平沢下戸のレビュー一覧
-
購入済み
他の歴史モノとは違う視点(農業)から入る立志伝的な?作品。史実の表舞台に主人公が絡んでいく過程はゾクゾクしながら読んだ。原作小説も買わねばと思いました!
-
購入済み
面白すぎて何度も繰り返し読んでいます。
主人公の優しい人柄にも好感が持てますし、何より漫画がすばらしい。
農業知識も歴史知識もないのに、これだけスラスラと読めるって凄いことだと思います。 -
ネタバレ 購入済み
過去に行って農業する話
戦国時代ってこんな名前長かったなんて初めて知った。品種改良されてる作物と知識があればお金儲けできそう。自分は歴史も農学も詳しくないから知らないこと多そう。
-
購入済み
希少なジャンルで面白い
タイムスリップ物は数多くあるが、人気のある信長の時代に農業を中心として様々な知識を豊富に詰め込んだ物語は無かった。主人公の女の子も可愛く、楽しんで読める数少ない漫画。
-
-
Posted by ブクログ
いきなり尾張港(恐らく今の名古屋港)に巨大な蒸気船がいたり、クレーン、コンテナがあったりする場面から始まる。静子の改革は、農業から始まって畜産、水産、商業、サービスまで至り、本格的に工業に突入する。前巻に電信が出てきたが、今度は発電、鉛蓄電池、電灯などなど、おいおいという感じだ。いろんな機械がこれから出てくるのだろう。
武田勝頼と織田信忠との一騎打ちとか、謙信が関与しない上杉景勝と景虎の戦いなど、どうも納得できない部分もあるのだが、まあ新しい日本史を構築していくのは難しいわな。本田忠勝の静子への恋心は失われておらず、その辺の様子はなかなか面白い。戦国バサラのガンダムまがいの忠勝との相違に笑って -
Posted by ブクログ
いやはや、現代人がやっていることを次々と静子はやっていく。知多半島に愛知用水を作る。熱気球を作る。休むことを知らない。いや、ヴィットマンとバルティの死に際してはさすがに休養をとった。信長も気遣いを見せる。そうそう、変な山伏も活躍しているよなあ。静子のカレー粉に魅せられて、それを分けてもらう代わりに静子のために人無き山林を駆け巡る。そして、いよいよ第二次東国征伐が始まる。武田を攻めるにあたって、長可は長距離砲は用いるし、手榴弾を打ち出すグレネードランチャー砲も用いて、軽々と武田を打ち破っていく。なんと足満が電話を作り出し、戦況が静子のもとに次々と報告されるのだ。眼前にジオラマを置きながら。驚き桃
-
Posted by ブクログ
大きなことと言えば、本願寺で信長が背後で糸を引いた反乱があって武装放棄し織田と和睦したこと。もう一つは、長年連れ添ったハイイロオオカミのヴィットマンとバルティーとの別れ。これは無茶苦茶悲しい。彼らは誇りを持って最後のときを迎えるのに山へ帰っていく。涙涙。
あとは、MG(マネージメントゲーム)研修とかインフラ・物流のこととかいろいろと細かに書かれていて、作者の趣味性を感じるねえ。面白いけど。秀吉の赤松との戦いにおいて、狙撃兵を出すなんて、これまた凄いねえ。指揮するのは真田昌幸。小指揮官や斥候が狙い撃ちされ、されたほうではたまったものではない。 -
Posted by ブクログ
信長は武田勝頼と北条への軍の大将を長男・信忠にし、負け戦の経験を積ませよと静子に無茶な命令を出す。信忠が信長の跡継ぎであるためだが、天下統一が見えてきた余裕でもあるだろう。史実とは違う展開が次々と出てくるので、作者のお手並み拝見というところだ。信長配下の武将たちは何かと静子を頼って来るし、南北伊勢を任された信長の次男・信雄と三男・信孝の仲が悪いのにも差配しなければならない。この二人は信長死後の日本に暗雲をもたらしそうだよなあ。史実でも、信雄は、伊賀討伐で無能さを見せているしね。静子は芸事保護の仕事を任されて、宗易(利休)や若き日の長谷川等伯とも関係ができたり、カメラを作り上げて法隆寺を乾板写真
-
Posted by ブクログ
信長は柴田勝家を大将にして加賀一向宗の撃破に向かわせる。越後との国境に明智を向かわせるが、明智は独断での攻めを見せる。ちょっと浮いている明智の様子を描いているのだがどうなるのかなあ。秀吉は長浜の整備に余念がないが、静子は長浜の治水に手を貸したり、ガラス工芸や縮緬の特産品への取入れを提案したりしている。長浜のガラス工芸なんて最近のことだけどね。近衛前久に反発する公家たちの企みをくじいたり、朝廷から文化財保護の特命を受けたりと、いろいろ静子も忙しい。ワインやビールを作らせたり、チョコレートを作ったりと、新しい試みも目白押し。カカオを育てるのも大変だし、カカオをチョコレートにするまでの工程も気の遠く
-
Posted by ブクログ
相変わらず読み応えあるよなあ。史実と違ってきているのだが、いかにもリアルな細やかな描写がなされていて、信長の全国統一に向かってじりじりと歴史の歩みは進んでいく。浅井・朝倉攻めでは、静子は秀吉と光秀とのかかわりが大きくなっている。本能寺の変のことが気になるのだが、いたって光秀は冷静で真面目で有能な武将として描かれているし、静子とも通じ合うところがあるので、このまま本能寺の変もなく行っちゃうのかなと思うがどうなんだろう。ただ、毛利攻めのときに苦労して統治を進めた領地を取り上げられて、自分で領地を分捕れと信長から告げられたことが謀反の引き金になっていると思うので、これからその辺りはどうなるのだろうか
-
Posted by ブクログ
とうとう静子たちは武田軍を壊滅させてしまう!何百メートルの先も命中させてしまい一分間に6~10発撃てる新型銃、強化ガラスんの糸を縫い込んだ鎧、先にダイナマイトをつけた矢、そしてお馴染みのコンパウンドボウ隊などを縦横無尽に駆使し、三方ヶ原の地形の調査を活かした軍配備で、圧倒的な勝利を得る。武勇を中心にした戦いをここで終わらせてしまったのだ。歴史は大きく変わる。いや、もう既に変わっていたのだ。静子に仕えることになった真田幸昌が言うように、これからは静子は政治の表舞台に放り込まれることだろう。今までは苦労譚といいながら、静子は楽しんで生きていたが、そうでなくなる?いやあ、このままでいて欲しいけどね。
-
Posted by ブクログ
武田との決戦の三方ヶ原の戦いの前夜の物語。静かだが緊張感がある、じゃないんだよね。静子は落ち着いている。武田に勝利することには確信があるのだ。今回は、信長の妹の市とその娘の茶々と初がよく出てきて、静子とソリをしたりしてほんわかさせてくれる。静子は相変わらず、マグロの血抜きや延髄切をやったり、ピザや乾燥マンゴーを作ったりと新しい食材の開発に余念がないし、スターリンエンジンを利用した高炉を作り、鋼鉄の製作まで視野に入れている。部品ごとに分けて新型銃を密かに大量に準備したり三方ヶ原の戦いの作戦を立てたりもしている。いろんな人物が入り乱れての物語は、単純に読むだけで面白いよ。これから歴史がどう変わるか