波多野聖のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
今年の大河ドラマが明智光秀ということで、関連書籍も多く出版される中、敢えてこの1冊を私が選んだ理由は著者の波多野氏の経歴です。波多野氏は当初、国際金融の最前線で資産運用を担当したり、大手証券会社のファンドマネージャーを経て作家となった異色の経歴の持ち主です。
明智光秀が織田信長の家臣として取り立てられたのは、他の重臣よりも遅く、それにも関わらず猛烈なスピードで出世し、最後には秀吉と並ぶほどの地位を得ました。この特異ともいえる出世を現代に例えて波多野氏は”50歳前後で財閥企業に中途採用で課長待遇で入社して、3年後に筆頭取締役に昇進するようなもの”と表現されています。
信長が極めて合理主義的な人物