伊藤悠のレビュー一覧
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ネタバレ全開。
月スピ掲載分から。カラーページも豪華ですね。
ショートカットになった須戸ヘル可愛い。しかし中身は男子高校生。
グルシャンとハラバル、番大学院の屋根の上での祖父孫バトルが凄い素敵。絵のダイナミックさは勿論、
「生涯をかけた仕事は命そのものになる。命をかけるべきものになる。」
「命をかけるべきものがあるという言葉は病だ。」
どっちも格好良い生き方ですなあ。
しかしそのツォグ族ほぼ全滅。
この辺シュトヘルと被せてきてるのか。
最早モンゴルのために戦う意味がないように見えるハラバルが、これからどう須藤達に関わっていくのか楽しみ。
過去編のヴェロニカの天使っぷりには最早ドン引き -
Posted by ブクログ
シュトヘル化しても須藤が須藤然としていたのが逆に目新しかった。あのとき確かにシュトヘルは死んだのだな。と。
なくなったもののために戦うことは得てして無駄だと言われがちだけど、やっぱり遺伝子を負うものとして潜在意識下には今在るものを優先してしまう本能があって、だからこそシュトヘルよりハラバルの方が眩しく見えるんだ。と友人に言ったら、「そこから余計なレトリックを引いたら"ハラバルかっけえ"でしょ」とごく冷静に返され思わず即答で頷いてしまった。うん、まあそりゃあね、お兄ちゃんが出てくるたびに一度本を閉じて嘆息してしまうぐらいには好きです よ。 -
Posted by ブクログ
まずい、本格的にお兄さんが好きになってきた。
そもそもこれはそういうキャラ萌えで読む漫画ではないって分かってはいるんだけど、これからシュトヘルやユルールと対立していくのかと思うと主人公がその二人であるだけにものすごく心配になる。本当に許す許さないの先はないのか、ハラバルもシュトヘルも。
「明日わたしが死んでも消えないのか。それが文字なのか」っていう言葉は涙腺にグッときたけど、それはまだ文字が一般的ではなかった時代だからこそだなあと思う。ツイッターやブログなんかが普及した今、文字化した個人の主張なんてゴミか塵同然の価値しかないわけだし。そういう時代を生きる若者である須藤が、物語が回想を終えて動 -
Posted by ブクログ
一コマ一コマの迫力はすごいけどいざオリジナルとなるとどうなのかな、と斜に構えて読んでいたのも束の間、うおお伊藤先生はやっぱりすげーっ迫力パネーッなんで今まで買い忘れてたんだ馬鹿野郎め!みたいなテンションになった。でもそこはマックの片隅だったので実際に「うおお」とまでは叫ばず、せいぜい目を眇めワイルドにハンバーガーを噛み千切るぐらいでそのハイテンションは殺しておいた。斜め向かいの女の人に変な顔はされたけど。
「すずめ」と呼ばれていた弱い女戦士が「シュトヘル(悪霊)」と化すまでの過程はすっ飛ばされてるんだけど、間に挟まれたカラーページだけでもう十分だと思った。赤色一色しか使われてないのに、すごい説