道尾秀介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
企画物ってむずかしいんだろうなぁ。
っていうのがまず最初の感想。
"がまくら市"という架空の都市を舞台に5名の作家が寄稿した作品。
ちなみにこの世界、鎌倉市はちゃんと別に存在している模様(笑)
風光明媚で情緒あるがまくら市の名物は"不可能犯罪"が頻発すること。
1作目(道尾秀介)はさすが、よく出来ている。が、ちょっとサイコロジカルで不可能犯罪…?という感じもするけれど。
2作目(伊坂幸太郎)は少し短くて残念。
らしさはありつつ即興で仕上げたかのような印象。
と思ったら、実際あとからの参加でおそらくわりと短期間で書き上げた模様。
でもやっぱり上手いよ -
購入済み
なんとなく読む本。でも暗い。
(ネタバレっぽいかも…)
正直、この手の話をいくらか知ってる人が読めば、オチはすぐに予測できます。
でも、なんだかんだダレずに読めます。
ストーリー運びに無理がないからでしょうね。
ちょっと首を捻りたくなるような、あからさま過ぎなブラフもありましたが、概ねいいと思います。
すらすら読めますが、暗いストーリーなんで、人によってはスラスラ読めないかもしれません。 -
ネタバレ
私には無理でした
叙述トリック小説が好きで手に取ったのですが、冒頭から不快感を煽る描写、おかしな人物たち、場当たり的な行動、主観的で根拠のない推理が続き、最後までセンスが合わず、胸クソ悪かったです。S君が蜘蛛になった時点で「なんだこりゃ…(呆)」となり、正直読むのが苦痛でした。3歳とは思えない口達者なミカは、ミチオ以外の他人には知覚できない存在なのだろうとは分かったので、トカゲという実体があろうがなかろうが、どうでもよかったです。恐らくミチオが聞こえる声、交わす会話だけが妄想で、視覚的なものは常人と同じものが見えているのでしょう。あれ、でも校舎の窓からS君が空を飛んでいるのが見えたんでしたっけ?
「お爺さん」を -
購入済み
誤解を招く
ネタバレになるかもだけど……
作者は、精神疾患に関する知識を「かじっただけ」「専門用語を知ったか振りしてるだけ」なんだと思う。
作中の登場人物が精神疾患を発病するシーンがありますが、その発病した登場人物が、精神科医によって「疾患が完治した」と出てきます。
これはとても誤解を招く表現です。
そもそも、世の中に存在する様々な精神疾患に「完治」とか「治る」という概念はなく、症状が良くなったり回復に向かうことを「寛解」と表現すべきです。
チョチョッと薬を飲んだり点滴を打てば治るのね、みたいな簡単な病じゃないのに。精神疾患に無知な人を誤解させやすい物語だなぁ、と……
それにメンタル系の疾患は、そんな簡単 -
購入済み
読まなきゃよかった
凄く暗い気持ちになり、後半は気分が悪くなるほどでした。
登場人物の幼い頃の記憶?とか環境による歪んだ思考について行けなかったんだと思います。