陸裕千景子のレビュー一覧
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ネタバレまず、評価について。
甘い評価です。いつもの辛口の私なら2.5くらい。でも個人的に先生が好きなので3に。
5年ぶりの「淫らシリーズ」新刊です。
高円寺が記憶喪失になり、高校1年までさかのぼってしまうことで20年の記憶がない話です。
横軸にいつものように事件があり、その事件は高円寺達3人の同級生が殺されたこと。彼は議員の第二秘書をしていてその絡みで高円寺と会っていたらしいことは分かったが、その事件性の核心が高円寺が記憶喪失になったことで分からない。そこで、高円寺を囮に使い…というもの。
記憶喪失になったことで高校1年以降のことを忘れているので当然遠宮の事も忘れていてそこに遠宮の葛藤がある訳 -
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ネタバレもふもふ第2弾。
前回は狐でしたが、今回は狼です。
落ちこぼれ狼が、嫁探しに奔走する中、行き倒れてた所を
人間の男に救われ、恋しちゃいましたーな話。
そして攻の人間が、うっかり狼の婚姻の契りを結んで
しまったことにより、落ちこぼれ狼につきまとわれる事に。
前作に比べると、割と楽しめました。
とはいえ、あいかわらずテンプレ通りなので、あっと
驚くような展開は皆無です。
あくまで予定調和として、安心して読める感じ。
今回の狼受は、それはそれは健気さんで、その健気っぷりが
あまりに可愛くてきゅん……とします。
最終的にはきちんと伴侶になるんだろうな、とは思って
たんですけど、まさかまさかの成り行 -
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ネタバレ狐のもふもふ話です。
設定は王道中の王道で、その辺に転がってるような内容。
ルビーということもあり、軽い気分ですらすらと読めます。
重い展開も一切無し。
切なさも感じないし、甘さもこれといって……という、
なんとも中途半端な感じが否めないのですが、まぁ
ルビーだしね……で納得してしまうような〆です。
攻の妖狐が8歳の受に惚れて、結婚の約束をして10年後に
迎えに行く……
という、使い古された展開に始まり、あれよあれよと
攫われた受も、実は狐の血を引いてました。
耳と尻尾が生えちゃった受は、こんなんじゃ人間界には
帰れない!
耳と尻尾を隠す修行をするうちに攻に絆され、なんか
面倒な当て馬役に攫 -
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ネタバレ有名文具会社の日本支社長×秘書
ルドルフ(攻)はホント横暴わがまま23歳で支社長になったのに最初は一体こんな支社長で大丈夫かい?って思ったけど、支社長になるくらいだから頭の回転はいいし裁量はある。
その秘書を命じられた史弥は住み込みで仕事だけじゃなく家事もやることに。
でも、元来4人の弟を面倒見てきた世話焼き気質とルドルフの仕事に対する真剣さを目の当たりにしたので、持ってる真面目さで仕事をしっかりこなす。
こういう受け好き!
真面目で自分を平凡と思いつつ、仕事に対してはすごく真摯で甘やかされるのに慣れていなくて戸惑う可愛さ!
王道BLの通り、育ちの違いってやつで横やりが入るけど大きな事件 -
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ネタバレ【罪シリーズ#05】
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ある日突然、田宮は顔と本名がゲイサイトの掲示板に掲載されるなど悪質な嫌がらせを受けるようになる。その上、田宮が通い始めた英語学校の担当講師が殺され・・・
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ごろちゃん、また事件に巻き込まれちゃうのね(笑)
と思いつつ読み進めましたが、泣かされると思わなかった~。。
「復讐」ってタイトルでなんとなく想像はついたけれど・・・えぇ、里美絡みです。
里美の従兄弟の登場で、里美との絆の深さ(=心友)がより一層際立ちますね~。 -
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人間・絵本作家 X オオカミ 人外
絵本作家の皆瀬は、狼の琥珀にとって空腹で行き倒れていたところを拾ってくれた恩人。だけど琥珀が「狼の妖」であることを隠し伴侶探しの旅をしていることは皆瀬にも秘密だった。ところがある日、琥珀は酔った皆瀬から「うちの子になるか?」とキスをされてしまう。キスは「運命の伴侶」を決める大切な儀式。そのせいで「耳と尻尾」が生えた人形に変化した琥珀は皆瀬に「伴侶になって欲しい」と懇願。大好きな皆瀬に発情し、交わりたくて仕方ない琥珀だけど…!?「俺が入れてもいいの?それとも皆瀬が俺に入れる?」青年×狼が贈るあやかし花婿奇譚。
「狐の嫁入り」のスピンオフ
前作も可愛かった -
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売れっ子漫画家 X 漫画家志望でアシスタント 年上攻で幼馴染み
超売れっ子青年漫画家・加賀隆也のアシスタントを務めながら漫画家を目指す大学生の柚原七紀の目下の悩みは「男にばかり襲われる」魔性の体質。今日も臨時のアシスタントに襲われかけたところを加賀に助けられた七紀だが、苛立った加賀に「誰かにいつか食われるくらいなら俺が先に食ってやる」と押し倒されてしまう。うっかり流されてしまった自分に混乱する七紀。ところが、加賀の受賞した漫画賞の授賞式で、自分のせいで加賀に悪い噂が立っていることを知り…!?野蛮な漫画家×魔性のアシスタントのドキドキ業界ラブ登場。
BL界ではよく居る同性を引き寄せてしまう -
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鳥シリーズ 2巻目
前作『なけない鳥〜』で冬稀の面倒をみていた久保寺と冬稀の後任の充絃の話。
充絃が人より遅くアカデミーに入っていたので、それまでの経験があり、社会性はアカデミー出身者らしくないほどある。
本人はそれを言われると平凡である、能力が劣っていると言われているような気になってしまうのだが、そうではなく。
久保寺は最初から特別扱いなどせず、むしろからかうような態度で充絃を翻弄していた。
気になっていたが、それを恋心だと知ったとき…。
前半部分では久保寺が充絃を好きになった過程が見えず、性急に抱いた感じがしたけど、書き下ろしで久保寺視点を入れ、少しは分かるようになった。
でもや