藤山素心のレビュー一覧
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人間の誰もが持つ凹凸。よく取り上げられる文武両道の人だったり、凡人からするとまるでギフテッドなのだろうと思われる人達にも、必ず凹の部分があるのだ。そこを本人が受け入れ、飼い慣らし、また、周りも受け入れられる事が出来れば互いにのびのび生きる事ができるだろう。
本作は子供がテーマの中心になってはいたが、超氷河期世代の私は…職探しに本作を重ねて考えた。年齢や学歴等の画一的無ものではなく、凹凸のある様々な人間をもっと上手く活かせないものかと思うのです。
個人の輝きは、周りとの協調があってのもので、周りの輝きは、各個人との協調があってのものだと思うのです。
コレを「運」としてしまうのは、悔しいけれど…
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Posted by ブクログ
このタイトルにこのジャケットで約280頁となれば軽めでスイスイ読めるだろうと思っていました。それでも、「グレーゾーン」という語から発達障害を持つ医師を勝手にイメージしていたので、センシティブな話ではあるのかなと。
そうしたら、そっちのグレーゾーンではなくて、医師が患者に提示する治療方法というのか解決方法がグレーゾーンそのものでした。
毒親の介護に絶望したり、不祥事を起こした家族のせいで体を壊したり、「死ぬ」あるいは「殺す」ことしか考えられなくなっている人を目の前にして贈る言葉。
本橋先生は素晴らしい人だけど、コーラは飲み過ぎじゃないですか(笑)。 -
Posted by ブクログ
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患者の願いは
非常識
医者の答えは
想定外
ワケありな人生を
診てくれる
小さな診療所の物語
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最近仕事で余裕がなく、
落ち着いて読書ができないから、
短編なら読めるかもと思い手に取りました。
錦糸町の雑居ビルの一室にあるPMC。
紹介制で一見さんはお断り。
訪れる患者さんは様々な悩みを抱えている。
別人になれたら…
寿命が延びれば…
あいつが死んでくれれば…
完全にフィクションかと言われると、
ありそうかも、という話ばかり。
人は見た目じゃわか -
Posted by ブクログ
奏己さんの心の声というか頭の中の声が面白くて、くすっと笑いながら読みました。どんな症状にも真っ直ぐ真剣に向き合ってくれる森先生と人の心の機微に敏感でフォローが上手な眞田先生の姿勢や言葉たちが、社会人としてしっかり仕事をしないと思っている私の肩の力をふっと抜いてくれました。奏己さんの慎重さや想像力の豊かさが周りの人達と環境によって魅力として外に出されるようになっていくところがすごく素敵な世界だと思いました。終盤の無理に変わる努力は必要なのかという部分にも考えさせられました。働く人の病院に行くまでではないような悩みも医学的に教えてもらえて勉強にもなります。
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Posted by ブクログ
清掃美化用品の製造販売業の総務部で、地味に目立たないことを旨として働いてきた松久奏己は、三代目社長肝いりの新部署『クリニック課』に異動を命じられる。
まったく畑違いの仕事に加え、イケメンで変わり者の医師・森琉吾と、ホスト顔でチャラい薬剤師・眞田昇磨に挟まれ、緊張の連続。
緊張するとトイレに行きたくなる事に、ひそかに悩んできた奏己は…
藤山素心さん、初読。
医師で作家ということで、産業医とは違う社内クリニックという発想が面白いと思った。
たしかに、診察を受けないと薬をもらえないのも困るし、終業後にこどものお迎えがあると平日は病院に行けないし、社内クリニックは有難いだろうなぁ。
【SDGs】 -
Posted by ブクログ
ネタバレすごい速さで新刊が出るので、購入して読むのも結構大変かもというくらい。
新キャラが登場して、健康問題も1冊1テーマという感じで無限に広がりそう。
基本の3人のキャラクターは変わりなく安定。
眞田さんの恋愛がもっと見たいなあ・・・。でもこれから何かあるのかも?
松久さんは年末年始もいっさい帰省せずだけど、実家と何かあったとかそういう方だっけ??といくつか謎が浮かんでいた。
最後の章にまとめ的な感じで、「ピリオド」という言葉が入る。女は多様性があるっていえばそうなんだけど、いい感じで今日はこのバランスでっていう調節ができる。年代や置かれている状況に応じても変わってくる。みんな個性と女性と母性は