あらすじ
毎日を無難に過ごしていた僕、新藤蒼也は進学クラスから自ら希望して落ちてきた美少女・立波緋奈と隣の席になる。だが、その矢先「無彩病」――色彩が失われ、やがて死に至る病気になったことを知り、僕は自暴自棄になってしまう。そんなとき緋奈は「あなたが死ぬまで彼女になってあげる」と約束してきて……。僕と君の契約のような365日間の恋が始まった。衝撃のラスト、驚きと切なさがあなたを襲う! 心震えるラブストーリー
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Posted by ブクログ
とにかく言いたい、感動したと。
無彩病。最初は男の子だけがその病にかかっているのかと思った。しかし、女の子の方も同じ病にかかっていて、そのことを隠し通して関係を続けていた女の子がとても勇敢に思えた。
死を迎えたくないと思う2人。女の子が男の子を慰める場面が多かったが、きっと女の子も男の子に助けられ救われた部分が沢山あるのだろうと2人のノートの内容を読んで感じた。
相手の未来の幸せを願う自分と自分を忘れて欲しくない、いつまでも好きでいて欲しいという自分。
死が迫る中笑顔で最後を迎えた2人がお空の上でも繋がり、笑顔でいれるのを願いたい。
Posted by ブクログ
僕と君の365日という僕と君と過ごすといった事が伝わってき、題名が素敵でした。表紙で「読んでみたい!」という気持ちが勝ってしまい、読んでみました。恋愛系の本を持っている人にとてもおすすめです。
でも、持っていない人もこの本がきっかけで好きになると思います。
とても楽しめて、面白かったです。
Posted by ブクログ
衝撃のラストでした。
2人の運命が残酷で、、でも緋奈ちゃんの想いが最後まで突き通されて、、悲しかったけど同じタイミングで同じような運命を辿れていたのはせめてもの救いだったのかなぁ。
涙が溢れて止まらない作品でした。
どうか次の世で2人が結ばれて幸せになれていますように。
Posted by ブクログ
いいですネ、刹那系は大好きですが片方が死ぬパターンはかなり多くありますが、両方のパターンは稀有です。何故彼女は最後まで彼に伝えなかったのか謎ですし彼女の心内が興味惹かれる。
Posted by ブクログ
要所要所で気になるところはあって、ラストのエピローグで『あ、やっぱりそうだったか…』と。
色彩を表現するのがとてもうまく、モノクロだった世界がぶわっとカラーになる最期の一瞬はまるで目の前に広がるようでした。
Posted by ブクログ
たまにはこんな本も読みたくなって
こういうピュアな恋愛もの、悪くありません
余命ものだから死んでしまうのがわかっているけれど、そこに至るまでがキラキラと光輝いていた
まぁ、だからこその悲しさと切なさがあるのだけれど
綺麗な世界と対照的に色を失っていくというのがたまらなかった
Posted by ブクログ
読んでいって「もしかして…?」と思ったらやっぱりそうで、悲しくなったけど展開は面白かった。ただただ切ないだけじゃなくて、好きな人を、大切な人を、家族を思うが故の辛さもあったり青春もあってすごく感動する物語だった。
架空の病気でもすごく泣けた。
Posted by ブクログ
徐々に色が見えなくなり死に至る無彩病になった蒼也と秘密を共有した緋奈の話。2人のやり取りや空気感が可愛くてずっと続いてほしい、が、無彩病発症後1年後には死ぬのは決まってて、カウントダウンが辛い。あと翔くん良い子過ぎるからほんまに幸せになってほしい。
Posted by ブクログ
切ない。とても切ない。
1年という短い短い期間の間で一人の人間を愛した高校生のラブストーリー。
高校生だからこそ起こるイベントとか状況はとても甘酸っぱく、その先にあるはずだった未来を想像すると旨が締め付けられる。
そして伏線の張り方がとても上手でああ、そういうことかと納得した最後
読んでよかった作品。
よかった。
展開が簡単に読めるし、物語の途中や最後も「まぁ、そうでしょうね」と言う感想でした。
ですので、とくに驚きもなくラストの衝撃には欠けるかなと。
主人公に感情移入しつつも私自身、子供が居る立場でも読んでしまったので終わり方にはモヤモヤが残りました。
でも主人公から色が次第に無くなっていくスピードや表現はとても分かりやすく、何となくこんな感じなのかな?と想像できたり、
1年を通して主人公の死への恐怖や死に向き合う気持ちが段々と変化していくのも上手く伝わってきました。
物語の先が簡単に読めたからこそ主人公達の内情を深く考察できたし、主人公や恋人がいくら大人びていても
結局は17歳の子供だったからこその決断の結果だったんだなぁと。
大人からしたらそれは幼稚で安易で残酷な考えで残された側の気持ちをつい考えてしまうけど、
まだ大人の精神になりきれていないからこそ、そこまで考えられない、
でも彼らなりに真剣に考えた結果の全てが詰まった、どこか抜けていて未完成だけど完璧な物語だったんだと気づいたときに、
それをここまで表現できるなんてすごい!と少し感動してしまいました。
とても読みごたえのある物語でした。
Posted by ブクログ
毎日を無難に過ごしていた僕、新藤蒼也は
進学クラスから自ら希望して落ちてきた
美少女・立波緋奈と隣の席になる。
だが、その矢先「無彩病」ー色彩が失われ、
やがて死に至る病気になったことを知り、
自暴自棄になってしまう。
そんなとき緋奈が「死ぬまで彼女になってあげる」と
約束してきて…。
美しい情景で紡がれる、
驚愕のラストに号泣必至のラブストーリー。
-------❁ ❁ ❁-------
1つずつ色あせていく世界に抗いたくても抗えない。
そんな苦悩を描いている作品で、
とても読みやすいものでした。
相手を苦しめてしまうと知っても
それでも伝えてしまう想い。
表紙も爽々さんと、好きなものづくしでした!
『私はそのうち、空の色がわからなくなる。
木々の色も花の色も、愛する人が照れ笑いをした、
赤く染った頬さえ見えなくなる。
だから、
最期まで愛する人が見る世界を隣で見ていたい。
世界がモノクロームに支配されるその日まで。』
Posted by ブクログ
とりあえず泣ける。途中でもしかして緋奈も?って薄々気が付いたが、最後の日記で一気に涙が止まらなくなった。ずっと誰にも言わずにいた緋奈も死にたくはないだろうのに、蒼也にずっと寄り添って、優しすぎて…2人の運命が悲しすぎる。
Posted by ブクログ
読みやすくて面白いと思った反面、今誰の心境なのかとか、主人公の一人称が会話では「俺」なのに会話意外は「僕」になるので、誰が今話してるのかが分かりづらい所があった。
後、個人的に、ヒロインの話し口調が好きでは無かった。もう少し普通の話し口調のほうが感情移入は出来たかなと思った。
Posted by ブクログ
泣いてしまった。
なんでこうも悲しい気持ちになるんだろう。主人公の葛藤しながら周りには笑顔で振る舞う感じとか、段々運命を受け入れていく感じがとても辛かった。おそらく、登場人物の行動から彼らがそのとき本心どう思っているのかを、想像してしまうからかもしれない。
終わりが見えるからこそ大切なものを大切だと思えたり、思いを行動に移せたりするのはあると思う。しかし、日頃から大切な人には言葉で気持ちを伝えなくてはならないとも思わされた。
文章で織りなす世界が綺麗。とても読みやすくて、すらすらと読み終えてしまった。
Posted by ブクログ
新藤蒼也
十七歳。原因不明の病「無彩病」。
浅田里香
小学生のとき蒼也の隣に引っ越してきた。
矢田翔
蒼也と中学からの友人。サッカー部のエースで女子に絶大な人気を誇る。
立波緋奈
進学科から下がってきた。父親は医者。一年間、蒼也の彼女になる。
阿部啓二
担任。
ゆず
蒼也の妹。五歳。
緑太
蒼也の四つ下の弟。
Posted by ブクログ
最後はそう来たかって感じだった。
途中ちょくちょく、ん?って感じる所があって、最後にあぁそう言うことかって。
こう言う病気が本当にあるのかと思って、調べてしまいました。