藤山素心のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
清掃美化用品の製造販売業の総務部で、地味に目立たないことを旨として働いてきた松久奏己は、三代目社長肝いりの新部署『クリニック課』に異動を命じられる。
まったく畑違いの仕事に加え、イケメンで変わり者の医師・森琉吾と、ホスト顔でチャラい薬剤師・眞田昇磨に挟まれ、緊張の連続。
緊張するとトイレに行きたくなる事に、ひそかに悩んできた奏己は…
藤山素心さん、初読。
医師で作家ということで、産業医とは違う社内クリニックという発想が面白いと思った。
たしかに、診察を受けないと薬をもらえないのも困るし、終業後にこどものお迎えがあると平日は病院に行けないし、社内クリニックは有難いだろうなぁ。
【SDGs】 -
Posted by ブクログ
ネタバレすごい速さで新刊が出るので、購入して読むのも結構大変かもというくらい。
新キャラが登場して、健康問題も1冊1テーマという感じで無限に広がりそう。
基本の3人のキャラクターは変わりなく安定。
眞田さんの恋愛がもっと見たいなあ・・・。でもこれから何かあるのかも?
松久さんは年末年始もいっさい帰省せずだけど、実家と何かあったとかそういう方だっけ??といくつか謎が浮かんでいた。
最後の章にまとめ的な感じで、「ピリオド」という言葉が入る。女は多様性があるっていえばそうなんだけど、いい感じで今日はこのバランスでっていう調節ができる。年代や置かれている状況に応じても変わってくる。みんな個性と女性と母性は -
Posted by ブクログ
正確に書くと星4.2。
面白かったー!
このシリーズは主人公に共感しやすくて、出てくる症状の解説がためになる。今回だと、人が当たり前に行なっていることへの能力の凹凸のこととか。
作者が医師なので真実味がありより面白い。
そしてそれぞれのキャラクターがはっきりしており話としても面白い。
そして心に染みる一言が書いてあった。ちょっと変えている。
『がんばる』って勝手に自分でいろんなことのハードルを上げていると、勝手に自分でつまずいちゃって、いつの間にか自己評価が下がって-大変だよ?まず自分にできそうなことを探す。見つけてから、そのできることをがんばる。それでいいの。
もっと人気になってほしい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ上司のパワハラでじんましんが止まらない菜生。昭和ならば通じたのだろうが、「気合が足りない」というのは令和の時代には通用しない気がする。上司自身も、若いころはそんなパワハラに耐えて耐えて、ようやく今が巡ってきて、自分の代になったらパワハラは犯罪だといわれ、思わず「やってられない」と思う気持ちもわからなくはないが・・今回のはここまでは書かれていなかった(笑)
話は戻り、菜生がいろいろな病院をめぐることを「病院ショッピング」などという言葉でまとめられてしまったのは愕然としたのだろう。そういう人がいるとは思うが、自分がそういわれたら、やっぱりショックだろうな。んんん診療所を紹介してもらえたのはラッキー