村瀬健のレビュー一覧

  • 西由比ヶ浜駅の神様

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    ネタバレ

    オムニバス形式で一つの車両事故を中心にそれぞれの過去や事故後の人生が描かれていく話。

    死んだ人に強い思いを持っている人だけが幽霊列車に乗ってまた会えるという設定が良い。

    比較的新しい作品やけど、和幸がストーキング行為をしてるのは少し心配になった。個人的には美しい感情やと思うけど、今の時代気持ち悪い人もいるんちゃうかな。

    好きな設定だけど、何か心が大きく揺さぶられる事はないなぁと思いながら読み進めたけど、終盤登場人物達の物語がクロスオーバーする辺りからは盛り上がったし、最終章は泣いた。

    お父さんの運転士の職務に忠実な姿勢に心打たれたのが大きいかも。しかも父親譲りで血統が立派なのにも憧れる

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    2025年11月25日
  • 君に贈る15ページ

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    15周年に掛けた作品や単純に短編小説として書いている作品が入り混じっていて楽しく読んだ。

    綾崎隼先生の「15年後もお互い独身だったら結婚しようねと約束した二人の物語」がよかった。

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    2025年11月21日
  • 西由比ヶ浜駅の神様

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     スラスラと読んでいったが
     途中途中で違和感があり、
     最後の最後でそういうことだったのか、と
     驚かされた そして泣けた
     

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    2025年11月13日
  • 切手がとっても高い郵便局で

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    読みながらめちゃくちゃ泣いてしまいました。
    心に響くお話の数々。死という別れは本当に寂しくて哀しくて仕方がないけれど、それだけではないことを教えてもらいました。
    ラストは思わず、なるほど!と言ってしまいました。

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    2025年11月06日
  • 切手がとっても高い郵便局で

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    ネタバレ

    天国にいる大切な人へ、亡くなってから49日までの間なら手紙を送れるという青空郵便局。
    手紙を送りたいと願う人の年収や貯金により、切手の値段が決まる。
    推しを失った会社員、恩人を裏切ってしまった男、愛犬を失った人、恋人が自殺した社長、高額な切手を買ってでも、天国の大切な人に思いを伝えたい。

    生きている人の心の支えになるなと思った。
    ホッコリするお話だったし、何度も読み返したいと思う作品だった。

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    2025年10月25日
  • 切手がとっても高い郵便局で

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    作者の久しぶりの新刊で、嬉しくて購入しました。読むのがもったいない思いが強くて、
    ずっと積読していました。
    一挙に読み終えて、やはり素晴らしい小説でした。いつも生と死がテーマになっていて、
    心にしみわたります。
    もしこんな郵便局があったなら、働いてみたい。

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    2025年10月05日
  • 切手がとっても高い郵便局で

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    初めましての作家さんです。
    作品名の通り、本当に切手代が高いです。万単位ですから。
    でも、天国の大切な人への最期の手紙となると仕方ないのでしょうか。送り主の年収で切手代が決まるという仕組みになっていたので、億単位の人もいましたね。ちょっとビックリです。
    でも、物語は涙なしでは読めませんでした。

    一通目 推しへ
    二通目 友へ
    三通目 祖母へ
    四通目 愛犬へ
    五通目 恋人へ

    それぞれが大切な人への想いをたっぷりと綴っています。(切手代は高いけれどせっせと書いて何通も送る人もいます)
    登場人物が重なる事もあって、それは「あっ。あの時に出てきた人だ」と楽しめました。

    切手代はとても高価だし、天国

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    2025年09月09日
  • 切手がとっても高い郵便局で

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    天国の大切な人へ手紙を送れる不思議な郵便局

    でも、その切手代はアナタの年収や貯金額で決まる。それでも想いを伝えたい、最期の文通。

    5編からなる短編集。それぞれどかで繋がっていて、生きてる人を前に向かせる感動の物語。

    心に残る言葉も多く
    手元にずっと置いておきたい心の支えになる作品

    何かに躓いた時に読みたい一冊

    『』

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    2025年08月30日
  • 西由比ヶ浜駅の神様

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    泣ける作品と聞いていたのでかなりハードルが上がっていたけど、しっかり泣けました。自分は号泣というより、自然と涙が出てくる感じでした。
    いつ別れが来るかわからないので、一日一日を大切に過ごすことが大事だし、大切な人には気持ちをできるだけ伝えておこうと思います。

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    2025年07月18日
  • 西由比ヶ浜駅の神様

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    学校で読んでちゃんと泣きそうになりました。
    元々表紙が綺麗で衝動買いしたんですが、過去の私を褒めたい。よく手に取ってくれた。

    脱線事故で亡くなった人に会うために、夜の幽霊電車に乗る遺族のお話。
    家族と、恋人と、片思いの人と。会いたかった人と巡り会った時、どのような言葉を紡ぎ、どのような行動をするのか。

    いざ自分の身近な人が、突然いなくなってしまったら?そしてまた再会できたなら?
    自分だったらどうするんだろうかと、考えさせてくれる素敵な一冊でした。✨

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    2025年04月11日
  • 君に贈る15ページ

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    とても面白かったです!

    入間人間さんと時雨沢恵一さんを目当てに読み始めましたが、他の筆者皆さんも大変におもしろい話を書いてくださいました。
    ※私は、安達としまむら、アリソンシリーズ のファンです。笑

    どのお話も面白かったので、いろいろ語りたいことだらけですが、ネタバレ回避のため、抽象的にまとめさせていただきます。

    皆さんは本作を読んで何を感じるでしょうか。
    私は、「可能性」「未来」「ナカイマ」「命」
    だと思いました。これまで長く、そうするべきだと云われてきたことや、伝統には、もちろん尊ぶだけの、それが続いてきたなりの理由はあります。一方、そうでない物は許されないと云うはずないのですから、

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    2025年03月28日
  • 西由比ヶ浜駅の神様

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    脱線事故で身近な人を亡くした人の話が4編。どの話も感動した。亡くなった人が生き返るわけではないとわかっていても、もう一度彼らに思いを伝えたい。人は大事なものを失ってから後悔するんだなと感じた。

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    2025年02月12日
  • 西由比ヶ浜駅の神様

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    死んだ人は生き返らないという現実を突きつけられたって、それでもあの人にもう一度会いたいと強く願う彼らに、胸が締め付けられた。亡くなった大切な人に会ってしまったら、私は電車を降りて、現実を生きていく自信なんて正直もっていない。それでも、前を向いて生きていく決心をした彼らの姿に、勇気を貰える作品だった。そして、最後の第四話「お父さんへ」を読み進めていくうちに、ある真実が明らかになっていき、言葉では言い表せないほどの切なさに視界がぼやけ、胸が苦しくなった。もう一度読み返さずにはいられない、一冊だった。

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    2024年09月30日
  • 西由比ヶ浜駅の神様

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    はじめ3つのお話は、泣ける話だけどドラマ的な印象を受けた。
    でも最終章、事故車両の運転手の奥さんのお話で、この一冊の印象が変わった。

    愛する旦那さんを失ったのに、運転手の妻として表立って悲しむ事もできず、事故被害者への罪悪感を感じ、心無い誹謗中傷を受け、日常生活もままならなくなっていく。
    その様子は現実味があり、旦那さんとの思い出や人間性を知る度に、より胸を締め付けられる。
    またこの最終章でわかる事実で、他の3つのお話もまた違った印象になった。

    事故により亡くなった人の未来も、その人と過ごすはずだった未来を奪われた周りの人達の様子に苦しさを感じた。
    でも、過ごしてきた時間がより輝かしく、そ

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    2024年03月03日
  • 神様の絆創膏

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    西由比ヶ浜駅の神様を読んでよかったので今回のお話も読んだ。
    みんな何かしらの病気や怪我をしていて心が狭くなっている状態から、猫に招かれ日和神社を訪れ背中を押され大事なことに気づくお話。
    読みやすかったし、最後には全てが明らかになって読後感もよかった。

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    2023年12月16日
  • 西由比ヶ浜駅の神様

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    ネタバレ

    ・亡くなった被害者に会っても、現実は何ひとつ変わらない──。  何をしても、事故で亡くなった者は生き返らない──。  そのルールを聞かされても、誰もがみんな、会いに行った。

    ・人は、いつだって愛する者を失ってから気づく。  自分は、二度と戻らない美しい日々にいたんだな、と。  あなたは、亡くなった人にもう一度だけ会えるとしたら、何を伝えますか?

    ・プロポーズされて以来、私は幸せという名の衣に包み込まれているようだった。

    【⠀4つのルール 】
    ・亡くなった被害者が乗った駅からしか乗車できない。
    ・亡くなった被害者に、もうすぐ死ぬことを伝えてはいけない。
    ・西由比ヶ浜駅を過ぎるまでに、どこか

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    2023年11月11日
  • 西由比ヶ浜駅の神様

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    ネタバレ

    「止まらない涙」という帯に、
    そんな大袈裟なぁと読み始めました。

    疑ってゴメンなさい。
    帯の通りでした。

    突然の脱線事故で
    親しい人を突然失われた人達

    2話目、3話目は、
    主人公に少しイライラしましたが、
    それぞれのラストは改心(?)したのでよかった

    1話、4話目は、本当に感情移入してしまいました。

    雪穂の正体もわかったし、
    運転手さんが悪くないこともわかって
    少しは報われました。

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    2023年08月13日
  • 神様の絆創膏

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    ネタバレ

    逆境の中、自分の生きる道を見つけた人々の話。
    神社の宮司もその様な一人だった。
    良い本に、巡り会えた。

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    2022年12月17日
  • 西由比ヶ浜駅の神様

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    じんわりと人の優しさにふれられる。
    誰かのことを思う、こういう人たち、好きです。
    若い子向けのお話かと思ったけれども、ぐっときました。

    ちなみに、鎌倉を舞台にしているようだから、私テキには、通学で乗っていた江ノ電がずっと浮かんでいたけれども、駅名からして、湘南新宿ラインだか、東海道線と横須賀線みたいな。

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    2022年08月03日
  • 西由比ヶ浜駅の神様

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    小学校6年の姪が推奨。まず小学生の読み物ではない気がするが内容は非常に良い。直情的に良いと感じる。なかなか泣ける。伏線の回収もあり、手応えのある読書時間であった。

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    2022年01月04日