あらすじ
「もしも、俺になにかなりたいもんが見つかったら、そん時はよろしくな」
東雲は夏織の“父”になりたかった……。
夏織は東雲の“娘”になりたかった……。
幽世唯一の貸本屋を営むあやかしで付喪神の東雲と人の子である夏織。
異種族の父娘(おやこ)に今、それぞれの決断の時が訪れる――。
笑いと涙と人情の、どこか優しい幽世の物語
――堂々完結!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
突然東雲が仕事について来いと
夏織は混乱するよね
それが東雲の仕事の引き続きになるとは思いもしないよ
本体の修復不可能で余命宣告されたのを娘に言えない気持ちもわかる
夏織も他人から余命の事を聞いてショックだし
大好きな父が死んでしまうってわかって不安や理不尽さ、嫌悪感もあっただろう
でも色んな妖しや水明、ナナシ母、クロ、にゃあさん達に支えられてこれからも進んでいくんだろう
Posted by ブクログ
シリーズ第5弾。完結編
「序 章」 運命の日に
「第一章」 養父の背中
「第二章」 薄玻璃の幸福
「閑 話」 真贋問答
「第三章」 永遠に語り継がれる物語
「最終章」 わが家は幽世の貸本屋さん
今回の小ネタは背景が興味深すぎて
気持ちも脳みそもいっぱいいっぱいですよ。
東雲が東雲になるまでの話が興味深かった。
語り継がれる物語も、粋な演出にグッときました。
なにより、最終章がよかった。
※ ルネサンス三大発明
1450年ごろ、ドイツのヨハネス・グーテンベルクが活版印刷技術を開発。
「火薬」、「羅針盤」とともにルネサンス三大発明の一つと位置付けられています。