伊藤悠のレビュー一覧
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購入済み
文字を題材にした名作!
西夏文字を題材にしたヒストリカルロマン。
信念を持った登場人物たち、力強い画力、心を揺らす台詞。まさに名作だと思います。
全14巻90話とは思えない密度です。ぜひたくさんの人に読んでほしい! -
購入済み
描写や画力が高いです
故郷の西夏を攻めるモンゴルに対して復讐しようとする女性・シュトヘルの話です。
シュトヘルの獣のような描写が残酷で美しい!
また他に出てくる獣たちやその爪や牙も、忠実に描かれていてリアルです? -
購入済み
この物語がなぜ時を越える構成になっているのかが分かった。
敵味方の区別なく、登場人物一人一人が後には引けない一途な想いを持って駆け抜ける、熱を持った物語。
最後まで読んで良かった。 -
Posted by ブクログ
随分と長いつきあいでした。スゴい作品だとずーっと僕は思っていました。受賞作なわけですしね。第一巻のつかみはよかったですね。その時点で他とは違うよなとこの作品はなんか違うと。大作の予感が既にありました。読者としては、気まぐれな打ち切りという恐怖ともヒヤヒヤしていたものです。
それでも自分自身が生きているうちにこういう作品に出会えて良かった。しかも終局まで見る事が出来てなおいっそう嬉しいです。
忘れがちな前巻と併せて読む方が収まりがいい感じです。「愛」のクライマックスは前巻ですし、今巻は「闘い」のアクションのクライマックスだと思います。
幕引きというものはどうしてもなんていうか文字読んで絵も読みこんで万感の思いでこころの奥底で引き継いで行きたいものです。そういう作品であって欲しい。むかし、子供の頃映画館エンドロールを最後まで姿勢ただして見ていたものですが、その分記憶に残ったように記憶しています。
その意味で自分の心に残るはずの名作品だと思います。有難う御座いました。伊藤先生。そしてご苦労様でした。
伊藤悠先生の手になる「皇国」から購入して集めています。最近はどんどんメジャーな存在として大きな舞台の御活躍を期待して正座してお待ちしております。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ以下、ネタバレ有。
最初は身内が読んでいて、面白いよーと紹介された漫画でした。
画力もさることながら、テーマがヤバい。
玉音同という、西夏文字の板を守る、ただそのために戦い、命を落としてゆく物語。
文字が残るということは、その国が在ったという存在証明。
国が在り、人が生き、生活があったことの証明。
名を残す、とはきっとそういうことなんだな。
しかし、文字が読めることはまた、不都合もある。
大ハンの背に書かれた文字への、憎しみ。
消えない蔑称。
存在そのものがなくなることは、また救いにも繋がる。
同じモンゴルの王でありながら、大ハンとユルールは絶望と希望にずっと動かされてきた。
けれど、ユルールにはシュトヘルがいた。
自分の苦しみ、嘆き、失われていった人や時間を簡単に消してしまうことのない文字の永続性に、シュトヘルはまた、救われる。
シュトヘルが生きると信じた人は、きっとスドーだけだったのだと思う。
大義の中では、シュトヘルは死ぬべき存在だったのかもしれない。
けれど、大義よりも、自分の想いを、ユルールに会いたいという想いを大切にすることは、滑稽なのだろうか。
玉音同が砕け、シュトヘルを生かすことが出来たのは、現世から乗り移った亡霊スドーの価値観に他ならないように思う。
大義の前では、二人の再会は陳腐だろうか。
ユルールにとっての救いが、玉音同ではなく、シュトヘルにあることを信じたい。
(ヴェロニカ、ハラバルターンがなくて、ごめん)
大好きな漫画でした。
ありがとう。