻読みました。

    三浦さんは縦巻きローじゃなくてゆるふわウェーブなんですけどー?結衣視点だったらそう書かなきゃ。違和感がすごい。

    #ほのぼの

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    2022年09月29日
  • 夏へのトンネル、さよならの出口 群青 1

    無料版購入済み

    どこか取ってつけたような感じ

    絵はきれいですし、ストリーも面白くないわけではないのですが、主人公の過去とか、ウラシマトンネルとか、いろんな設定やストーリー展開に、どこか取ってつけたような感じがあって、いまいち引き込まれませんでした。

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    2022年09月28日
  • きのうの春で、君を待つ

    ネタバレ 購入済み

    うーむ

    これだけのことやっておいて、あっさり結婚までするクズ兄のせいで、
    いまいちスッキリしなかったな。
    超常現象のせいで助けるという選択肢ができて、結果ヒロインの心にダメージ与えることにもなってるし、
    物語として纏まっているけど、スッキリはしない感じ。

    #ドロドロ

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    2021年12月14日
  • 夏へのトンネル、さよならの出口 群青【単話】 1

    無料版購入済み

    微妙

    絵は悪くない。

    物語冒頭の描写は、アニメ映画によくあるような独特の雰囲気を持っており、いい感じ。

    ただ、ストーリーが進むにつれてボロが出るというか、浅さが感じられる。
    練られた脚本ではなく、安易な思い付きというか…。

    この先どう展開するのか気にはなるけど、ありきたりのパターンかな?と思えてしまう点が問題。

    #ドキドキハラハラ #深い #感動する

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    2021年10月06日
  • 夏へのトンネル、さよならの出口

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    一言で言うなら「主体的なラーゼフォン」(どちらもウラシマ効果が舞台装置だしね)。 後半からの畳み掛けるような勢いそれ自体は良いのだけど、「残り僅かなページできちんと畳めるのか?」と心配してしまうくらい。進行が急にペースアップするので、どうしても描写の密度が粗くなる。全体の3/4くらいまで続いていた丁寧さで最後まで書いてくれたらもっと良かったのになぁ。あと主人公の所々に垣間見える「異常な割り切りの良さ」についていけなくてモニョる。でも嫌いじゃないよ。ただただ惜しいの。

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    2021年06月08日
  • 京都はんなりカフェ巡り

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    冒頭からオチがみえつつも、カフェ巡り描写が素敵でカフェ巡りがしたくなりました。コロナが落ち着いたらカフェ巡りに行きたいなあ。

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    2021年01月09日