忍丸のレビュー一覧
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シリーズ第5弾。完結編
「序 章」 運命の日に
「第一章」 養父の背中
「第二章」 薄玻璃の幸福
「閑 話」 真贋問答
「第三章」 永遠に語り継がれる物語
「最終章」 わが家は幽世の貸本屋さん
今回の小ネタは背景が興味深すぎて
気持ちも脳みそもいっぱいいっぱいですよ。
東雲が東雲になるまでの話が興味深かった。
語り継がれる物語も、粋な演出にグッときました。
なにより、最終章がよかった。
※ ルネサンス三大発明
1450年ごろ、ドイツのヨハネス・グーテンベルクが活版印刷技術を開発。
「火薬」、「羅針盤」とともにルネサンス三大発明の一つと位置付けられています。 -
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シリーズ第4弾。
「序 章」 瑠璃色の春
「第一章」 麗らかな季節に戯れ遊ぶは山の神
「第二章」 北の外れで、終わりの続きを
「幕 間」 瞬間、交錯する
「閑 話」 切り取られた世界で僕たちは
「幕 間」 いつまでも狭い世界に沈む僕は
「第三章」 貸本屋ゆうれい
「第四章」 偽りの想いを花水木の願いに込めて
「終 章」 君だけの“居場所”
「余 談」 忠犬、ふたり
最重要顧客である山万加加智への水明の俺様接待がツボ!!
津軽海峡に住まう黒髪や太宰ネタも楽しかった。
何より水明の父親の歪みっぷりがスゴクって唖然。
でも、水明の髪が白くなった原因を作ったのは父親だからね。
水明の父親の犬神;赤 -
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シリーズ第3弾。
「序 章」 橄欖石の涙、黒猫の見る夢
「第一章」 神遊びの庭で
「第二章」 貸本屋の恋愛事情
「第三章」 幽世のメリークリスマス
「閑 話」 幸せの定義、幸せのありか
「幕 間」 狐面の男はひとり酔いしれる
「第四章」 安達ヶ原の母子
「終 章」 雪解けの日に
水明の母親、お豊さんの母親、夏織の母親の事。
血の繋がらずとも愛の深さは親と変わらない東雲やナナシ。
そして夏織が何故、幽世で暮らすことになったのか?
黒猫にゃあから聞かされた真実が衝撃的過ぎました。
あやかし流の愛は、十二国記の折伏した妖魔と麒麟のようで
妖しくて切ないです。 -
ネタバレ 購入済み
ハレム
出会った男性からハレムの奴隷は年季が明ければ自由になれると聞かされた藤姫はハレムに入る決心をしました。この男性はなぜか彼女にライラーと名乗るように言いました。そこに彼女を買った商人が戻ってきました。この商人はカマールという名のようです。カマールが戻ってきたときには既にこの男性はいなくなっていました。ハレムに入った彼女はどう振る舞うのでしょうか?
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ネタバレ 購入済み
神秘的
祖国では醜女と言われていた藤姫でしたが、この国では神秘的な顔つきだといって、多くの人が彼女を欲しがりました。騒ぎになりそうだったので、彼女を買った商人は自分の店に匿いました。店の中には先客の男性がいました。この男性は彼女を見咎めましたが、おなかをすかしていると知り、食事を出してくれました。それは懐かしい米の入った食事でした。次第にこの男性と打ち解けてきた彼女は自身の境遇を語り始めました。この男性は何者なのでしょうか?
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ネタバレ 購入済み
藤姫
極東の島国の領主の娘藤姫は同盟国の裏切りにより城が陥落し、両親と別れて異国に売られました。1年後、彼女はダリル帝国の首都アレハンブルに到着しました。彼女を買った商人は彼女を皇帝に献上すると言いました。これから彼女の運命はどうなるのでしょうか?
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後半の展開になんか既視感るな~と感じたがやっぱり一度読んだことあった小説だった。
世界感が鎌倉と喫茶店、妖怪のコンボに昔引かれた自分が時を得てまったく変わってなかったことを実感させられた。
鎌倉っていついっても風情があっていい。その舞台で妖怪達との交流が非日常感があってワクワクした。
朔之介さんの過去話は辛かったけど、みんなの協力のお陰で乗り越えられて良かった。いつもの味の珈琲を飲んでみたい。
菊江さんとの猫の話は切なかったが、きっと今まで幸せで悔いなどなかったのだろう。
豆腐小僧から発想を得た豆腐ハンバーグ美味しそうだった。
今ものすごく鎌倉行きたい。