くっかのレビュー一覧

  • 終わらない冬、壊れた夢の国

    Posted by ブクログ

    シリーズ最後の第4作目。
    春夏秋冬の4つの季節を1巻ごとに描いており、テイストもバラバラ。思ったよりシリーズ完結巻としての読みごたえは見当たりませんでしたが、そのぶん独立した巻のような新鮮な面白さが詰まっていました!メインの女子ふたりの交流と、そこから築かれてゆく心の絆模様はかなり見応えがあります。

    前作までよりも好みが分かれそうなストーリーではありますが、【遊園地で時間ループするホラーもの】と聞いて何やら面白そうと思った方にはぜひおすすめしたいです。

    0
    2025年09月02日
  • 夏へのトンネル、さよならの出口

    Posted by ブクログ

    1巻完結。"青春SFの名作"の宣伝に偽りなし。『時と四季シリーズ』の第1作目。
    希死願望持ってる?と思ってしまう少年、この世のすべてに怒っているような少女。2人がウラシマトンネルの謎をウラシマ効果に捕らわれ無いようにしながら調査するところは緊迫感があって面白い。その冒険のなかで花城あんずとの距離が近づくところたまらない。
    その花城あんずがとても素敵なひと。終盤の行動に鳥肌たつ。

    0
    2025年07月08日
  • ミモザの告白

    Posted by ブクログ

    重い…めちゃくちゃ考えさせられる。でも夢中になって読んでしまった。
    読む前の印象は、表紙の可愛い女の子との恋愛話かな?え?男の子?BLはちょっと…だった。でも読んだらもう言い表せないくらい深い。面白い。自分の決めつけで読まない選択をしなくて良かった。

    0
    2025年02月17日
  • 夏へのトンネル、さよならの出口

    Posted by ブクログ

    やはり、ラノベも心の重力が重くなる。
    まず、表紙が素敵すぎる。そして読みやすくてあっという間に時間が過ぎていた(ウラシマ効果)。
    私は読みながら情景とか表情とかを想像して進んでいくのだけど、トンネルは異空間な感じがしてちょっと怖かった。主人公、1人で行くなんてすごいぞ。
    高校生らしいしぐさ、行動、心の成長、本心の気づき、それらが生々しく感じられてとても良かった。
    真夏の海と砂浜が見たくなる。
    映画、映像美が良かった。原作を読んだからわかることもいっぱいあるので、ぜひ原作を読むこともお勧めします。

    0
    2025年01月10日
  • 夏へのトンネル、さよならの出口

    Posted by ブクログ

    あとがきに書いてある通りの、「重力」のある作品でした。何事もなく元通り、というありふれたハッピーエンドではなくて、経過したもの、失ったものはそのままに、それでも鮮烈な希望に溢れるラスト。

    前を向いて生きていきたい。
    そう思わせてくれる名作です。

    0
    2024年08月18日
  • ミモザの告白 5

    Posted by ブクログ

     全五巻ということは、読者の支持を集め続けてきたのだろう。トランスジェンダーの女の子がヒロインの物語でそれだけ支持を集めたということが(そんなこと普通になればいいのにな、と、とても残念だけれど)すごい。で、普通に、物語として面白いのもすごい。そしてこのシリーズは巻ごとに明確にテーマが設定されているのだが、最終巻(本巻)のテーマは、ずばり、シス男性はトランス女性とセックスしたいという欲望を抱けるのか? だ。それを、登場人物が全員高校生およびその保護者と教員という設定で繰りひろげる。最終巻のこの本で一番気になったのは星原で、彼女は、うーん、生まれつきお互い男性の身体である二人がセックスできるの? 

    0
    2024年07月20日
  • ミモザの告白 5

    Posted by ブクログ

    これまでは同級生や妹らが、カミングアウトした汐とどう向きあっていくかが語られてきましたが、今回はついに前巻ラストシーンで汐に衝撃的な告白をした咲馬が、汐と真の意味で向きあう姿が描かれていて感情を大いに揺さぶられました。キーパーソンはお騒がせの世良くんで、咲馬が彼を毛嫌いする気持ちは良く分かりますが、彼の言動が咲馬に”気づき”を与えたのも事実。憎らしいけど憎めないキャラクタでしたね。ともあれ、咲馬と汐が選んだ道の行く末が幸せに満ちていますようにと祈るばかりです。傑作でした。

    0
    2024年07月04日
  • ミモザの告白 4

    Posted by ブクログ

    汐の妹・槻ノ木操の視点で、過去に槻ノ木家で起こった出来事と、咲馬の介入と別離を描く第4巻でした。最愛の母親の死、父親の再婚で迎えた新たな”母”、そしてずっと頼りにしていた「お兄ちゃん」の汐のカミングアウト。最も多感な時期にかくも大きな変化に曝されることになった操は、さぞ複雑な思いを抱えることになっただろうなと心が痛くなります。それだけに今回(というか彼女は一貫して同じスタイルなのだろうけど)、「母」である雪がみせた、「親」としての子供達との向き合い方には非常に感銘を受けました。さてラストシーンでの咲馬の告白は物語をどう動かすか気になるところ。

    0
    2024年06月25日
  • 夏へのトンネル、さよならの出口 群青 1

    無料版購入済み

    以前別のアプリで読んだことがありました。映画化もしてますよね。この時期になると読みたくなる名作ですね。

    0
    2024年06月22日
  • ミモザの告白 3

    Posted by ブクログ

    汐の「変化」を受け入れられない二人。孤立してしまったクラスメイトの女子・西園の行く末と、汐が所属していた男子陸上部の同期・能井と汐の確執を中心に語られる今回でした。「大人目線」で彼らを見るとその言動には「幼さ」を感じ、些末なことを気にしてばかりだな…と思ってしまいますが、思春期を過ごす彼らにとってみれば、汐の変化を受け入れるか否かは「人生の中心」ともいえる命題でありましょう。その点において今回も「青春」を感じるのです。さて次回は、汐の咲馬に対する本心が語られるのでしょうか。続編を読み進めるのが楽しみです。

    0
    2024年06月20日
  • 夏へのトンネル、さよならの出口

    Posted by ブクログ

    あとがきにあったように、強く本の世界に引き込まれた作品。本当に好みのど真ん中で、とても面白かった。また記憶が薄れてきた頃読みたい作品。最後は思わずうるうるした。
    ラノベ、ファンタジー系

    0
    2024年06月06日
  • ミモザの告白 2

    購入済み

    良かった

    すげーよかった

    #深い #共感する #エモい

    0
    2024年05月21日
  • 琥珀の秋、0秒の旅

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    函館に訪れた修学旅行中に時間が止まってしまうという冒頭に一気に引き込まれました。明日がやってくることの恐怖や、漠然とした不安が募る未来への拒否感――鬱屈した感情がこれでもかと描かれた小説でした。後ろ向きなことに真っ直ぐな麦野君の心情に共感しました。
    東京にある暮彦おじさんの家にヒントがあるはずだと信じて、麦野君とヒロインである井熊ちゃんは二人で旅をする決意をする。
    何もかもが停止した世界で、誰かの目を気にすることもなく、好きなように過ごす。時間が流れない世界は不便だけど、自由だった。その生活は「明日が来なければいい」と内心では思っている二人にとって天国にも等しい時間だった。
    未来に希望を抱かな

    0
    2024年05月04日
  • 夏へのトンネル、さよならの出口 群青 1

    Posted by ブクログ

    何度も読める、私の中で最高の作品です。
    誰かを亡くした虚無感を知っている人なら、世界中探してでもこのトンネルを見つけたいのではないでしょうか?

    0
    2023年10月20日
  • 夏へのトンネル、さよならの出口

    Posted by ブクログ

    コミカライズを数話読んで、原作が気になったので手に取った。
    夏を舞台にしたボーイミーツガールのSFものということで、どこか時をかける少女を思い出す設定。
    ただし、SFとはいうもののギミックの設定はファンタジーに近い。

    夏のじっとりとした暑さ、すべてを諦めているがゆえの主人公の割り切りの良さ、それでもなお現れる葛藤など、情景と心理描写が非常に生々しくて引き込まれた。

    現実を受け入れ、正面から選択し、選んだ道を正解にするために足掻く、そんな物語だった。

    「何が正しいのかなんて誰にも分からない。だからこそ自分が選んだ道を、正しかったと思えるまで走り続けるしかないんだよ」
    というセリフは、物語の

    0
    2023年10月09日
  • 夏へのトンネル、さよならの出口

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    まさに夏の青春!って感じの小説でした。
    どんどん読み進めてしまい、あとがきに書いてある作者さんの思惑通りウラシマ効果を感じました。

    キャラクターが魅力的ですね。
    特にお気に入りは小春ちゃんです。最初出てきたときは悪ガキのいじめっ子な訳ですが、本当はプライドが高いのに自信がなく小心者なだけ。あんずに顔面パンチを食らい鼻血出して逃げてしまいます。かといって家では弟思い。いいお姉ちゃんです。あんずに簡単に論破されて大粒の涙を流す。かわいいですね(笑)
    彼女は精神的に最も成長したキャラクターで、最後は苦しむあんずを助けてくれます。

    それにしてもカオル君の母親は徹底的に悪に徹していましたね。そのおか

    0
    2023年09月19日
  • ミモザの告白 2

    Posted by ブクログ

    【たとえ、傷付き傷つけようと君と対話する事を諦めない】

    ある出来事がきっかけで咲馬と汐がキスした所を目撃した夏希。関係がぎくしゃくしながらも文化祭で劇の準備に取り掛かる物語。

    男であるのに女として生きる覚悟をした汐にとってこの世界は息苦しいだろう。
    回遊魚のようにただ、流されるのでなく己の意志で、外の海を目指す。
    自分にとっての居場所を探し求める。
    人任せにすれば取り残されるのも分かっているから。
    物の見え方が違っても、沈黙は金だとしても、君とちゃんと話したい。

    咲馬は己の醜悪さに辟易しながらも、汐の心に歩み寄るのだ。

    0
    2023年04月08日
  • 夏へのトンネル、さよならの出口

    Posted by ブクログ

    気がつけば僕は、さよならの出口に立っていた。部屋の掛け時計は10時前を、さも当たり前かのように指している。ついさっきこの本を開いた時は、6時かその辺りだったはず。
    この本は本物のウラシマトンネルだったんだ。
    その証拠に、僕は、失ったはずの「勇気」を手にしていたから。

    面白かった〜。映画みてるみたいだった。
    兄として、妹を失った塔野カオルの一挙手一投足に深く共感した。あ〜やりそ〜って思った。
    後半の方から、話をどう着地させるのかが不安になったけど、杞憂だった。勇気を持って思い切った設定にすると、話の重みも増してシネマティックになる分、着地させる難しさがあるけど、この物語の終幕は、よく考えられて

    0
    2023年02月11日
  • ミモザの告白

    Posted by ブクログ

    【お前がどんな風に変わろうとも俺は最後まで眼を逸らさない】

    椿岡高校で平凡に過ごす咲馬。ようやく好きな相手·夏希が出来た矢先、幼馴染である汐が女子制服を着用する事で、教室に大きな波紋が拡がる物語。
    昨今少しずつLGBTの理解が深まって来てるとはいえど、その選択に反発する者も多い。
    男らしく女らしく、そうやって植え付けられた価値観は消えない。
    男であった時のあらゆる利点を女になる代償として支払った汐。
    人気者が一転、孤独者。
    汐と夏希への想いに揺れる咲馬。

    偏見の嵐に苛まれる汐の正直に生きたいと想いを真っすぐに守るのだ。

    0
    2023年02月03日
  • ミモザの告白 2

    Posted by ブクログ

    汐が性同一性障害であることを、周りが徐々に受け入れ始め、文化祭の場を始め、汐が少しずつではあるが確実に活躍を始めるお話。
    こういう難しい問題は、言葉を十分に尽くすことももちろん重要だし、相互に理解できないとしても、まぁ良いかと思えるに至るという意味で、時間が解決することもあるよな、と。

    0
    2022年12月28日