破壊(ディスラプション)の時代を生き抜く方法
5年間で劇的な変貌を遂げたAGC(旧旭硝子)の事例を軸に、
「両利きの経営」を提唱した世界的な経営学者と
日本企業の組織力学を熟知した変革支援者が語る、組織進化の理論と実践。
●成熟企業の重要課題「既存事業と新規事業の両立」の実現法
●注目の経営理論「両利きの経営」の実行に焦点を当てた初の本
●両利きの経営のカギ「組織カルチャー」の変革を理論的かつ実践的に解説
●AGCでの実践事例を経営陣へのデプス・インタビューに基づき詳解
第1章 いま必要な組織経営論
第2章 AGC、変革への挑戦――戦略と組織を一体として変える
第3章 両利きの経営――成熟企業の生き残り戦略
第4章 組織はどのようにして変わるのか――アラインメントの再構築
第5章 組織開発の本質――トップダウンとボトムアップの相互作用を作り出す
第6章 脱皮できない蛇は死ぬ――日本企業のための組織進化論
Posted by ブクログ 2022年06月24日
「既存事業の深化」と「新規領域の探索」の両利きの組織を作るために、各立場の人たちはどうすべきか。
「組織の一員たれ」に尽きるのかな。組織の一員として自分の役割を果たす。組織の行く末も考慮して、両輪を回す。
成功確率を上げるには、攻めすぎても守りすぎてもいけない。しかし小さいながらもリスクはとる必要が...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年05月01日
大企業病に悩む日本企業が両利きの経営に踏み出す第一歩
今や多くの企業や組織で、イノベーションやデジタルトランスフォーメーションが求められている。特に国内では市場の成長は頭打ち、生産性も伸び悩む中で多様な働き方が求められる。今までどおりのやり方では、売れないし人も集まらず、淘汰されていくことが必至で...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年08月09日
組織開発の実践家である加藤氏、加藤氏のMBA時代の恩師で「両利きの経営」の著者オライリー氏、日本企業論の専門家であるシェーデ氏の3氏による著書。
日本企業が「両利きの経営」(※)を実現するための組織開発のアプローチを、事例(AGCの組織変革)・理論(オライリー氏の理論)・実践(加藤氏の経験)の3つを...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年07月14日
停滞している組織の事例は、なんだか既視感のあるシーンがたくさん…。
トップの考え方とか意思決定、言動もさる事ながら、ミドル層の果たすべき役割が書かれており、まさに自分の出番だ!と言われている気がしました。
経営を自分事として捉え、「自分たちがトップを動かす」という気概。
あるべき姿ではなく、「ありた...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年05月06日
既存と新規の事業の二兎を追う
両利きの経営について、AGCを実例にして組織進化論をベースに解説
組織能力×市場
新規組織能力×既存の市場=染み出し領域
変革はトップダウンとボトムアップがミートするところで起こる
change happens when top down meets bottom ...続きを読む