波多野聖のレビュー一覧

  • メガバンク絶体絶命(新潮文庫)

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    日本最大のメガバンクを喰らい尽くす、魔の「T計画」が発動!
    EFG銀行は絶体絶命の危機に陥った。総務部長としてこの難局に挑む二瓶正平。そして、頭取の椅子を捨て相場師として生きていた桂光義が、義と理想(地域に根差し、異動がなく人が人に信頼を与えるスーパーリージョナルバンク)のために起つ。五条が首謀、最高裁長官を父に持ち家柄で頭取になった佐久間の愛人問題をゆすり、はめる。好きな人を有罪にされた妻の復讐も利用。LBO阻止(買収先の資産を担保に買収)のためと言って発行した高金利の2兆の私募債に株式交換券がついていたが、ヘレンとの勝負に元同僚湯川が助太刀し勝利。結局、汚染問題のねつ造や国宝の流出に絡んで

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    2017年02月12日
  • メガバンク最終決戦

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    日本最大のメガバンクであるTEFG銀行。ディーラーとして名を馳せた桂光義は専務の地位にいた。ある日、盤石なはずの銀行は、「帝都銀行」の名前ほしさに取引をした国債の暴落を機に巨大負債を抱え、一夜にして機能不全に。暴落した株に群がるハイエナの如き外資ファンドや混乱に乗じて巨利を貪ろうと暗躍する政財官の大物たち―。桂は総務部の二瓶正平と共に生き残りを懸けた死闘に挑む。
    現金に見せた紙袋を用意するアイデアは知らなかった。好きな人のために自由に生きる塚本、財務省の闇を抱える五条、父を国に殺された湯川など、いろんな人物が描かれるも、いまいち動機は薄い気がしてしまう。敵は五条とアメリカのHFのヘレンシュナイ

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    2017年02月12日
  • メガバンク最終決戦

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    東西帝都EFG銀行(三菱東京UFGを連想)買収をめぐる攻防。東西=東京、帝都=三菱、大栄=三和、名京=東海、日本長期信用銀行や農林中金を連想させる。面白い!!

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    2016年06月13日
  • メガバンク最終決戦

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    日本最大のメガバンクであるTEFG銀行が主舞台である。ディーラーとして名を馳せた桂光義は専務の地位にいた。ある日、盤石なはずの銀行は国債暴落を機に巨大負債を抱え、一夜にして機能不全に。暴落した株に群がるハイエナの如き外資ファンドや混乱に乗じて巨利を貪ろうと暗躍する政財官の大物たち―。桂は総務部の二瓶正平と共に生き残りを懸けた死闘に挑む。
     今までの経済小説にはない、女性を影の主人公にしている点が新鮮で読者を引きつけるものがあった。経済的な背景もわかる読めば楽しい経済小説です。

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    2016年05月02日
  • メガバンク最終決戦

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    一応、経済小説に分類されるのであろうが、最後の解説でわざわざミステリー小説に分類された作品。
    個人的には、経済小説に求めているのはディールの臨場感であり、新奇ではないのだが・・・。
    まぁそれでも、ミステリー小説として読んだとしても消化不良なのだが。
    結局、どっちにいきたかったのか、いまいち腑に落ちない作品。

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    2016年04月11日
  • メガバンク最終決戦

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    最初の突拍子もない展開にはかなり無理やり感があって戸惑ったが、読み進めるうちにどんどんはまっていった。個性的な登場人物たちの、メガバンクの危機をめぐるドラマに引き込まれる。ただ、黒木亮のような経済小説を期待する人には物足りないかもしれない。

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    2016年02月25日
  • メガバンク宣戦布告 総務部・二瓶正平

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    簡単に読めた。
    半沢直樹に若干似てるような似てないような。
    女性の描写が古いのが。

    日系金融で様支えている桂さんなどにはリスペクト。
    今はみんな外資に行ってしまうからなぁ

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    2025年11月29日
  • メガバンク宣戦布告 総務部・二瓶正平

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    感想
    シリアス路線なのだろうが、キッカケの設定や私情を挟みすぎなところにどこか現実離れしている部分があり、物語への没入感に欠ける部分がある。


    あらすじ
    ヘイジこと二瓶正平は、東西帝都EFG銀行の総務課に勤める部長代理である。旧名京銀行から本店に残る数少ない一人である。

    TEFGの頭取である西郷は銀行名を帝都銀行に変えたい一心で金融庁長官の五条に相談する。五条は名前を変える代わりにTEFGに超長期国債を5兆円買い入れることを打診する。

    専務の桂は、国債の先行きが不安なことを見越して、国債の保有を減らしていたが、ある日の国債の暴落と頭取の秘密取引のせいで銀行が破綻するところまで追い詰められ

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    2025年10月19日
  • メガバンク 無限戦争 頭取 二瓶正平

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    シリーズ1の銀行合併の話から今回のシリーズでは第三次世界大戦へと、とてつもない展開になった。
    シリーズはこれでお終いなのか。

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    2025年08月07日
  • メガバンク宣戦布告 総務部・二瓶正平

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    三菱UFJ銀行のようなメガバンクを舞台に繰り広げられる金融業界の表と闇のお話。
    サブタイトル的に記載されている総務の二瓶正平が主人公かと思いきや、主役は相場担当役員の桂光義(二瓶も重要な登場人物ではあるが)。
    メガバンクが破綻するかもという大きなストーリーと政治も絡んだ権謀術数を最初のうちは面白く読んでいたが、終盤にかけてご都合主義的な登場人物の関係性に鼻白んでしまった。いくら何でもみんなが知り合い過ぎでしょ。どんだけ世界狭いのよ...。
    更に破綻の危機に追い込んだ頭取の行動の理由がまたショボい。三菱という名前をイメージしながら読むと分かりやすいが、銀行の名前だけのために5兆円もの国債引き受け

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    2025年07月28日
  • メガバンク 無限戦争 頭取 二瓶正平

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    メガバンクシリーズだったのか。出て来た人たちの名前でわかった。

    内容はフィクションが入ってるものの、今後起こりうるAI、量子コンピュータを使ったディール、戦争と…正直、金融マンではないので、なにか凄そうなのだが、やや飛躍した感はある。昔、こちらのシリーズ読んだときはワクワクした記憶がある。

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    2024年11月16日
  • メガバンク最終決戦

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    銀行の、証券の、相場の、それぞれの立場の男たちの戦いの話。
    元々明るくない分野だから銀行系の用語が難しかったけどなんとか付いてった。出版されたのが10年以上前なので(?)言葉遣いとか少しかゆかったけど、桂さんは好き

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    2024年11月04日
  • メガバンク起死回生 専務・二瓶正平

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    将来に不安を感じている日本人は多いはず。経済的な問題が山積みです。そんな今、この小説のように経済の仕組みを人々に利益が還元されるように変えていければ希望が見えそう。もちろん簡単ではないと思いますけど。競争ではなく協力をという提案は確かに理想的ではあります。

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    2022年06月05日
  • ピースメーカー 天海

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    天海は、実は、明智光秀だった、というのは、よく聞くけど、間に⚪⚪⚪が挟まっていたなんて⁉️よく考えたもんだな‼️

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    2022年06月01日
  • ダブルエージェント 明智光秀

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    読む前からおそらく内容が予想できるけどねえ、と、わかりつつ、ついつい手に取ってしまった本。いろいろな著者によるこの手の本を読むことで、例えば明智光秀について自分が抱いてるイメージが、思い通りに補強されて、頭は快感を感じることになる、そういう読書だとわかってはいる。
    無駄な読書というわけではない。ただ時間あたり付加価値の効率という点では自省する。
    それでも、千利休、天海和尚と続けて読みたい。それくらい面白い。

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    2022年01月22日
  • メガバンク最後通牒 執行役員・二瓶正平

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    1年で完遂する事が求められたプロジェクトで本来の銀行の在り方を取り戻すべくヘイジは奔走する。
    闇の茶会は不思議な感じで、管理経済社会は別の物語を読んでるような違和感がありました。ヘイジの妻の病は、優しい夫とその行動と思っていたが返って悪化させてるとは気がつきませんでした。最後に
    プロジェクトチームの若者には残って欲しい。

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    2021年07月19日
  • メガバンク絶体絶命 総務部長・二瓶正平

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    シリーズ二弾。仕組まれた副頭取のスキャンダル、地銀を統合するSRBプランを隠れ蓑にした金融庁の企みとTEFG銀行らによる地銀TOBに巻き込まれた総務部長二瓶の苦悩が描かれる。頭取を引退後、相場師として生き生きと活躍する桂が清々しい。ありえない展開だが最後は大団円ですっきり。

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    2020年12月24日
  • メガバンク最後通牒 執行役員・二瓶正平

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    ようやく主役がメインの話。最終編としたら、以外なストーリー。日本の歴史、求め続けた理想、これからの日本。やはり、今の時代を踏まえれば、少し考えるところがあるのかな。
    まぁ、考えても分からないことは分からない。それは、起こった時に考えよぅ。かぁ…

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    2020年11月25日
  • メガバンク宣戦布告 総務部・二瓶正平

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    取締役会も開かずに4兆円の超長期国債を引き受けるなんて、前提が現実的でなく、始めから興醒めであったが、物語が進むにつれテンポよく、癖のある登場人物が活躍。特に桂専務は超人的。終わってみればシャンシャンという結末。鍵を握ったのが意外な人物だというのも面白かった。

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    2020年10月23日
  • ダブルエージェント 明智光秀

    購入済み

    明智光秀が好きで、光秀と名のつく作品は片っ端から読むようにしている。
    本作も書評を読んで「面白そう」とワクワクしながら購入したが、残念ながら
    期待したほどではなかった。作者はビジネスパーソンとして成功をおさめた人
    らしく、描かれている光秀も戦国武将というよりは、むしろビジネスパーソン
    という感じ。多くの競争相手がいたにもかかわらず、光秀が異例の出世を遂げ
    たのは、彼がそれなりの人物だったからだろう。戦国時代も現代のビジネス
    の世界も弱肉強食、権謀術数がはびこる世の中。最後まで生き残り、勝ち組に
    なるのは容易なことではない。光秀がどうやって成功を収めたのか、歴史上の
    事実を踏まえ

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    2020年09月22日