藤山素心のレビュー一覧

  • おいしい診療所の魔法の処方箋

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    ネタバレ

    心因性のものが、こうも体に響くとは。
    検索除けのために変わった名前が付けられた診療所は、どちらかというと精神面でのサポートに重きが置かれていた。
    先生は非常にちゃらんぽらんしているけど。
    女癖悪いし、朝からパチンコ通いだし。
    でも、主人公のように病院を盥回しにされても解決しなかった病気と向き合ってくれる最後の砦のような場所。
    そして、温かく迎え入れてくれるおばあちゃん家みたいな場所。
    いや、ちゃらんぽらんしてるけど。
    何かそういう不思議な安心感があった。
    女癖の悪さも、主人公が来てからは落ち着いた気もするし。

    現役のお医者さまが書かれていることもあって、読みやすいコメディ調でありながら、土台はしっかりしていたと思う。
    だから、先生がちゃらんぽらんしていても(何度言うんだ、ちゃらんぽらん)説得力があった。
    確固たる知識に基づいた解説と言うか。
    日用生活やセルフ養生時でも役立ちそうな話も多くて、読んでいてためになった。
    他の先生たちの態度も妙にリアルだったなとも感じた。
    故に主人公が大変な目に遭っているのに、知らない人から見るとそう見えるのかと変に現実が見えてしんどい部分もあった。
    だから、余計にあのちゃらんぽらんな先生が救いに見えたというか(ただ初対面が酷い状態だったから、主人公が彼に全幅の信用を抱くには時間がかかった)

    主人公が抱えていた悩みが実は仕事だけではなかったことも、驚くと同時に実際ありえそうだなと、ここでも嫌な現実が見えたと思う。
    その時の先生の何とかっこいいことよ。
    普段のいい加減さからは想像できないほどのかっこよさ。
    あれがギャップ萌えか。
    ちゃんとお医者様している姿も拝めたことは嬉しかった。

    年齢や資格なしを気にしていた主人公も、目標ができて、前に進めそう。
    先生は先生で、信頼できる人が増えて、少しは素行が落ち着いてくれるといい。
    まあ彼は彼で実家の悩みがあるから、すぐという訳にはいかないが……(主人公の実家の悩みは解決したが、彼の実家の悩みは解決していない)
    三人体制になって、ますます細やかな診療が期待できそう。
    本当に読みやすい作品だったので、続きを期待したい。
    先生の悩みが解決するところまでは見たいので。
    是非に!

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    2020年11月08日
  • はい、総務部クリニック課です。 私は私でいいですか?

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     この小説を読んで、言葉は知ってるけど、内容は知らない「認知行動療法」について、知るいいきっかけになると思った。
     そして、このクリニック科に受診に来る登場人物が抱える心の問題は、私たち、読者側にもとても共感ができることも多く、同じような状況に陥った時、抜け出すことができるヒントを与えてくれるように思えた。
     

     

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    2026年09月24日
  • 今夜も満月クリニックで

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    温かいね!医者の言うことは
    捉え方で非常に傷つく事も
    寄り添う医師?相談相手?
    また出会いたくなる「クリニック」

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    2026年09月15日
  • はい、総務部クリニック課です。

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    素敵な人たちと考えが集まる素敵な会社だなぁ〜と、新卒の私はしみじみ感じながら読み進めていた。

    ハラハラドキドキなど心揺さぶるシーンは全くないが、逆にそれが日常の一コマを切り取った話を読んでいるようで落ち着いて読めた。

    クリニック課ということで、病気についても扱っている。ただ、大きな病気というよりも、緊張やストレスが身体に症状として現れてしまうことや、腰痛、口臭など、身近な症状ばかりだったので、難しく感じずに読み進められた。また、読みながら「これってそういうことだったんだ」や、「こういう時はこうしたらいいんだ」と、新しい発見もあった。


    続編もあるので、ぜひそちらも読んで見ようと思う。

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    2026年08月03日
  • 亜人さん、今日はどうされましたか? 1

    U11

    無料版購入済み

    交流は有益だけど

    亜人側は持っていない知識や技術をヒト側は持っていたり、その逆もあったり…。交流することでそれらが共有されるんでしょうけど、そう遠くない将来また争いが起きそう。

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    2026年07月06日
  • 旅立つ君におくる物語

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    初めて読んだ作家さん。藤山素心さんは作家でもあり、現役のお医者様でもあるそう。そして、物語のテーマは看取り。介護士の稲夏陽は、10年勤めたホームを辞め、最後にお世話をした方からの手紙を頼りに、楽園クロッシングと言う施設を訪ねる。そこは、入居者の最期の願いを叶える場所だった。義足のダンサー、6歳の少年、30代の女性の最期の願いを描く。潤沢な資金と末期医療の専門家を擁する施設で、介護士の夏陽に求められる役割とは…。登場人物に感情移入して涙し、人の最期の願いや旅立つ人を送る気持ちに想いを馳せた。良い小説だった。

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    2026年05月27日
  • 今夜も満月クリニックで

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    医者の現状や病名、薬の処方など知識がなかったのでこの本で勉強になる。眼健診は怠っていたのでもしかしたら失明になる病気を早期発見できるかも知れないと知り行かなくてはと焦りに似た気持ちになる。
    そして看板に最初に書いてある科がその病院の医師の強みと知る。昔は内科と言ったら全部診てくれていたのに今は部位によって診療を拒否されたらい回しにされる。風邪だからと近くのクリニックに行けなくなってしまったのは医師の得意分野が違うのかと納得。でも大学病院、厚生病院は高いし。。。医療初心者にはもっとこういう小説などで知識を増やしたいなぁ。

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    2026年04月13日
  • 小児科ドクターのあんしん保育園

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    ネタバレ

    ストーリー性はあまりないけど、育児の悩みあるあるが紹介され、それを優しく解説してくれる。こんな頼もしい保育園があったら本当にありがたいね。

    この本を読んで、親としてなるほどなぁと関心するところもたくさんあってためになった。
    でも結局、こんな保育園はほぼないし、こんな小児科の先生もなかなかいないし、普通の園の保育士さんにここまで求められないので、この本から自分が何かを得て変わる以外にはできることがなく、現実とのギャップが少し苦しい。

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    2026年04月10日
  • Dr.グレーゾーン

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    綺麗事だけでは生きていけないし、なぜ自分がこんな目に...と思っても社会には解決の糸口がなく、後ろ暗い矛盾した感情を持っている相談者たち。そこを否定せず「こんな風にも考えられますよ、できるんじゃないですか」という医者の提案が興味をそそる5編。グレーでもいい、というのは出口の見えない悩ましさの脱出口になるなんだなと思った。

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    2026年03月28日
  • はい、総務部クリニック課です。

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    お仕事小説は大抵、がんばる力が欲しいときに読むことが多かったのですが、こちらの小説ではほっこり癒されました。
    こんなに穏やかにお仕事ライフが送れることは中々ないとは思うのですが、少し疲れ労られたいと思っていた時期に、満員電車の中で読み進め、ほんのり笑顔になれました。
    変わり者の先生と薬剤師のキャラが立っており、とても面白かったです。

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    2026年03月26日
  • Dr.グレーゾーン

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    白でも黒でもない診察をしてくれるお医者さんの話。
    お医者さんの診断だけでなく、患者さん自身の今の状況や心情も「グレーゾーン」にあるんだなと感じた。そして患者さんがそのまま「黒」の世界に足を踏み入れないよう、かといって「白」の世界で押し潰されてしまわないよう、「グレー」のまま踏みとどまらせてくれるのが本橋先生。
    あくまで「グレー」なので、わだかまりが全て解決してハッピーエンド! みたいな展開にはならない。だけど、そのうっすら黒さの残る結末が良かった。

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    2026年03月12日
  • 江戸川西口あやかしクリニック6~幸せな時間~

    ネタバレ 購入済み

    う〜ん。困った。話が壮大過ぎて、イヤ、ハチャメチャ過ぎて、今一つ、スムーズに読み進められなかった。確か、前に読んだ時には、途中で止めたような………もう、勝手にしてくれっていう感じ。

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    2026年01月30日
  • 今夜も満月クリニックで

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    アンティークショップの奥で、夜だけひっそり看板を出している「満月クリニック」

    オーナーの意向で、いただくお金は最低限の初診料のみ。さらに、アンティークショップの商品を、どれでも1つ気に入った物を持って帰ってもらうというサービスっぷり。

    さらにドクターは、どんな話しでもいいですよ。と優しく微笑んでくれる赤崎先生。

    時間がとれなかったり、お決まりの言葉で適当に診療されている気がしても何も言えなかったり、威圧的に怒られたりするのが嫌で病院に行けず悩んでる人たちが安心して病院にいける場所。

    もう、この空気感がいい。
    こういうお医者さんが、こうやって診てくれる病院が、本当は理想なんだろうなぁ。

    オーナーの謎は予想通りの結末だったけど、先生や先生の家族の話が次からもっとわかったりするのかな?

    今後に期待をこめて。
    とりあえず☆3で!

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    2026年01月28日
  • 今夜も満月クリニックで

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    「総務部クリニック課」がたいそううらやましかったが、満月クリニックのほうが通いたい。傾聴力って大事。

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    2025年11月03日
  • 今夜も満月クリニックで

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    ネタバレ

    身近な人より、職業として話を聞いてくれる人にこそ話しやすい事ってある。
    しかもそれが医師だったら。医師に気軽に健康相談できるなんて、しかもその医師が高圧的じゃないなんて、最高だと思う。自分の街にも満月クリニックがあったらいいのに。
    "こういう医者、いるわ〜""病院でこうやってモヤモヤしたこと、あるわ〜"という、あるあるも書かれている。優しい雰囲気の話の中にちょっとピリリと。
    ストレートネックなど、疾患の話題も出るが難しくなくて読みやすかった。

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    2025年10月30日
  • はい、総務部クリニック課です。 この凸凹な日常で

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    ホワイトなお仕事小説の第3弾です。今回は、子育てやそれぞれがもつ凸凹についてでした。
    発達障害にも触れられていましたが、理想論でふわっとしすぎていて納得感はありませんでした。こんなこと言われても、実際どうしたらいいのかわからず悩むだろうなと思いました。
    また、今回も夢のような福利厚生ですが、壮大になりすぎて現実味がどんどん薄れてきてしまう感じがしました。でも、仕事と子育てがぶつ切りにならずに連携できればベストですね。

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    2025年10月22日
  • 今夜も満月クリニックで

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    淡々とした物語が、逆に日々の隙間時間に読むにはちょうどよく、ちょっと手が空いたな、お茶でも飲むかっという感じの時におすすめです。

    「自分だけは、自分の味方でいてあげないと…体の悲鳴は誰にも聞こえない」

    とは言え…
    緑内障の手術をすすめられている、検診と人間ドックの余りにも大きな違いに悶々としていた私には、知識としても役に立つ事がありました…

    私も、いつか、福尾のような不思議な組合せの業態オーナーになりたいと漠然と思うのでした…

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    2025年10月16日
  • はい、総務部クリニック課です。 私は私でいいですか?

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    最近では珍しい、ホワイトで楽しそうなお仕事小説の第2弾です。相変わらずの読みやすさで、内容的にも疲れてるときにおすすめです。
    今回は認知行動療法が特集されていましたが、私が学んだ大学の授業よりも、実践しやすい形にアレンジされていてわかりやすかったです。不器用だけど実直な田端さん素敵でした。

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    2025年10月10日
  • はい、総務部クリニック課です。 あなたの個性と女性と母性

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    共感できたところは「何でも話せる友達は、生涯で一人か二人で良い」 友達が沢山いると言っても、そのほとんどが知り合いと呼んだほうが近い付き合いかたをしているのではないでしょうか。
    まあ本当に社交的な人は多くの人と友達付き合いしているだろうけど、ほとんどの人が数人の友人との関係を大事にしているのだと思います。それにしても、この作品の松久奏己は職場の周りの人たちに恵まれていますよね。読んでいて羨ましいと思う人、多いはずです。

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    2025年10月05日
  • 今夜も満月クリニックで

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    こんなふうに体と心の相談に乗ってくれるクリニック、理想だなぁって思う。何しろ、赤崎先生の優しさが心に沁みる。

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    2025年09月21日