外資系企業で必ずしも大成功をおさめたわけではないらしい著者が、外資系企業の経験者へのインタビューを基に、外資系企業の様々な側面や特徴について書いている。
外資系企業も千差万別だろうが、社員の働き方や仕事の流儀は、日本企業とはだいぶ違うようだ。それに、外資系企業の本社ならともかく、日本拠点採用者はローカルスタッフに過ぎないという点は、重要な指摘だと思う。
総じて、やや表面的で、エピソードは多いが深みに欠けるという感じはあるが、読みやすく、何となくの納得感もある。この分野を垣間見る入門書的には良いのではないだろうか。