伊藤悠のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレついにユルールのもとに帰還したシュトヘル。
復讐の心から解き放たれ、ユルールと共に西夏の文字盤・玉音同を守る闘いにその身を捧げようとする。
しかし、南宋へと向かう国境が封鎖され、一行は金国の都市、京兆府へ向かう。
一方、蒙古の皇子・ナランはある狙いを持ってユルールと玉音同を追い始めていた………!!
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ようやくシュトヘルが復活
と思いきや、完全復活ではなく問題も抱えていて。
その設定が面白い。
今回はシュトヘルの話、ナランの話が主になっています。
シュトヘルがデレデレですごくかわいい。
別々に進んでいたキャラクターの話がようやく繋がるようにな -
Posted by ブクログ
ネタバレ『皇国の守護者』の伊藤悠と知ってずっと読みたかった。
この人は作画だけじゃなかった、作話の力量もめちゃくちゃあるじゃないか!
3巻まで一気読み。
だから以下は3巻までの内容が含まれます。ネタバレ注意!
どうしても「強者=素晴しい」になりそうな冒険物、戦争物において、
あんなに強くてかっこいいキャラを描いておきながら、
強さなんて「人殺しの能」と言わせる。
どうしたって『皇国の守護者』の新城を思い出す。「所詮は人殺しの手管に長けているというだけで」卑屈っぽくそんなこという主人公は初めて見た。
誰よりも強いシュトヘルが、救われたのは「文字」だった。
どんなに必死に生きても忘れさられるけれど、唯