河邉徹のレビュー一覧
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過去の記憶を辿ってみると、色々な場面と共にその時に聴いていた音楽が思い出される。
嬉しい時、悲しい時…私の場合は、曲に励まされたというよりは、そっと寄り添ってもらったような感覚が強い。
その曲は流行っていたものももちろんあるけど、そうでないものもある。そんな曲のことを久しぶりに思い出しながら読んだ。
私は創作者ではないので、バンドマンの河邊さんならではそちら側の視点が新鮮に感じた。
誰かの人生に影響を及ぼすものを生み出せるってすごい!
最近は音楽も商業主義を強く感じるけど、そこから外れた名曲を探してみたいなと思ってみたり。
(発掘するのが難しいけど)
作中に出てくる「夢のうた」は、この本を読ん -
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とても印象に残る一冊だった。
大学を休学した匠海が長野県辰野町にやってきたのは蛍を撮るため。かつて父が撮影した場所で蛍を撮ることが彼の目的であり、そこで辰野に住む多くの人たちと出会っていく日々を描いていく。
何か大きな出来事が起こる訳ではない。美しい景色やそこに住む人々との生き方に触れる中で、自信を持って自分だけの居場所を見つけていく。
登場人物すべてのキャラが立っており、自分を支えてくれる他人の優しさ、温かさを感じる物語である。
「何者にもなれていない自分を、恥ずかしがらなくていい」という正にあまり冒険せずに平凡な人生を歩んできた自分にとっては、とても印象深い言葉だった。
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ネタバレWEAVERドラマー河邉徹さんの2作目。青春ファンタジー作品。
広島の高校の天文部に所属する男女4人。ある日世界初の人工流星が流れると知り、観に行くが、主人公・りょうは人工流星を観た日以降「明日」へ進めなくなってしまう。繰り返される「今日」。何故「明日」が来なくなってしまったのか?その理由がわかると心が震える。
読み終わると「そうだったのか」と、もう一度読み返したくなった。
小説をもとにWEAVERが同タイトルでアルバムを出しており、映画のサントラのよう。音楽と小説と合わせて堪能すると、より世界観が広がる!
ループしてる間に、英語の授業で先生が話すwouldの用法が少しずつ変わっていて、そ -
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仕事だけでも大変なのに、当たり前のように家事・育児との両立が求められる令和のパパ。大変でないはずがない。
女性活躍の必要性が叫ばれるようになり、日本型雇用慣行のもとで、女性が育児と両立しながら働き続けることの難しさは、広く認識されるようになってきた。だからこそ、女性が働き続けるためには男性の育児参画が不可欠だという流れは、ある意味で自然なものだと思う。
一方で、男性にとっては前例のない大きな負荷が課されているにもかかわらず、それが「当然のこと」として求められている側面もある。(かくいう私自身も、夫にそれを求めている一人だ。)
こうした本を通じて、「パパも大変なんだ」「それでも頑張っているん -
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パパ作家7人による家族の物語。
著者たちも、日々こういうことを考えながら家庭と向き合って奮闘しているのかと思うととても興味深かった。
当たり前だけど「父親」と言っても、いろんなタイプがいる。本作に登場するのも、妻の負担を軽減するためおっぱいを出そうと奮闘する父親から、息子が一人暮らしする家を用意周到に内見する超真面目な父親までさまざまだ。でもどの父親も一生懸命でかっこよかった。
子育てでは母親の大変さがやはり前に出てきやすいし、それは事実だろうけど、父親も妻との家事育児分担や周りの余計な言葉、自分の仕事など、たくさんのものに追い詰められ追い込まれて、こりゃ大変だなぁと感じた。
本当に他人の -
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ネタバレ【収録作品】
「ダディトラック」 外山薫
「俺の乳首からおっぱいは出ない」 行成薫
「連絡帳の父」 岩井圭也
「世界で一番ありふれた消失」 似鳥鶏
「息子の進学」 石持浅海
「髪を結ぶ」 河邉徹
「そういう家族がそこにある」 カツセマサヒコ
それこそ多様性を認め合うことが大切だと思わされる。自分の意識も更新しないといけない。
家族の形に正解はない。
今うまくいっていても将来的に良い関係が続いているとは限らないし、どんなに大切に育てたつもりでも思うとおりに子どもが育つわけではない。
せめて、今自分ができる最善と思うことを誠実にするしかないのだろう。