加藤雅則のレビュー一覧
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大企業病に悩む日本企業が両利きの経営に踏み出す第一歩
今や多くの企業や組織で、イノベーションやデジタルトランスフォーメーションが求められている。特に国内では市場の成長は頭打ち、生産性も伸び悩む中で多様な働き方が求められる。今までどおりのやり方では、売れないし人も集まらず、淘汰されていくことが必至である。
だが、クリステンセン教授の「イノベーションのジレンマ」で知られるように、ある程度の成功、成長した組織にとってイノベーションの実行は困難が多い。
そこで少し前から話題になっているのがオライリー教授の「両利きの経営」である。本書では、このオライリー教授の元で学んだことのある組織開発コンサルタ -
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組織開発の実践家である加藤氏、加藤氏のMBA時代の恩師で「両利きの経営」の著者オライリー氏、日本企業論の専門家であるシェーデ氏の3氏による著書。
日本企業が「両利きの経営」(※)を実現するための組織開発のアプローチを、事例(AGCの組織変革)・理論(オライリー氏の理論)・実践(加藤氏の経験)の3つを軸に解説している。
※「既存事業を深掘りする能力」(exploit)と「新規事業を探索する脳力」(explore)という2つの相矛盾する能力を同時に追求できる組織能力の獲得を目指すもの。「同時に」というのが本理論のポイント。
デジタルを起点に引き起こされる創造的破壊(ディスラプション)に対して、硬 -
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◾️概要
越境人材になる秘訣を学び、実践するため読みました。バウンダリー・スパニング・リーダーシップとは、より高いビジョンやゴールを目指し、集団の境界を越えて方向性、団結力、責任感を築く能力です。これにより、各集団が一致協力して達成できる無限の可能性や優れた成果を生むことができます。これに必要なのは、必要なのは、バッファリング、リフレクティング、コネクティング、モビライジング、ウィービング、トランスフォーミングの6つです。
◾️所感
私がキャリアで実現したいと漠然と考えていたことが、明文化されていて驚きました。目指す先は本書で具体性が増したものの、そこにどう到達したら良いかまでは理解できませ -
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1.両利き経営とは何かを知りたくなった。チラッと見たときに、著者から3つの課題が与えられたので、自分なりに考えてみようと思って読みました。
2.複雑化、高速化する世界の中で、会社が生き抜くためには何が必要なのかを説いた本です。本書では、両利き経営によって変化に適応していくことが重要であると述べています。両利き経営とは、新規事業で稼ぐ攻めと既存事業を深堀する守りの2つから成り立っています。攻めについては長期的に生き残りができるようにビジネスチャンスを探索すること、守りについては既存事業にメスを入れ、脱皮を図っていくことです。
これらの能力を最大限に発揮するためには「組織カルチャー」の改革が必然 -
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仕事柄、会社内のトップからボトムまでの人の話を聞くことが多く、経営者と労働者の思いのすれ違いに歯痒い思いをすることが多かった。
結局は対話が必要だと思っていたけれど、この本を読んでその意識がさらに強くなった。
結局全員で対話することはできないけれど、トップが思いを伝えて、それに呼応するミドル層や若手が反応して組織カルチャーを作り替えていく流れが、一つの道筋になるようだ。
組織を変えようと意気込んでいた僕にとって、下の言葉は心に響いた。
『組織開発は組織を「変える」のではなく、組織が「変わる」を支援する取り組み』
また、組織開発の話は、経営者の防衛反応を引き起こすとも書かれてあり、経営者と話 -
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両利きの経営とは、「既存事業を深掘りする」と「新しい事業機会の探索する」こと、そしてこれらの相矛盾するものを成立させるという3つの「組織能力」の獲得を目指すこと。
ということで、組織に関して書かれている本。
そして、この組織に関して、経営者によるトップダウンとミドル・若手からのボトムアップがミートするところで組織カルチャーを変えていくことが大切とのこと。
つまり経営層だけでなく、現場の人間も組織の問題意識を持つ(経営層に持たせる)必要があるので、経営者だけでなく、現場の人も一読の価値あるかと。
下記のメモにあるアラインメントの意識を持つことが本書で学んだ1番のこと。
以下メモ:
「アラ -
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ネタバレ企業が長期的な生き残りのために獲得するべき組織能力について、AGCを例に取りながら解説した本。「両利き」とは、「既存事業を深堀する能力」と「新規事業を探索する能力」。この異なる能力が進化するためには必要だと説く。
・両利きの経営では、既存事業と新規事業がそれぞれの事業に適したアライメントを形成し、それらが同じ屋根の下で併存できるようにする必要がある。新規事業は既存事業の組織カルチャーに駆逐されないように保護をする必要があるが、孤立させてはいけない。同じ組織の中で、異なる組織カルチャーを併存するバランス感覚が「両利き」の核心。
・組織が変わることに共通のイメージを持つこと。「私たちの問題」と認 -
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ポイント
・大企業ほどに高度に効率化されていることから、失敗が許されない組織になっている
→早く安く仕上がる方へ集中する仕事の回し方(PDCA)
→始める人や、勝手に始めてる人が圧倒的に少なくなってしまう。なので、指示待ちや、上にビジョンが無いと言われる
・組織カルチャーを否定する
→カルチャーは風土ではなく仕事の具体的な進めかた。会議一つとっても、企業、部門ごとに大きく違って、話す内容、議題の進め方、意見の出方、次のアクションに至るまでその組織の暗黙の声を包含する仕組み
・組織開発の最大の課題は、組織が変わるということのイメージを共有できていないこと。そして、組織への興味がないことか、戦 -
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ネタバレ著者はアンドリュー・J・M・ピンズ氏、他。「両利きの経営経営」を、大企業の中で実践する個人にフォーカスして、そのエッセンスが書かれた本。
そうだよな、と思う。
代表的なイノベーション手法である「リーンスタートアップ」的な手法はスタートアップ向けであり、大企業が両利きになったところで、本当に起業家的に動けるのか、と。とてもありがたい着眼点。
備忘録。
・コーポレートエクスプローラー(CE)の立ち振る舞いに関して書かれた本である。CEとは、成熟した企業の内側からイノベーションを起こすリーダーを指す。
・クリステンセンの「イノベーションの罠」を打破し、自社の資産を活用して社内イノベーションを起こ -
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ー 本気で組織を進化させるには、人材の入れ替えと組織カルチャーの刷新は避けられない。コングルエンス・モデルにおける「人材」「組織カルチャー」という「横ライン」への働きかけ(組織プロセスへの刺激)である。
経営者が本気になれば、組織カルチャーは変えることができる。ただし注意すべきなのは、組織カルチャー「だけ」をいきなり変えることはできないという点だ。組織カルチャーを変えたいなら、経営者は以下の問いに向きあう必要がある。
・我々はどういう企業でありたいのか?(経営者のリーダーシップ: 意志表示と価値判断)
・それを実現するための策とは何か?(企業戦略)
・戦略を実行するために、どのような実行課題