佐々木克のレビュー一覧
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戦後史を4ポイントに絞ってさかのぼりながら解説する本。簡易な内容ながら戦後を知らない人達にとっては読みやすい良書と感じました。Posted by ブクログ
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戦後日本史を湾岸戦争→中曽根政権→55年体制→講和条約と遡って考察している本。
読みやすい反面、やや考察が簡潔すぎた感がある。
歴史は繰り返すとはよく言ったものである。
開国を余儀なくされ、不平等条約に苦しんだ明治初期から富国強兵に努め、眠れる獅子と呼ばれた中国に勝利し、列強の一角であったロシアと...続きを読むPosted by ブクログ -
歴史は大抵の場合、古い方から新しい方へと記述されるが、本書では、新しい方から古い方へと遡ることとしている。降順では見えなかったもの、見過ごされてきた変化を見出すのが目的。切り口は経済。百以上の群雄が割拠した時代にあって最後まで勝ち残った武将は間違いなく経済戦略にも優れていた。武勇に優れているだけでな...続きを読むPosted by ブクログ
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日本の政治って戦前もグダグダだったのだとよくわかる本。政党制って本当に良い体制なのかな。。。専制政治よりマシってことなのかな。ムダが多いような気がしてならない。がしかし、この部分にあまり効率性ばかりを求めてはいかん、ということなのだろう。
それもこれも、冒頭に記載されているように、国家の力が強大かつ...続きを読むPosted by ブクログ -
このシリーズ、簡潔にまとまってて良い。
あらためて第二次世界大戦中の日本というのは、精神論が蔓延してて、今見ると笑えるくらいだったんだなぁと思った。
その反動で、近年までのスピリチュアル嫌いの風潮(?)が生まれたんじゃないかとも思った。Posted by ブクログ -
内容は、「挙国一致」を軸に、「公議政体」や「公議・公論」が形成していく過程を描いたものです。
また、三谷氏の著作『ペリー来航』(吉川弘文館、2003年)で紹介された、ペリー来航以前の幕府による情報把握なども触れられており、専門以外の方には非常に新鮮に感じられたのではないでしょうか。
一つ問題な...続きを読むPosted by ブクログ -
著者の歴史に対する考え方が強く表明されているように感じられたが、初巻ゆえか「さかのぼり」にはまだなじめていない。Posted by ブクログ
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明治の近代化を「官僚」という視点を軸に書かれている。
日本の近代化を果たすのに大きな役割を担った近代官僚制。その発生には岩倉使節団に随員した大久保が見た、イギリスの官僚制度があり、さらにはドイツ宰相・ビスマルクの政治手腕にあったとしている。
また、明六政変を経て、殖産興業に重きをなす内務省設立、...続きを読むPosted by ブクログ -
≪目次≫
第1章 聖武天皇 大仏開眼への道
第2章 「天皇」の都 誕生
第3章 白村江の戦い 危機が生んだ大改革
第4章 "日出づる処の天子”の都
≪内容≫
大変オーソドックスな考え方の著者の本。目新しいのは第3章の「白村江の戦に負けたことを契機に、旧弊にしがみつく豪族を官僚制に移していっ...続きを読むPosted by ブクログ -
≪目次≫
はじめに
第1章 摂関家の危機ー1156年
第2章 藤原道長の栄華ー1018年
第3章 権力独占への道ー901年
第4章 摂関政治の誕生ー866年
おわりに
≪内容≫
大筋は目新しいことは書いてない。ただ、細かい部分で、「知らなかった」ことがあった。
①白河から堀河への...続きを読むPosted by ブクログ -
大化の改新・平城京遷都など飛鳥~奈良時代のターニングポイントを解説した本
当時の天皇はどうやって中央集権体制を作り出すかに苦心していたそうな。Posted by ブクログ -
≪目次≫
はじめに
第1章 足利義満「日本国王」の権力
第2章 足利尊氏「京都」に挑む
第3章 北条時頼 万民統治への目覚め
第4章 源頼朝「東国」が生んだ新時代
≪内容≫
さかのぼり日本史シリーズの第8巻。中世史で旬な本郷和人なので安心して読める。
テーマは、野蛮な武士が天皇や貴族を乗...続きを読むPosted by ブクログ -
≪目次≫
第1章 徳川家康 富の独占
第2章 豊臣秀吉の物流革命
第3章 織田信長の開放経済政策
第4章 戦国大名の経済改革競争
≪内容≫
戦国時代市の第一人者 小和田哲男の著書。特に目新しい物はないものの、手慣れた感じの内容。戦国~安土桃山期、地域を制し、全国を制するには、経済感覚が必要...続きを読むPosted by ブクログ -
≪目次≫
はじめに
第1章 「鎖国」が守った繁栄
第2章 飢饉が生んだ大改革
第3章 宝永地震 成熟社会への転換
第4章 島原の乱 「戦国」の終焉
≪内容≫
NHK”さかのぼり日本史”の第6巻。①19世紀初めのロシアの接近 ②天明の飢饉 ③18世紀初めの「宝永地震」(元禄時代) ④島原の...続きを読むPosted by ブクログ -
大久保利通を中心に行われた、官僚主導による上からの国家建設を、肯定的に著述している。クールに国家建設に努力した官僚たちを、評価することは大事だなと思わせる一冊。官僚=悪の固定観念で、中身を見ない評価が蔓延している現代への筆者の提言なのでしょうな。Posted by ブクログ
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”大久保利通”万歳がちょっと気にかかるが、明治初めの国家において、
リーダーシップを持ち、時代の先を読める人材として。彼は
欠くことのできなかった人物であったことも確かだ。
この本のキーワードは、「大久保利通」と「官僚」。Posted by ブクログ