波多野聖のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ光秀が信長に謀反を起こした理由については、不仲説や秀吉陰謀説など様々な説が提示されています。
その中でこの本では、茶の核を含めた光秀の感性を中心に据えており、面白かった。
また、あれだけ優れた軍略家である光秀が、なぜあれほど無謀な戦を仕掛けたのかについても光秀の美意識が徹底されており、完璧主義の光秀らしさを感じることができた。
史実と創作が混じっているのだとは思いますが、エピローグも救われる内容になっています。
現代の会社員としての働き方に当てはめられているところもあります。すごいとは思うけど、なかなかそこまではできないなぁ…。 -
Posted by ブクログ
感想
主人公の二瓶より桂が主役的な感じ?最後まで桂やん!
あとは読んでいて何か陽気さや爽快さに少し欠けるかな。基本ちょっと暗いトーン。
そして日本の銀行は金融庁のおもちゃじゃないんだから。
あらすじ
総務部長となった二瓶は、副頭取の佐久間の不倫相手の弓川が狂言で副頭取を訴えた件の対応にあたる。一方、頭取になり、一年でTEFGを辞めた桂は自ら投資顧問会社を立ち上げて相場師として働いていた。
桂は同級生で福岡の地銀の頭取の寺井と話をして、金融庁からスーパー・リージョナル・バンクの打診を受けている聞かされる。寺井は、SRBをまとめて大九州銀行を作る。一方、TEFGは大浦頭取が心筋梗塞で急逝