田渕正敏のレビュー一覧
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ネタバレ青山美智子の本かと思ったら違った。しかし新しい作家との出会いがあった。
■青山美智子「サロンエプロン」★★
短い。この本における客寄せパンダ。
■朱野帰子「痛い人生設計を作る、ルノアールで」★★★★
おもしろい!大谷翔平の人生設計を「痛い」という視点が最高。言われてみればそのとおり。いまだからなるほどすごいと思うが、これを普通の高校生が書いていたらたしかに痛い。学歴至上主義の編集者も痛い。これは作者の実話だろうか。こんな編集者ほんとにいそう。
■斎藤千輪「究極のホットケーキと紅茶占い」★★★
ちょっとした日常系ミステリーの感じ。
自力で解答にたどり着けなかった。悔しい。
■竹岡葉月「不純喫茶ま -
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どんなときに喫茶店で過ごしたくなるだろうかと考えてみた。
それは、たんにモーニングをしに…だったり、ランチの時間が過ぎてしまって、どうしようかと迷ったときだったり、ひとりになりたいときだったりで…そう考えるとやっぱり少しの休息をとりたいときなんだろう。
それは癒しの時間を必要としているからかもしれない。
泣きたい午後とは、そんないろいろな想いの詰まった短編集である。
「サロンエプロン」〜青山美智子
憧れのカフェでのアルバイトは恋してる気分。
「痛い人生設計を作る、ルノアールで」〜矢野帰子
高校時代の親友と貸し会議室で語る。
「空極のホットケーキと紅茶占い」〜斉藤千輪
まさか中国出身とは -
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ネタバレ青山美智子の新作だと思ったら、違ったのでちょっと残念。喫茶店のオムニバス。織守きょうやがホラーで笑。
最後の話で「餅が大好きで、最後は餅を喉に詰まらせて死んでしまった。最後の詰まった餅を吸い取られてしまってそれが心残りで、ナカマ茶屋に餅を食べに来た」て話で笑った。吸い取るよね
青山美智子 『サロンエプロン』
カフェの店員の仕事がんばろう!
朱野帰子 『痛い人生設計を作る、ルノアールで』
小説家になったけどあまり売れない。私立校卒の編集者に公立はつまらない人間しかいないと「下」に見られる。公立高校のとき同級生に面白い女がいて、久しぶりに連絡をとると(40歳くらい)、「痛い人生設計をつくろう」 -
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ネタバレ美味しいご飯が出てくるアンソロジー。タイトルと表紙に惹かれて手に取った。
あくまで私の個人的感想なので好きな人には許して欲しいのだけど、1話目のスクランブルエッグの話はかなりビミョーだった。
でも2話目の「ひめくり小鍋」がなかなか良くて、季節柄お鍋いいなー、しかも1人用のやつ!
主人公の行動や、合言葉が必要とか、まあツッコミどころはあるのだけど。
3話目の、背脂ラーメンの話がいちばん面白かった。途中まで、この人、殺人を犯したのでは?とドキドキしながら読んでいたら、違ってかなりホッとした。でも、自分のほんの小さな悪意が、ある人を事故死に追いやったのでは、と苦悩していた。その男性の友人もまた、 -
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ネタバレ喫茶店にまつわる短編集。
全作通じてほっとできる話で、安心して読むことができた。
ルノワールは、おもしろかった。
パワーあふれる話にワクワクした。
お互いがビッグではなく、そこそこなのがとてもよい。
偏向主義の編集のことなんて、吹っ飛んだのではないだろうか。
私も落ち着くルノワールでは、時々時間をつぶさせてもらっている。
まぁぶるはおかしくて、ん?となって読み返してしまった。
お昼ご飯は、もちろんナポリタンを食べた。
ラスト浮島は、じんわりした。
読みながら、母はお煎餅をいただいてから昇っていったのだろうと思った。
食べさせてあげたかったから、このお話に少し救われた気持ちになった。
私は