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西夏文字を題材にしたヒストリカルロマン。
信念を持った登場人物たち、力強い画力、心を揺らす台詞。まさに名作だと思います。
全14巻90話とは思えない密度です。ぜひたくさんの人に読んでほしい!
故郷の西夏を攻めるモンゴルに対して復讐しようとする女性・シュトヘルの話です。
シュトヘルの獣のような描写が残酷で美しい!
また他に出てくる獣たちやその爪や牙も、忠実に描かれていてリアルです?
Posted by ブクログ 2013年07月07日
「皇国の守護者」は読んでないけど気になってたんですが…
これは、スゲエ。
作者は女性、と聞いて二度ビックリ。
最近は女性の方が「血沸き肉踊る」物語を
力いっぱい描いてる気がします。
ともかくオススメ。
少年の成長物語としても、青年の復讐譚としても、
オオカミ少女物語(笑)としても。
Posted by ブクログ 2013年06月10日
冒頭は現代。
主人公・須藤が転校生・スズキと出会い、13世紀初頭のへトリップする所から物語が始まる。
シュトヘル(悪霊)と呼ばれる賊になってしまった主人公はスズキに瓜二つな少年・ユルールと出会い、自分(シュトヘル)が何者なのかということ、そして旅の目的を知る。
今巻はプロローグの様なもので続巻以降...続きを読むより本格的に話が進んでいく。
1巻だけを読むともしかしたら退屈に感じるかもしれないが、後にうまく回収してくれるので頑張って読んで下さい。
画力は高く、登場人物の表情がとても豊かです。
線のタッチは細めですが力強い作画です。
個人的に現代と過去のキャラの性別が転換されているトコがお気に入りです。(あんまり無い設定なので…)
須藤(男)→シュトヘル(女)
スズキ(女)→ユルール(男)
あとスズキさんがかわいい。
Posted by ブクログ 2013年03月05日
作者は野性味のある描写が独特ですが、それが好きな方には溜まらない作品です。
戦中の前世の夢を見ていた主人公が、殺人を繰り返す女の賊という前世の体で前世の時代に生きるお話です。
西夏国というかつてあった国の文字を存在からなくしてはいけない、と玉音銅という辞典を守る旅をする男の子と彼に共する老人、そして...続きを読む主人公の三人で文字を守れる場所を目指します。
敵は大国モンゴル。
男の子の兄やモンゴルの大ハン。様々な思惑が行き交い、物語は深みを増していきます。
Posted by ブクログ 2012年11月21日
皇国の守護者という漫画がございまして、その本が好きでございました。
それから伊藤様の本を調べ、シュトヘルにたどり着きました。
皇国の守護者でもそうであったように豪快なペンの走り方や表情の描き方、物語の展開はもとより、感情溢れる絵の表現がたまらなく好きです。
内容は言わずもがな大変わくわくし、次が楽し...続きを読むみでしょうがないものとなっています。
歴史ものやファンタジーではない戦闘物、強い女性、動物がかっこいい、たくましい男性、綺麗な女の人、男の子、が好きな人(おねしょたが好きな人)には強くお勧めします。
絵柄は少女マンガや最近よく見るスタイリッシュ?な絵柄?しか受け付けない方には抵抗があるかもしれませんが、私的には絵柄の好みで読めないというのはたいへん勿体ないと感じる作品でございます。
Posted by ブクログ 2015年11月26日
続かない命と感情、続いていく文字や記録の起源の話。とても絵があざとくなくさっぱりしているが、生命力がある
貸す漫画にはずれがないことで定評のある友人から借りる
Posted by ブクログ 2012年05月07日
雑誌で第一話を読んだ瞬間から惹き込まれました。
やはり伊藤悠さんは戦場の見せ方が上手い!!私が知るなかで断トツで戦場での躍動感、高揚、残忍さ、殺しの所作の表現が上手いです。
Posted by ブクログ 2012年05月05日
何かのマンガを買った時に挟まってたチラシで紹介されてて、出版社の思惑にまんまと乗り五巻まで一気に買った。結果的には大変好みであったので反省はしない。
ところどころよくわからないシーンもあったが、勢いと迫力は半端ない。この方の前作も読みたくなってしまった。
Posted by ブクログ 2011年11月01日
現代の男子高校生(不登校気味)がモンゴルの戦国時代?に処刑された女として?タイムスリップ?
…国名に聞き覚えがあるのに授業内容全く覚えてなくて時代と場所がちんぷんかんぷんなのが悲しい。そして、それなのにここまでワクワクさせられるのが嬉しい。
Posted by ブクログ 2011年10月31日
久々に自信を持ってオススメできる1冊でした^^息をつく暇もなくて、ぐいぐい画に引き込まれます!まだシュトヘルとユルールの昔語りの導入部分だけど、文字を追い掛ける二人と、今後の関係が気になるところです。
Posted by ブクログ 2011年05月21日
1~4まで読みました。
絵だけでなく内容も良かったです。
迫力がある絵を描くのがすごく上手い!
でも何回か読まないとやっぱり難しい笑
読むたびに味が出てきます・・・
スルメ漫画ですね←
続きが待ち遠しいですb
Posted by ブクログ 2011年03月30日
他の人も書いてたけど、戦場の熱気とかが物凄く伝わってくる。気付いたらのめり込んでる。腕を更に上げたなこの作者は!偉い!
ストーリーはなんか小難しい、前作は原作付きだったけどストーリーもいけるのかね。
Posted by ブクログ 2013年04月02日
時は13世紀初頭。
史上最強の蒙古軍に恐れられた女戦士。
西夏文字に魅せられ一族を裏切る覚悟を決めた皇子。
ふたつの魂が出会い、新たな戦いの幕が上がる!!
Posted by ブクログ 2018年06月09日
設定や物語の展開がとても面白い。今では使い捨てのようにそこら中にある「文字」だけど、命がけで守られるお宝扱いされていた時代があったんだろうな。
人物の心理描写の仕方が個人的に好みじゃないので星4つ。
Posted by ブクログ 2013年11月17日
時代は十三世紀、チンギス・ハンが元を建国する少し前。
滅び行く西夏の文字を守ろうと旅立った騎馬民族の少年と、仲間を皆殺しにされてモンゴル族に復讐を誓った『悪霊(シュトヘル)』と呼ばれる女が出会い、共に旅をする話なのだが、登場人物が多く人間関係が相当に入れ乱れている上、シュトヘルには現代日本の男子高...続きを読む校生(シュトヘルの子孫と思われる)が憑いているというややこしい設定なので、とりあえず三巻くらいまで訳が判らないかも知れない。
話が転がり出すのはそれ以降です。
Posted by ブクログ 2013年08月28日
4巻まで。
前作「皇国の守護者」で、小説のコミカライズというジャンルの常識をぶち破る傑作を描いた伊藤悠先生のオリジナル連載作品。
引越で手放してしまったので、完結したらもう一度全巻買って読みます。
Posted by ブクログ 2012年10月24日
作者買いしました。
信念をもって生きている登場人物たちの言葉が心に重く響きます。
戦闘シーンの流れるような荒々しさもたまりません。
シュトヘルの転生が西夏の行く末にどう関わっていくのか、楽しみです。
Posted by ブクログ 2012年05月09日
初っ端からぐいぐい惹かれる展開。読んでみて正解!
個人的にはユルールの「文字」に対する愛情?憧憬?が印象的でした。
しかし主人公の転生設定は後々活きてくるのか?
それ、要る?とつい思ってしまったり。
Posted by ブクログ 2012年04月13日
『皇国の守護者』の伊藤悠と知ってずっと読みたかった。
この人は作画だけじゃなかった、作話の力量もめちゃくちゃあるじゃないか!
3巻まで一気読み。
だから以下は3巻までの内容が含まれます。ネタバレ注意!
どうしても「強者=素晴しい」になりそうな冒険物、戦争物において、
あんなに強くてかっこいいキャラ...続きを読むを描いておきながら、
強さなんて「人殺しの能」と言わせる。
どうしたって『皇国の守護者』の新城を思い出す。「所詮は人殺しの手管に長けているというだけで」卑屈っぽくそんなこという主人公は初めて見た。
誰よりも強いシュトヘルが、救われたのは「文字」だった。
どんなに必死に生きても忘れさられるけれど、唯一、ずっと消えないもの。
「これさえあれば、明日私が消えても、みんなが生きた証は残るのか」
弱肉強食、群雄割拠の戦国時代に、本当に強いのは文字だ、と言ってくれたことが、歴史を学んできた者としてそのシンプルな力強さに胸をつかまれてしまった。すごく嬉しかった。
それは「強さとは別のものさしを見つけて、それに必死ですがり付いているだけ」かもしれないけれど。
シュトヘルがものすごく魅力的だったので、もしかしてもう会えないのかとすでに寂しいのだけれど、、、どうなるんでしょう?
スドーもこれからもっと魅力的になってくれることを期待する!
Posted by ブクログ 2012年03月06日
草原には文字はない。
___文字は、人を憶えておくために生まれた。遠くにあっても、時を越えても、人と人とが交わした心を伝え続ける…… (P195・196)
13世紀初頭モンゴル・西夏が舞台。
文字を伝えていこうと一族を振り切った少年ユルールと仲間を失い、復讐に生きるシュトヘルの物語。
シュ...続きを読むトヘルの設定あとでどうなるんだ。
狼かっこいい!肉球付き毛皮欲っしい!!……フェイクで。にいちゃんの虎ボウシも良いなぁ~。
Posted by ブクログ 2011年10月30日
モンゴルのツォグ族、大ハン、西夏(タングート)…「西夏文字」に魅せられたモンゴル族の皇子とタングート人の兵士・「悪霊(シュトヘル)」の物語。壮大な物語を予感させます。わくわく!前世と現世の設定が必要だったのかどうかは、1巻の段階ではまだわからない…。
Posted by ブクログ 2011年10月30日
先が気になるー!1巻だからまだ導入部分でしかない感じ。ダメダメ兵士のシュトヘルがあんなに強くなるまで何があったんだろう?闘いシーンはちょっと見づらい。狙ってんのかもしれないけど。
Posted by ブクログ 2011年04月14日
歴史モノかと思いきや冒頭は現代の日本から過去のモンゴルへ意識のタイムスリップから始まる。
個人的にどんな媒体にしても現実味のない設定はあまり好きではないのだが本作ではいかにも漫画的な見せ方で違和感なく入り込めた。
それは恐らくその後のシュトヘルとしての描写が魅力的だったからだろう。
様々な場面に謎を...続きを読む残しているがどういう展開に転がってどういくのか楽しみだ。
Posted by ブクログ 2011年03月15日
一コマ一コマの迫力はすごいけどいざオリジナルとなるとどうなのかな、と斜に構えて読んでいたのも束の間、うおお伊藤先生はやっぱりすげーっ迫力パネーッなんで今まで買い忘れてたんだ馬鹿野郎め!みたいなテンションになった。でもそこはマックの片隅だったので実際に「うおお」とまでは叫ばず、せいぜい目を眇めワイルド...続きを読むにハンバーガーを噛み千切るぐらいでそのハイテンションは殺しておいた。斜め向かいの女の人に変な顔はされたけど。
「すずめ」と呼ばれていた弱い女戦士が「シュトヘル(悪霊)」と化すまでの過程はすっ飛ばされてるんだけど、間に挟まれたカラーページだけでもう十分だと思った。赤色一色しか使われてないのに、すごい説得力。 ただ、賢しらに本ばかり読んでるくせお兄ちゃんに寝床までおぶって行ってもらってるユルールが可愛い、ていうかこの兄弟可愛い、と不覚にも萌えてしまったのでこれからこの兄弟が対立しなきゃいけなさそうな雰囲気にしょんぼり……兄弟喧嘩はやめようぜ。(※すべての前提としてそういう話ではない)
Posted by ブクログ 2019年01月16日
文字を伝える事、文化を伝える事、物語を伝える事。文字と絵を組み合わせたマンガが生まれた事は、文字の進化なのだろうか退化なのだろうかとふと考えてしまった。それはそれとして、悪霊?タイムスリップ?ファンタジーとSFの狭間で揺れるこの物語の今後に期待です