あらすじ
本書は、ディズニーランドを舞台に、カストーディアル・キャスト(清掃員)たちによって繰り広げられる感動物語。
物語の舞台は、ディズニーの清掃部門、カストーディアル。そこで働くキャストたちの4つの人間ドラマで構成されている。本書に収録されているのは、「夢の国の落とし物」「月夜のエンターティナー」「魔法のポケット」「夢の、その先」の4つの物語。どれも感動的で、ディズニーの魔法に満ちあふれた物語だ。
そして、この4つの物語すべてに貫かれているのが、初代アメリカディズニーランドのカストーディアル・マネジャーで、ウォルト・ディズニーの信頼厚く、ディズニーの世界で「そうじの神様」と称えられる、チャック・ボヤージン氏の教え。
なぜ、ディズニーランドには夢と希望が満ちあふれているのか? なぜ、私たちはディズニーランドに引き寄せられるのか? その秘密を知っているのが、ディズニーの“そうじの神様”だった。
物語を通して、夢と感動で満ちあふれ、多くの顧客を魅了してやまないディズニーランドの秘密が明らかになると共に、「働くとは?」「夢とは?」「人生とは?」など「働くことの本当の意味」を問いかける。
※カバー画像が異なる場合があります。
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Posted by ブクログ
1時間程度で一気に読みました。読みやすくシンプルに心に残る本です。
私はシステムエンジニアとしてプロダクトを開発し運用する仕事をしていますが共通することが多く明日からもっと頑張ろうという気になりました。
若い方からベテランまで、老若男女にオススメします。
Posted by ブクログ
125ページと短い本だが、心温まるエピソードと共に大事な考え方を教えてくれる本だと思う。
全てはゲストのために。
今のディズニーランドは、開園当初の思いは受け継がれているのだろうか。
ここ20年ほど訪れていないが、また行ってみたいと思ってしまった。
Posted by ブクログ
心あたたまる1冊でした。
はるか昔、中学校の修学旅行で初めてディズニーランドに行く時、学校の先生がディズニーランドを説明した言葉が「ゴミがひとつも落ちてない場所」だったことを思い出しました。清掃員が夢を与えるなんて、当時は思ってもみないことだったなぁ。
どんな仕事にも、それ以上の価値を創ることが出来ること、諦めなければ夢は叶うこと、前向きな気持ちになれる1冊、年末に読めて良かったです。
Posted by ブクログ
ディズニーを支えるそうじの神様「チャック・ボヤージン」が教えてくれる言葉には、深みがあって心に残ります。
全ての仕事に言えることだと思いますが、ただ目の前の業務を淡々とこなすのか、その先を見据えて取り組むのとでは、その差は大きく変わってきます。
私もこの本から教わったこと胸に、仕事との向き合い方を考えようと思いました。
① 「子供がポップコーンを落としても、拾って食べられるくらい、綺麗にするんだよ」
② 「ダメだと思っても、信じる心を共有することで、限界を越えられる時が来る」
③ 自分自身が夢を持っていないと、人に夢を与えることはできない。
④ 親が子供から何かを教えられたとき、それはこの上ない恩返しの一つである。
⑤ 仕事とは、楽をする方が得とか、担当以外のことをしたら損とか、自分の都合のためにやるものではない。
⑥ 「あなたができるすべてをしなさい、そしてできる限り綺麗にしなさい」(ウォルト・ディズニー)