爽々のレビュー一覧

  • 僕と君の365日

    Posted by ブクログ

    泣いてしまった。
    なんでこうも悲しい気持ちになるんだろう。主人公の葛藤しながら周りには笑顔で振る舞う感じとか、段々運命を受け入れていく感じがとても辛かった。おそらく、登場人物の行動から彼らがそのとき本心どう思っているのかを、想像してしまうからかもしれない。

    終わりが見えるからこそ大切なものを大切だと思えたり、思いを行動に移せたりするのはあると思う。しかし、日頃から大切な人には言葉で気持ちを伝えなくてはならないとも思わされた。

    文章で織りなす世界が綺麗。とても読みやすくて、すらすらと読み終えてしまった。

    0
    2024年12月17日
  • 眠れない夜、この音が君に届きますように

    Posted by ブクログ

    ある理由から大好きだったピアノが弾けなくなった千紗は、母と弟、母の再婚相手と共に海辺の町へと引っ越してきた。転校2日目、遅刻しそうになっていたところを同じクラスの男子・鮎川に声をかけられる。その後、鮎川や彼の幼なじみである凜、大輝、伊織たちがやっている軽音楽部に誘われることとなる。

    ライトな文体でするする読める。
    軽音楽部にもピアノっているんだなと思った。

    0
    2024年11月04日
  • そして8日目に愛を謳った。

    Posted by ブクログ

    世界を終わらせるか
    世界から自分を消すか
    という選択を負うことになった女子高生の7日間

    設定はざっくりな感じで
    同級生の男子が天使だったり
    神が世界を消滅させようかなと思ったり

    地球滅亡系のばたばたした装いはなくて
    一人の少女が自分と周囲を見つめ直していく物語

    最近学校が舞台になると いじめやカーストの
    ストレスな話が多いけれど
    このお話の友人たちは 少女が気が付かなかっただけで 思いやりのある良い子達
    母親との確執も贅沢と言えば贅沢な悩み

    世界も自分も続ける事ができて良かった良かった

    0
    2024年09月17日
  • 僕と君の365日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    新藤蒼也
    十七歳。原因不明の病「無彩病」。

    浅田里香
    小学生のとき蒼也の隣に引っ越してきた。

    矢田翔
    蒼也と中学からの友人。サッカー部のエースで女子に絶大な人気を誇る。

    立波緋奈
    進学科から下がってきた。父親は医者。一年間、蒼也の彼女になる。

    阿部啓二
    担任。

    ゆず
    蒼也の妹。五歳。

    緑太
    蒼也の四つ下の弟。




    0
    2024年08月28日
  • 夏休みの空欄探し

    Posted by ブクログ

    謎解き青春小説。
    いつもなら後日談がたっぷりあるお話が好きだけど、この話はこれでいい。
    あとがきが面白かった。

    0
    2024年08月16日
  • 夏休みの空欄探し

    Posted by ブクログ

    夏休みに高校生がぶち当たった人生と恋の謎。内向的な主人公が抱くコンプレックスがうまく描写されていて共感するところもあり、そのままの主人公を3人が受け入れてくれる人だったのが良かった。読み終えたあとは切なさと温かさに満たされた。

    0
    2024年07月24日
  • 今夜、きみの声が聴こえる

    Posted by ブクログ

    何でも平均点の茉菜果は幼なじみの公志に片思いしている。公志に彼女ができたと知ってショックをうけるが、さらに公志が事故で死んでしまう。大ショックの茉菜果だが、祖母からもらったラジオから公志の声が聴こえ、公志の幽霊?が出現する。この辺りの展開がイマイチかな。ラストは予想通りであり、涙は出なかった。

    0
    2024年03月18日
  • 君が残した365日

    Posted by ブクログ

    病気の同級生の代わりにやりたい事リストを達成する別の本を思い出してしまった。
    この作品の方がより立場が複雑なんだけれど・・・

    0
    2024年03月12日
  • 夏休みの空欄探し

    Posted by ブクログ

     一つの暗号をきっかけに、4人の少年少女がひと夏を通して絆を深めていく。
    一つ謎を解くと次の謎が現れ、どこかに誘われていく少年少女達。
     その先に待ち受けるのどんな結末なのか、何のための謎なのか。謎を解くにつれて明らかにあっていく真実。最後にはまさかそんな理由があったのかと驚かされた。
     こんな青春期っと楽しいなと思うようなひと夏の思い出を通して、それぞれを知っていく4人。しかし、そんな時間も長くは続かず…

     暗号、謎解きパートは設定を知らないと解けない物もあるが、ところどころ一緒に考えられるようになっていて、そういった謎解きが好きな人は一緒に楽しめるのではないか。

     ぼくはこの本をきっか

    0
    2023年11月17日
  • 夏休みの空欄探し

    Posted by ブクログ

    謎解き✖️青春✖️ミステリー
    一人称「僕」は陰キャオタクとは言えない、陽キャぶり見せてくれた。コミュ力適応力あるので、もはや卑下するもの何もないのでは?
    謎が華麗だが、うまく行き過ぎの青春のため、できすぎの一夏の思い出で共感呼ばず。

    0
    2023年10月12日
  • 夏休みの空欄探し

    Posted by ブクログ

    生きるのに「目的」があるっていう前提がまず、論理的におかしい。僕たちはそもそも、目的を持って生まれてきたわけじゃない。親が僕たちを産んだのは目的があるだろうけど、生まれた方は自分の意志じゃない。自分の意思と関係なく始まった状態に「目的」があるはずだっていうのは、論理的におかしい。

    コミュ障の登場人物が、おずおずと世界とつながっていくのが、別の似鳥さんの作品にもあったと思うけど、感動的。

    0
    2023年05月17日
  • 君のいちばんになれない私は

    匿名

    無料版購入済み

    高校を卒業したばかりの男女の、なんでもない恋愛話を誰もが承知しているような小島はさぞかし生きにくいだろうなと思う。

    0
    2023年04月13日
  • 明日の世界が君に優しくありますように

    Posted by ブクログ

    幾つもの死と不幸な出来事が描かれる本作は決して心地良い物語とは言えない。

    主人公はいじめから不登校になり、家族間にも問題を抱えている。
    自己否定感と劣等感に苛まれ自分の存在を軽い物と考える少女。

    環境を変え祖父母の住む田舎で暮らす事になっても、一度頑なに閉ざした心は鍵を掛けたように中々開かない。

    そんな彼女が愛情深い人々に触れ心のトゲが抜けて行き、この世界の優しさに気付き始める。
    その彼女の変化を見届けて欲しい。

    世の中は理不尽に溢れ悲しい事や辛い事の連続だ。

    今、辛くて立ち止まっている人にこの物語はきっと希望となる。

    0
    2023年02月17日
  • 夏休みの空欄探し

    Posted by ブクログ

    ★この冒険は、僕たちの冒険なのだ。(p.157)
    ・夏休み、することも特にないクイズ好きの「僕」は偶然モスで出会った美人姉妹とともに一連の暗号を解いていくことになった。
    ・最初の三つの暗号に比してその後二つだけ暗号の毛色が変わったような気がするのはなぜ? 《この暗号ゲームには何かある。》p.174
    ・暗号を追って日本中を(というほどでもないが)あちこち行く少しだけロードノベルっぽい部分も。

    ■簡単なメモ■(★は主要語)

    【一行目】キィン、とひときわ小気味よい音がして、ボールが高く打ち上がった。こういう時は「白球」という言い方をするんだっけ、と思う。

    【青田】頼伸がクラスでほぼ唯一言葉を交

    0
    2023年01月28日
  • 夏休みの空欄探し

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    初めましての作家様です。後半少し辛くて読み進められませんでしたが、やっと読み終わりました。
    やけに千葉の京葉線沿いや内房線沿いに詳しい描写多いなーと思っていたら、作者様は千葉大出身なのですね。そりゃ聞き覚えのあるのが多かったです。

    ジャンルは青春ミステリーですが、謎解き( 暗号系 )がメインで全体的に炭酸のようにシュワシュワ爽やかな青春のお話です。

    一緒に暗号を解きながら冒険している気分で読んでいたのですが、真相はあまり好きじゃないかもです。
    なにかあるとは思っていましたが、余命がある指定難病になると全く印象の違うお話になってしまうな、
    と。

    自分は〝難病になってしまった側〟の気持ちしか

    0
    2022年11月27日
  • 夏休みの空欄探し

    Posted by ブクログ

    クラスの人気者と地味な子。交わることのない関係性なのにひょんなことから夏休みを深く濃く過ごすことになる。
    それぞれが生きてる意味を考え、お互いを認め合う。
    …いいですね。綺麗な青春です。
    最後にはまさかそんな?という切なさが待っています。
    次々と謎解きすることで話が進む。面白かったです。(謎解きはさっぱりんからなかったけど)

    0
    2022年11月19日
  • 夏休みの空欄探し

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「役に立たない」雑学でも「知ること」に喜びを感じ、クイズや謎解きに熱中している地味な成田頼伸(ライ)と、クラス一の人気者で「役に立つこと」にしか興味がない成田清春(キヨ)。交差するはずのない二人の夏休み。しかし、ライが偶然小耳に挟んだ会話をきっかけに、美人姉妹と4人での謎解きイベントが始まる。

    青春×謎解き。その目的は…… 
    なんとも甘酸っぱくて、でもこれからどうするのという刹那感も残る。

    0
    2022年10月10日
  • 夏休みの空欄探し

    Posted by ブクログ

    夏休みのボーイミーツガールストーリー。

    そして、陰キャの主人公と、普段なら絶対絡まないスクールカースト最上位のクラスメイトとのバディモノでもあったりする。

    結末は、個人的には、そっち方面の話にしなくても良かったような。。普通に終わっても、充分面白かったと思うのだけど。

    0
    2022年08月28日
  • 僕と君の365日

    Posted by ブクログ

    最後はそう来たかって感じだった。
    途中ちょくちょく、ん?って感じる所があって、最後にあぁそう言うことかって。
    こう言う病気が本当にあるのかと思って、調べてしまいました。

    0
    2022年08月20日
  • 僕と君の365日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    もしかして、たぶんそうだろうな…なんて思う箇所がいくつかあって、結局ラストは想像できてた部分があるのだけども、それでも全体通してとても好きな話だった
    自分だったらどうするかな
    考えてみたけど、自暴自棄になる予感しかしない
    でも人間いつ死ぬのかなんて基本的にわからないのだから、伝えられることは伝えて、やりたいことはやって、今を生きるべきなのかなぁと思った

    0
    2022年04月04日