河邉徹のレビュー一覧

  • 言葉のいらないラブソング

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    最後のエピローグで暖かい気持ちになった。
    離れていてもお互いがお互いの支えになっている存在であることが羨ましく思えた。

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    2025年08月14日
  • 蛍と月の真ん中で

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    こんな風に悩んでいる時、受け入れてくれる場所ができるってなんとも羨ましいです。
    ただ大学に行ってバイトしているだけでは経験できないことを主人公は一年で体験し、ちゃんと昇華している。そして信用を得て、結果も人づてとはいえ残して行動することの大切さがわかります。

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    2025年07月24日
  • ヒカリノオト

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    途中で安っぽくなりかけたけど、最後はうまく着地した。
    作者の経験なのか細かいところがきちんとしていて説得力がある

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    2025年07月18日
  • ヒカリノオト

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    いいお話だった。
    連作短編小説で、それぞれのお話の中で一つの曲がキーワードになりながら進んでいく。

    人生生きていれば上手くいかない事も多いけど、失敗したからって、やった事が無駄だった訳じゃないと思わせてくれる作品でした。

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    2025年03月09日
  • ヒカリノオト

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    思い出の曲かぁ。。

    U2 with or without you

    あの頃のことを思い出すと今でも苦しくなる。

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    2025年02月06日
  • ヒカリノオト

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    あまり売れていないミュージャンが作った曲が、時代を超えて人々の人生の岐路に寄り添うお話。
    音楽というのは時代を超えても色褪せることはないんだなと改めて思った。
    もちろんその時代の流行りの曲調などはあるかもしれない。
    でも良い曲は良い。そして心に響く曲は人によってそれぞれなのだと。

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    2025年01月16日
  • ヒカリノオト

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    十代のあの頃から幾度となく救われてきた曲があり、ずっと音楽を届けてくれてライブをしてくれている事に改めて感謝の気持ちになりました。
    考えたくはないけど、お互い歳を重ねてきていて、この先いつかは、新しい曲が聴けなくなる日がくると思う。
    それでも、今まで何度も私を救ってくれた曲は胸にある事を再確認。
    嬉しい時も、悲しい時も、辛い時も、ずっと一緒に。
    そんなことを改めて思う1冊でした。

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    2025年01月06日
  • ヒカリノオト

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    読み初めは少し私には合わないかなっと思いつつ、読んだのですが、読み進めるうちにどっぷりとその世界にはまってしまったそんな作品です。

    染谷達也というシンガーソングライターの曲、特に彼が音楽の世界から引退した最後のシングル、「夢のうた」がキーワードとなって5人の男女の人生を変えていく、連作集です。

    一つ一つの主人公が、愛おしくなるほど純粋で、生きることに懸命なのが嬉しくなる、そんなストーリーです。そしてそんな彼らの心に寄り添う音楽の力も素敵だなと感じます。

    今や音楽はサブスクやSNSによって時代を軽々と飛び越えていきます。こんな時代だからこそ、生まれた文学作品なのでしょう。

    良いものってな

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    2025年01月01日
  • ヒカリノオト

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    実際に音楽業界にいた人が書いた話だとわかる。生々しい業界の部分と、
    音楽の力を純粋に信じている部分が
    混ざり合っている。

    音楽に人生を救われるというのは、
    程度の差はあれ、
    多くのひとが経験してるだろうなあ。

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    2024年10月21日
  • ヒカリノオト

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    ネタバレ

    1人のピアノの弾き語りでメジャーデビューした人と、その楽曲に救われた人などを描く短編集。

    ・一作目は染谷とマネージャー補佐のテラを描く。テラは学生時代に染谷の音楽に救われて、染谷の引退する最後の年をマネージャーとして過ごし、最後の曲である「夢のあと」を染谷はテラのために書く。

    ・アクティブな友人と対照的な暗い中年女性。仕事などで心を病むが音楽に救われて、得意の書道で半紙に歌詞を書く

    ・カメラマンの青年は衣装アシスタントの女性に恋をする。一緒に町のPR動画を作成し、染谷の曲を使う。彼女には東京に彼氏がおり、両思いだが分かれる。

    ・高校生に合唱コンクール。染谷の曲を合唱曲にアレンジして歌う

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    2024年10月19日
  • 蛍と月の真ん中で

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    みんな色々抱えながら生きていて、孤独で誰にも頼らず、それが自立と思われがちなのかもしれないけど、人と関わって支え合うことが自立と呼んでいいのだと思わせてくれた一冊。

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    2024年10月16日
  • ヒカリノオト

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    過去の記憶を辿ってみると、色々な場面と共にその時に聴いていた音楽が思い出される。
    嬉しい時、悲しい時…私の場合は、曲に励まされたというよりは、そっと寄り添ってもらったような感覚が強い。
    その曲は流行っていたものももちろんあるけど、そうでないものもある。そんな曲のことを久しぶりに思い出しながら読んだ。
    私は創作者ではないので、バンドマンの河邊さんならではそちら側の視点が新鮮に感じた。
    誰かの人生に影響を及ぼすものを生み出せるってすごい!
    最近は音楽も商業主義を強く感じるけど、そこから外れた名曲を探してみたいなと思ってみたり。
    (発掘するのが難しいけど)
    作中に出てくる「夢のうた」は、この本を読ん

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    2024年10月07日
  • ヒカリノオト

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    ある曲を聴いて励まされたり、救われたり、季節を思い出したり。そんな素敵な思い出で繋がるストーリー。

    まるで染谷さんが奏でるピアノの音が聴こえてそうな気がするくらい心地よい。

    音楽には人それぞれの思い出があり、その曲を聴くと
    一気にその時に戻る。音楽に浸りながら、過去の自分を追想できるなんて、音楽の力は本当にすごい。

    それぞれのエピソードに伏線があり、最後の回収が素晴らしかった。たくさんの人に読んでほしい一冊。

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    2024年09月29日
  • 蛍と月の真ん中で

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    一人の少年が悩み自分を探す旅に行き、ある少女と出会い心の変化とともに、温かい人達と触れ合い、成長していくさまが、心地良く街の描写も、素敵だった。

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    2024年06月27日
  • 蛍と月の真ん中で

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    舞台となる長野県の辰野が美しく描かれている。匠海が滞在したのがちょうど1年なので、四季の景色が目に浮かぶよう。
    辰野で出会う人々もみんな個性的でいい人ばかり。こんな村でなら自分をしっかり見つめ直せそうだし、移住もありだなと思いながら読んだ。
    田舎では一人で生きていくことは出来ないとあったけど、どこで暮らしていても頼り頼られ生きていくことが自然とできたらいいなと思う。
    真の豊かな暮らしとは、辰野の人々のような生活なのかも。

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    2023年12月22日
  • 言葉のいらないラブソング

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    普通なことに悩むミュージシャンと普通でないことに悩むアパレル会社員。
    真逆の二人がいい刺激を受け合いながら成長していくラブストーリー。
    王道の展開なんだけど、恋愛ものはこの位の方が個人的に好き!
    二人が幸せになるといいなぁ。

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    2023年06月22日
  • 流星コーリング

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    解散してしまったWEAVERの元ドラム河邉さんの2冊目で連動したアルバムも制作された一冊

    人工的に作られた流星の降る日に、何度も時が戻ってしまう不思議な体験から、主人公がどのように行動するかで物語の家族とのわだかまりを持った登場人物の一人一人の行動に変化が起きていくというお話

    過去に起きてしまった出来事を、自分が見ていた視点と他人の視点を"繋げ直していく"ことで、初めて過去と決別が出来て次のステップに進むことができる、そのようなメッセージ性を感じる作品だった

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    2023年05月07日
  • 蛍と月の真ん中で

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    出てくる人がみんないい人で、安心して読める。でも、過去をカミングアウトされた会話でこんないいことばかりスラスラ言えないなぁ。

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    2023年04月30日
  • 言葉のいらないラブソング

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    爽やかなラブストーリーでした。満足。出会い、恋愛が人を成長させる。王道のメッセージだし、ミュージシャン、アパレルのPRと舞台は洗練されてますが、しっかり地に足のついた、さくっと読めるけどちゃんと楽しめる恋愛もの。良かった!!

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    2023年03月05日
  • 蛍と月の真ん中で

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    とても印象に残る一冊だった。
    大学を休学した匠海が長野県辰野町にやってきたのは蛍を撮るため。かつて父が撮影した場所で蛍を撮ることが彼の目的であり、そこで辰野に住む多くの人たちと出会っていく日々を描いていく。
    何か大きな出来事が起こる訳ではない。美しい景色やそこに住む人々との生き方に触れる中で、自信を持って自分だけの居場所を見つけていく。
    登場人物すべてのキャラが立っており、自分を支えてくれる他人の優しさ、温かさを感じる物語である。
    「何者にもなれていない自分を、恥ずかしがらなくていい」という正にあまり冒険せずに平凡な人生を歩んできた自分にとっては、とても印象深い言葉だった。

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    2022年03月15日