佐藤智恵のレビュー一覧
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■「ダントツ経営」本質は人と同じことをしないこと。今後もコマツが競合優位性を保って行けるかどうかは、イノベーションの創出継続できるかどうかにかかっている。競合優位性は永遠に保てるものではない。優れた製品を開発し、それがヒットしてもすぐに他のメーカーがに多様な製品を製造し、価格競争になる。特許が切れたり競合が類似技術を開発したりすれば製品のコモディティ化も進む。
■ダントツ経営の本質は人と同じことをしないこと。人の真似をして、人と同じレベルのことをやっていたならば、我々は生き残れない。国の違いはあろうと「効率的に土を掘りたい」「効率的に土を運びたい」というニーズは変わらない。このニーズに応えてい -
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・例えばあなたにお子さんがいるとして、お子さんが大学に進学したいという。大学に活かせれば年分の学費がかかる。生かせなければその4年間、あなたの家庭の収支はよくなる。けれどもそういう基準だけで子供に投資するかしないかを決めますか(ホンダジェットへの30年間の投資について)
・ホンダジェットの成功要因は、国内国外にかかわらず、情報をできるだけオープンに取り入れようとしたところにあると思います。
・限定合理性:人間は限られた時間、限られた情報の中でしか状況を破断することしかできないので、特に複雑な状況においては、必ずしも最高の決定をするわけではない
・モノを作るだけではなく、それをフル活用してもらっ -
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スタンフォードでいちばん人気の授業
著:佐藤 智恵
スタンフォードが教えているのは驚くほど人間的で、普遍的なことである。そのカリキュラムは何よりも「自分を知る」「人間を知る」ことに焦点が置かれている。
今後のキャリアや人生にずっと役立つような、普遍的な思考法や知識を教えている。どれだけテクノロジーが進化しようが、どれだけ情報が増えようが、どんな時代になっても通用する普遍的なこと、リーダーとしてふさわしい人間になるための基本中の基本を教えているのが、スタンフォード大学である。
本書の構成は以下の9章から成る。
①ストーリーの力
②マーケティング
③イノベーション
④社内政治の力学
⑤リーダ -
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この本を通じて分かること、それはMBAは一体何を学ぶ場なのか、何を経験する場なのかということ。
当時のトップスクールの在校生(実名)が数あるクラスの中から特に印象深かったクラス、それを通じてどのような変化があったのかについて、その理由とともに語っている。
MBAに興味があるけどイメージできない、学校ごとの特色を手軽に感じ取ることができる内容になっている。
読んで気づいたのは、MBAでの体験は10人いれば10通りあり、一様でないこと。人それぞれの感性、バックグラウンド、どんなクラスメイトがいたかによって得るものが変わってくる。
したがってMBAで何を学べるのかという問いに明確に答えることは -
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スタンフォードMBAをclass visit した時に感じたことと似たようなことが前書きにかいてある。ビジネスに通用する普遍的なスキルセット、人としてのあり方などを中心に教えているそう。
ストーリー
・人間は情報を整理するプロセスの中でストーリーで覚えるのが一番はやい。逆にいうとデータや数字などは頭に残りにくい。覚えられる情報は一度に7こプラマイ2と決まっているのでいかにシンプルにストーリーを伝えるかが鍵
・日本人は古典や漫画などストーリー大国のはず。cf新幹線の清掃おばさんたちの話
決断疲れ
決断が多いと疲れる。決断のタンクは決まっているからそれがいっぱいになると合理的な判断はできない。 -
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MBAに行ってる友人がいて一体どんなこと勉強してるんだろう、と興味が高まっていたので購入した本。
人間を探求する授業、と人間力を鍛える授業と大きく2つのカテゴリに分かれていて、それぞれスタンフォードの人気の授業からしかも日本語で教えてくれる、という何ともお得な本。
350ページというそこそこ長い本ですが、
猛烈に面白くしかも分かりやすく短い期間でバババッと読めます。
MBAの授業なのでもちろんビジネスの話が多いですが、
いろんなアメリカの企業が工夫したり思考錯誤しながら提供しているビジネスについて、一消費者として読んでいてワクワクしました。
人間を理解し、私自身を理解する。
この考え方がと