鎌田洋のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
こんなに綺麗なお話をまだ読んだことがない
ディズニーが好きな人は少なくないと思いますが、そのうちの1人が私です。特にディズニーランドやディズニーシーには幼少期から行ってました。今でもディズニーに行くのが楽しみな23歳社会人です。
そんな私がディズニーをキャストの目線で見るとどうなるやら現実を知るいい機会かと思い古本屋でこの本に出会いました。かつてミッキーマウスの憂鬱を読んだところなので今回はどんな物語に出会うかとワクワクして読んだら感動に包まれるどころか感動の渦に流されてしまいました。
こんなに温かい涙を流すのは久しぶりで、ディズニーって凄いなーってわかると思います。でもそれ以上に接客業についてやはり考えを改めざる終えないんですね。サービス業に関わる人の学びの上にディズニーの哲学がある気がします。これを読んで自分はこんな接客まだできないんだろうなって社会人一年目が思うんですけれど、ディズニーのキャストだと思ってもう少しお客様に踏み込めるって思えたんです。
特に夏休みの間に、読んでいただきたいです。 -
Posted by ブクログ
そうじは、汚れているからするのではなく、汚さないためにするんだ。汚せないくらい綺麗にすれば、捨てることに躊躇するんだよ。そうなれば、ゴミを捨てる人はいなくなる。劇場の舞台に、ゴミを捨てる観客はいないだろう?それと同じで、ここも舞台なんだ。僕らは、舞台を作るためのエンターティナーなんだよ」
この言葉を聞いて、掃除に対する印象が変わった。
オープン当時、カストーディアルはまさに裏方というイメージだった。それは、今から30年近くも昔のこと。それが今ではない多彩なパフォーマンスでゲストを楽しませつつパークの掃除や案内をするディズニーのキャストの中でも一番の人気職種になった。 -
Posted by ブクログ
人は綺麗にすればするほど汚さなくなる。
自分がこの本を読んで1番印象に残った言葉だ。
著者、鎌田氏は勤務していた商社を辞めて開園を控えた東京ディズニーランドで働くべく、新聞広告で見たオリエンタルランドの社員募集を見て応募する。
すべては新婚旅行で行ったカリフォルニアのディズニーランドに魅せられからだ。
しかしその後、驚くべきことに書類審査や面接で4回も落とされることになる。
ようやく念願叶って5回目の挑戦で採用となるのだが、配属されたのは清掃部門、しかも夜の清掃、ナイトカストーディアルだった。
鎌田氏は正直、がっかりしたと語っているが、気を取り直して清掃の仕事を学び始める。
そして、その清掃を学ぶ過程でディズニー哲学というべき、仕事を通じて人を幸福にする思想や考えに触れることになる。
ディズニーキャストのサービスの質の高さは今や誰もが知っていることではあるが、彼はその普通の人がディズニーマジックによって接客のプロになる秘密を知ったのだ。
そしてディズニーでも清掃は人々に夢を提供する大事な役割があることを知る。
やがてディズニーキャスト全体を教育する立場に昇格することになった鎌田氏、しかしそれは彼の人生にとっての通過点でしかなかった。
ディズニー哲学を元に人を幸福にする働き方を人々に教えたいと思った鎌田氏は、オリエンタルランドを退社し、ディズニーの教育理念を核とした人材育成や組織の在り方を教えるコンサルタント会社を立ち上げる。
顧客もいない中、旅行代理店と提携して講演会やセミナーを売り込む方法は、ディズニーキャストの働き方に注目が集まっていたこともあって、大当たりした。
順風満帆で成功した人生にもみえる鎌田氏だか、夢を諦めず何度も挑戦したことが幸運を引き寄せた、と自らが分析している。
また、意に沿わない環境だったとしてもそこで全力を尽くせば道が開けてくるのを本書は教えてくれている。
著者のディズニーランドでの清掃の師匠である、チャックボヤージンの言葉、冒頭に紹介した、綺麗にすればするほど〜は、単なる清掃を超えた哲学的真理に聞こえるのは自分だけだろうか?
不遇な環境に置かれた人々、夢と現実は違う、と思っている人に読んでもらいたい一冊である。 -
Posted by ブクログ
掃除という仕事の価値の革命 著者がディズニーランドに採用され、夜のカストーディアル(清掃員)に配置されたことをきっかけに、本番のディズニーを支えた掃除の神様「チャック・ボヤージン」氏から教わった仕事の在り方を4つの物語を通して伝える。
事実を基にした創作の話だが、清掃という当時社会的地位の低かった(現在もかもしれない)仕事に前向きに捉えられなかったり、人に隠してしまったりしていた従業員が、様々な出来事を通して仕事に誇りとやりがいを見出して行く様はとても感動的。
レンガを積む人のイソップ寓話にもあるが、目的意識の低い人は、何をしているのですか?と聞かれ、
「レンガを積んでいます」と答え、次の人は
「大きな壁を作っています」と答え、最後の目的意識が高い人は
「歴史に残る大聖堂を建てています」と答えた。
清掃員はただのゴミ拾いの人ではなく、夢と希望を与える舞台を作るキャスト。だからただゴミを集めるだけでなく舞台で踊るように拾ったり、ポップコーンを落とした子に魔法のカード(もう一度もらえる券)をもらったりできる。
自分の仕事の価値を再考し、高めるための考え方を身につけてられる良書。 -
Posted by ブクログ
読み始めて,数分で涙が溢れるほど,素晴らしい本。掃除は,肉体労働だし,ブルーワークだし,あまり良い仕事ではないと思われてるが,そんなことはないと改めて認識させられた。掃除を通じて,良き人間になるためにいったい何を学べるのか,どんな姿勢で掃除をするのか,掃除でどうしたら人を幸せに出来るのか,どんな些細な物事でもいくらでも考えよう,やりようはあるし,人を幸せに,夢を与えられるきっかけはある。人間として大切なことを,東京ディズニーランドの,カストーディアルという清掃の仕事を通して,学びたいとより強く思った。自身の仕事を心から認めてあげられていないお父さん,ただの繋ぎ仕事でやりがいを全く感じていない男性,親からそうじの仕事をしていることを反対されている娘。どの話も大きな学びとなった。
-
Posted by ブクログ
大人気のディズニーが人気な理由。もちろん、大人も子供も楽しめる場所。でも 本当はもっと深いところにも理由があったことをこの本で知ることができました。
キャストはお客様をもてなすこと、楽しませることが当たり前に思っていて 私自身も キャストのことを 気にせず 当たり前のように顔を見ていなかったような気がします。
新人研修のとき
「もてなされること」を体感する
これが研修の一つでもあること。
キャストがお客様をもてなすためには
もてなされる体感が必要
これって
ディズニーだけではなく
サービス業は 全て体感して欲しい。
私自身も 学べた一冊でした。。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ2022.9.6
◯時間 20分
◯目的 泣き崩れるほどのサービスって?
◯内容
ウォルトディズニーの言葉があちこちに書かれている。
(これが、暗記できない…)
お客様はサービスの神様
与えることは、最高の喜び
自分の喜びと満足
できない、ではなく、どうしたらできるか?
一部の不誠実な人(子どもの年齢をごまかして入園するしようとする客←本当は誤魔化していなかった)より、多くの誠実な人との信頼関係を大切にする。
お客様の声(クレーム)は、成長できるチャンス。
3/11のとき、ゲストに寄り添い、大きな混乱も事故もなかったのは、まさに、奇跡、と。
◯感想
「電車の中では読まないでください。」
泣き崩れてしまうから、と。
こういう前振りには、アンチになったしまうので…笑 そして、出来すぎでしょ?と思えなくもないけれど、日本で一番顧客満足度が高いと言われているディズニーランド、いろいろあるだろうなぁと思う。
すべては、お客さまのために。
生きる希望をも与える夢の国。
ここに働く人たちには、サービスの神様=お客様がついている。
結果として、自分のためになる、自分の喜びにつながる。
世界中がこんなふうになればいいけれど、だけど、そうなったら、温かさとか、喜びとかが、逆にわからなくもなるのかなぁ…とも。
わからない=穏やかな空間 でしょう。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ2022.9.5
◯時間 15分
◯目的 掃除の神様の教えって?
◯内容
自分自身が夢を持っていないと、人に夢を与えることはできない。
床に落ちたポップコーンを食べられるように。
チームでの仕事
掃除は汚れているからするのでなく、汚さないためにする。
綺麗だとゴミを捨てられない。
ポケットの10円
安全、礼儀、ショー、効率
キャストたちが温かい弁当を食べられるように電子レンジを→気持ちよく働いてもらうために。
夢の国での落としものは徹底的にさがす。
◯感想
夢の国で楽しんでもらうために、すべては、お客さまのために。
いやいや仕事をしていたら、それが、お客さまに伝わってしまう。自分が誇りを持って仕事ができるように。
確かに、ディズニーランドに行って、キャストから嫌な印象を受けたことがなかった。
掃除する人の動きは、流れるように美しかった。掃除さえもエンターテイメント。