加藤雅則のレビュー一覧
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【メモ】
・人間が弱い生き物である。居心地の悪い「変化」よりも居心地の良い「現状」を選ぶ。それではいけないと自分と他者を鼓舞し、組織を変化に適応させるには、当時者としての並々ならぬ意識が要求される。
・戦略がうまくいっているときにこそ、将来を見据えて組織開発を行うべき
→好機は当事者意識が生まれやすい中期経営計画の策定、創業記念、トップ交代
・組織開発は組織の活性度や健全性を向上させたい経営者にとって、研修、制度設計、個別人事につづく、「第四の選択肢」
・技術的問題:技術や経験で解決できる問題
・適応課題:技術や経験だけでは解決できず、当の本人が変化に適応しなければ前に進まない課題→当事者が -
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Posted by ブクログ
今まさに会社内での組織変革に携わっているので、とてもタイムリーな内容だった。
あまり期待せずに読み始めたけれど、とても具体的で使える知識だらけであった。
個人的に1番のポイントは
議論⇄対話⇄会話
議論と会話の中間点にある対話が最も重要。
正解を押し付けるのではなく、お互いの問題意識を共有する。
理解し合う姿勢がなければ、結局対立するだけになってしまう。
そのための4つのステップが
①課題を通して、つながりあう
②お互いが抱いている共通の感覚に気づく
③それぞれの人が言語化できていなかった無意識の領域が顕になる
④聞く姿勢と問いかけるマインドが育つ
そう思うと、正解不正解で議論するの -
Posted by ブクログ
タイトルで損している気がする一冊。ポリネーターってご存知ですか?わたしは知らずに読んだのですが、P378で衝撃の言葉が。”ポリネーターは本書で筆者らが提案する新たな概念であるため・・” えっ!タイトルに大体の人が知らないことばを持ってくるとはチャレンジングな・・!笑
要は中身が新規事業部に所属されている方やスタートアップ支援に携わる方が読んだら学べる部分が多い本なのに、タイトルから本書の中身がイメージしにくくて損している一冊です。
■大企業だからといって安泰でない
というのは、新聞や肌感覚でわかることかなと思いますが、じゃあどうすれば?のところが各社色々だなと日々の報道をみていて感じていま -
Posted by ブクログ
ネタバレ評価
・バウンダリースパニングリーダーシップは、企業としての集団でとらえるのであれば、いわばリーダーが自ら主体的に行動するための組織開発手法であるととらえられた。そのステップや状態の評価、アクションは、わかりやすく効果的な問いが並べられており共感できた
感想
・読み応えのある量で、ある程度斜め読みしたものの、エッセンスはほとんど共感できる。ステップが上がるにつれてリーダーシップの種類の類似性が強いなとは思う。
内容
1.人を引き裂く力・束ねる力
・世の中のトップリーダーを悩ませるのは、様々な境界の中でも、組織や人を変えても変えられない、人間関係である
・「私たち」と「彼ら」を隔てる最大 -
Posted by ブクログ
AGCの事例ベースに既存事業の深掘と新規事業の探索をどううまいこと両立させるかを論じている。新規事業と既存事業はアラインメントが全く異なるから両立が難しい。(まして同じ部内で同じ人が両方やろうとするなど最初から無理筋なのでは…と思った)マネージャと現業の技術者たち両方がこの理念を腹落ちさせて、自社の場合に落とし込んで行動・マインドセットを変革させないとなあ…
組織経営陣トップへの無理な提言とかは、トップが自分の人格を否定されている気がして受け入れ難い、というのは、人間である以上そうなのだろうなと思った。ビッグピクチャーを提示することから始めると。組織で何か変えたり新規に始める場合は、レジスタン -