河邉徹のレビュー一覧

  • パパたちの肖像

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    面白かったです。母親も父親も等しく育児は一年生。母親目線は想像できるけど父親だとそうなるのかと。突拍子もなかったり的外れだったりにニヤリと笑ってしまう。真摯に取り組んでいるからこその笑いが漏れてしまった。どのパパさんたちも素敵でした。

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    2025年10月22日
  • パパたちの肖像

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    7人の作家さん、みんなパパ作家さんだったとは。
    皆さん、ちゃんと子育てされてきたのかなと思える作品ばかりだった。
    子育てがテーマの作品で父親目線のものは少ないけど、男親ってこんな風に感じていたのかと新鮮な気持ちで読んだ。
    帯にも書いてあるように、この作品は「令和パパの心の声」なんだそう。夫婦で一緒に子育てするのが前提で書かれているところが、令和っぽい。
    いい意味で時代が変わってきたなと嬉しくなった。

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    2025年10月19日
  • ヒカリノオト

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     かつてよく聴いた音楽から過去の記憶が鮮やかに蘇ったり、季節や事象から過去に聴いていた音楽が突然脳内再生されたり…。こんな経験は誰にでもあるのではないでしょうか。本書は、こうした「音楽の力」を温かく描く物語です。

     著者の河邉徹さんは、バンドWEAVERのドラマーだった(2023年解散)そうで、本作は著者が作詞を担当し、言葉と音楽を紡ぐ世界に身を置いていたからこそ創り得た作品だと感じました。
     6章立ての連作短編で、「◯◯ノ オト」という各章題のカタカナ表記から、柔らかく軽やかな印象を受け、少し不思議な関心の惹きつけを感じます。

     最初は、中途半端な章の終わりと各章のつながりがよく分からず少々違和感があったのですが、各話の主人公を優しく包み込む筆致、背景の音楽がもたらす人のつながりや影響に、次第に心が満たされていきました。

     玄人好みで売れずに引退したシンガーソングライターの楽曲が、様々な立場の人の心を動かし、人生を変え…、そして自分自身も救います。
     大量生産・消費の時代では、音楽に限らずいいものが必ず売れるというわけではありません。でも、作り手自身もわかっていない(かもしれない)音楽の与えている影響を、信じてほしいですね。「支持=数ではない」のだと…。

     こんな時代だからこそ、音楽や物語は私たちに欠かせないものだと思います。人を慰め、励まし、救い、希望を与える「音楽の力」「物語の力」は、個人への影響だけでなく、人と人をもつなぐのですね。
     純粋で懸命に生きる人と、そんな人たちに寄り添う音楽…、素直にいいなあと思える読後感でした。

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    2025年10月06日
  • パパたちの肖像

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    行成さんのが読みたくて手に取ったけど、本当に面白かった…2年前に私も出産し、夫と育児をしているけど、うちの夫はきっとおっぱいでないこと嘆いたこともないし、出そうと思ったこともないだろうな笑。純粋な気持ちが可愛くて切なくて読んでよかったーってなった

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    2025年09月24日
  • パパたちの肖像

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    ネタバレ

    子育てにも、家族の形にも、正解はない。そこに子供への愛情があれば十分だと思う。ただ、子育ては大変すぎて、実際にはそんな綺麗事でまとめられないだろう。夫婦ですれ違い、親子でもすれ違う。それでも、愛情を持って、誰にも何にも縛られず、自分たち家族の生活が続けられるよう必死に進んでいくしかないと改めて思った。

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    2025年08月27日
  • 蛍と月の真ん中で

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    写真を学ぶ大学生匠海は学費にしようと貯めたお金を友達が勧めるサロンに取られ休学するこおに。
    父親が撮った蛍の写真の場所を探して長野県の小さな町に辿り着く。そこで出会った人や生活、生き方に触れて自分を見つめ直す。
    成長もの。長い人生でこんな1年があってもいいと思う。

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    2025年08月18日
  • ヒカリノオト

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    音楽との出会いによって人生が変わる。No Music, No Life.自分も正にこれ。幼少の頃から音楽が身近にあった。いろんな場面で助けられたし、励まされ、慰められた。
    連作短編集。高校生の合唱の章が良かった。作者もミュージシャンで音楽活動を卒業したとあり、話とリンクしていて想像ではなくリアリティがあった。

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    2025年08月15日
  • 言葉のいらないラブソング

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    最後のエピローグで暖かい気持ちになった。
    離れていてもお互いがお互いの支えになっている存在であることが羨ましく思えた。

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    2025年08月14日
  • 蛍と月の真ん中で

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    こんな風に悩んでいる時、受け入れてくれる場所ができるってなんとも羨ましいです。
    ただ大学に行ってバイトしているだけでは経験できないことを主人公は一年で体験し、ちゃんと昇華している。そして信用を得て、結果も人づてとはいえ残して行動することの大切さがわかります。

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    2025年07月24日
  • ヒカリノオト

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    途中で安っぽくなりかけたけど、最後はうまく着地した。
    作者の経験なのか細かいところがきちんとしていて説得力がある

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    2025年07月18日
  • ヒカリノオト

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    いいお話だった。
    連作短編小説で、それぞれのお話の中で一つの曲がキーワードになりながら進んでいく。

    人生生きていれば上手くいかない事も多いけど、失敗したからって、やった事が無駄だった訳じゃないと思わせてくれる作品でした。

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    2025年03月09日
  • ヒカリノオト

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    思い出の曲かぁ。。

    U2 with or without you

    あの頃のことを思い出すと今でも苦しくなる。

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    2025年02月06日
  • ヒカリノオト

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    あまり売れていないミュージャンが作った曲が、時代を超えて人々の人生の岐路に寄り添うお話。
    音楽というのは時代を超えても色褪せることはないんだなと改めて思った。
    もちろんその時代の流行りの曲調などはあるかもしれない。
    でも良い曲は良い。そして心に響く曲は人によってそれぞれなのだと。

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    2025年01月16日
  • ヒカリノオト

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    十代のあの頃から幾度となく救われてきた曲があり、ずっと音楽を届けてくれてライブをしてくれている事に改めて感謝の気持ちになりました。
    考えたくはないけど、お互い歳を重ねてきていて、この先いつかは、新しい曲が聴けなくなる日がくると思う。
    それでも、今まで何度も私を救ってくれた曲は胸にある事を再確認。
    嬉しい時も、悲しい時も、辛い時も、ずっと一緒に。
    そんなことを改めて思う1冊でした。

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    2025年01月06日
  • ヒカリノオト

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    読み初めは少し私には合わないかなっと思いつつ、読んだのですが、読み進めるうちにどっぷりとその世界にはまってしまったそんな作品です。

    染谷達也というシンガーソングライターの曲、特に彼が音楽の世界から引退した最後のシングル、「夢のうた」がキーワードとなって5人の男女の人生を変えていく、連作集です。

    一つ一つの主人公が、愛おしくなるほど純粋で、生きることに懸命なのが嬉しくなる、そんなストーリーです。そしてそんな彼らの心に寄り添う音楽の力も素敵だなと感じます。

    今や音楽はサブスクやSNSによって時代を軽々と飛び越えていきます。こんな時代だからこそ、生まれた文学作品なのでしょう。

    良いものってなんだろう。
    良いものが、必ずしも人に届くわけではないんだ。
    本文p174抜粋
    地方創生のため自分の住む田舎町のPR動画を作成したカメラマンのつぶやきですが、染谷達也というシンガーソングライターの曲は時代を超えて、再評価されつつあります。彼の動画ももしかすると時代を跨げば、変わるかもしれません。田舎町に住む私はそう願ってしまいます。

    染谷達也こと染谷海は、かつてマネジャーをしてくれていた染谷のファンでもある寺井の強い勧めで、彼が起業したマネジメント事務所によって、再びライブを東京と自身の出身地新潟での開催します。

    世界に一つくらい、自分の心を救ってくれる音楽が必ずあるのだと思う。
    本文p326抜粋

    あなたにもそんな音楽がありますか?

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    2025年01月01日
  • ヒカリノオト

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    実際に音楽業界にいた人が書いた話だとわかる。生々しい業界の部分と、
    音楽の力を純粋に信じている部分が
    混ざり合っている。

    音楽に人生を救われるというのは、
    程度の差はあれ、
    多くのひとが経験してるだろうなあ。

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    2024年10月21日
  • ヒカリノオト

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    ネタバレ

    1人のピアノの弾き語りでメジャーデビューした人と、その楽曲に救われた人などを描く短編集。

    ・一作目は染谷とマネージャー補佐のテラを描く。テラは学生時代に染谷の音楽に救われて、染谷の引退する最後の年をマネージャーとして過ごし、最後の曲である「夢のあと」を染谷はテラのために書く。

    ・アクティブな友人と対照的な暗い中年女性。仕事などで心を病むが音楽に救われて、得意の書道で半紙に歌詞を書く

    ・カメラマンの青年は衣装アシスタントの女性に恋をする。一緒に町のPR動画を作成し、染谷の曲を使う。彼女には東京に彼氏がおり、両思いだが分かれる。

    ・高校生に合唱コンクール。染谷の曲を合唱曲にアレンジして歌う。ピアノの伴奏の子が交通事故で怪我をして、二番手の子が本番はピアノを弾いた。

    ・引退して10年経った染谷は新潟の田舎町で叔父のリサイクルショップを手伝う。テラがやってきtw、またライブをする。

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    2024年10月19日
  • 蛍と月の真ん中で

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    みんな色々抱えながら生きていて、孤独で誰にも頼らず、それが自立と思われがちなのかもしれないけど、人と関わって支え合うことが自立と呼んでいいのだと思わせてくれた一冊。

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    2024年10月16日
  • 蛍と月の真ん中で

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    一人の少年が悩み自分を探す旅に行き、ある少女と出会い心の変化とともに、温かい人達と触れ合い、成長していくさまが、心地良く街の描写も、素敵だった。

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    2024年06月27日
  • 蛍と月の真ん中で

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    舞台となる長野県の辰野が美しく描かれている。匠海が滞在したのがちょうど1年なので、四季の景色が目に浮かぶよう。
    辰野で出会う人々もみんな個性的でいい人ばかり。こんな村でなら自分をしっかり見つめ直せそうだし、移住もありだなと思いながら読んだ。
    田舎では一人で生きていくことは出来ないとあったけど、どこで暮らしていても頼り頼られ生きていくことが自然とできたらいいなと思う。
    真の豊かな暮らしとは、辰野の人々のような生活なのかも。

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    2023年12月22日